飲料自販機におけるキャッシュレス決済利用状況に関する調査結果

株式会社エム・ピー・ソリューション(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤栄治)は、飲料自販機における決済利用状況に関する調査を実施しました。この調査は、東京に住む15歳から69歳の男女597名を対象に、過去1年以内に飲料自販機を利用した人々の意見を集めたものです。

調査結果の概要

調査の結果、飲料自販機を利用する際にキャッシュレス決済を選ぶ人が70%以上であり、特に交通系ICカードなどの非接触決済が主流であることが明らかになりました。

さらに、10代の利用者の約半数は現金決済を選択していることがわかりました。

キャッシュレス決済を利用する理由は「決済がスムーズだから」との回答が最も多く、ポイント還元を重視する傾向が見られ、特に50代・60代の利用者に顕著でした。

また、キャッシュレス決済に対応していない飲料自販機では、約60%の利用者が購入を諦めた経験があることから、キャッシュレス対応が販売機会の損失につながる可能性が示唆されています。

飲料自販機利用時に最も適用される決済方法は?

飲料自販機での決済方法について調査したところ、現金を最も多く利用する割合は29.8%で、対してキャッシュレス決済を利用する人は70.2%に達しています。このデータから、キャッシュレス決済の利用者が非常に多いことが確認されました。特に、交通系ICカード、電子マネー、クレジットカードの「非接触決済」が40%以上を占める一方で、PayPayや楽天ペイ等の「QRコード決済」は21.8%でした。

世代別に見た場合、全ての年代でキャッシュレス決済を使用する人が半数以上を占めており、特に20代から40代にかけては75%以上がキャッシュレス派という結果が得られました。10代では53.6%がキャッシュレス決済を利用しているものの、他の年代に比べて低めの数字となっています。

キャッシュレス決済の利用状況

キャッシュレス決済を利用する理由は何ですか?

飲料自販機におけるキャッシュレス決済の利用理由の中で最も多かったのは「決済がスムーズに行えるから」で、337人がこの意見を挙げました。次いで「ポイントが貯まるから」との理由が145人から選ばれ、ポイント還元が利用者の購買行動に影響を与えていることがわかります。他にも「現金を取り出すのが面倒」「小銭を持ちたくない」などの自由回答も寄せられました。

キャッシュレス決済の理由

世代別に分析すると、「ポイントが貯まるから」を理由に挙げる割合は10代が最も低く17.3%であり、一方で50代・60代では約45%がこの点を重視していることが明らかになりました。年齢層が上がるにつれてポイント付与を意識した利用が進む傾向が見受けられます。

飲料自販機の利用状況

キャッシュレス非対応の自販機で購入を諦めたことはありますか?

調査対象者に「キャッシュレスに対応しない飲料自販機で購入を諦めたことがあるか」と質問したところ、全体の約56%が「諦めたことがある」と回答しました。この結果から、キャッシュレス決済に非対応であることが事業者にとって販売機会の損失をもたらす可能性があることが示唆されています。

キャッシュレス非対応の自販機

まとめ

本調査により、飲料自販機の利用者がキャッシュレス決済を便利な手段として受け入れていることが示されました。70%以上がキャッシュレス決済を利用しており、「決済がスムーズだから」という意見が約80%を占めています。また、ポイント還元についても多くの支持があり、特に50代、60代ではこの点が重視されています。

加えて、キャッシュレスに非対応の自販機で購入を諦めたことのある割合が56%に達していることから、事業者が失っている販売機会の大きさがうかがえます。

以上の結果から、飲料自販機ビジネスでは「決済のスムーズさ」や「ポイント還元」のニーズに応えるキャッシュレス決済が求められ、販売機会を確保するためにも多様な決済手段を提供することが重要であると言えるでしょう。

出典元:株式会社エム・ピー・ソリューション プレスリリース

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