ナイル社が実施したAIアプリに関する調査結果を発表 - 利用状況と認知度の実態

アプリ紹介サービスを運営するナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高橋飛翔、以下ナイル)は、2025年3月10日から3月19日の期間、男女2,148名を対象にスマートフォン用のAIアプリに関するアンケート調査を行いました。

アンケート調査結果詳細

  • 全体の65.4%がAIアプリを一度も利用したことがないと回答
  • 「AIアプリは知っているが利用したことがない」との回答はAIアプリ未利用者の66.7%
  • AIアプリを使用している586人のうち、55.3%が週に2日以上の利用
  • AIアプリの主要な利用目的は「検索機能」と「文章生成」である
  • AIアプリ利用者の63.1%は「chatGPT」を使用し、「Google Gemini」が次いで多い
  • 「最初に触れたアプリをそのまま使い続けている」との意見も多く見受けられる

調査概要

  • 調査対象:15歳以上の男女2,148人
  • 調査機関:自社調査(調査ツールFastask使用)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2025年3月10日~3月19日
  • 有効回答数(サンプル数):2,148

65.4%の人がAIアプリを一度も利用したことがない

Q.あなたはスマホ用のAIアプリを利用していますか?

調査対象の15歳以上の男女2,148人にスマホ用のAIアプリの利用状況を尋ねたところ、1405人(全体の65.4%)が「一度も利用したことがない」と回答しました。

また、「以前に利用していたが、現在は使っていない」という回答は157人(7.3%)、そして「現在利用している」と答えた人は586人(27.3%)でした。

AIアプリを利用したことがない中で66.7%が「知っているが利用したことがない」と回答

Q.なぜAIアプリを利用していないのですか?※複数の選択肢が当てはまる場合は、一番強く感じる理由を選択してください

「一度も利用したことがない」と回答した1405人に利用していない理由を尋ねると、「AIアプリは知っているが、利用する場面がない」という回答が最も多く534人(38%)、次いで「AIアプリを知らない」が445人(31.7%)という結果となりました。

加えて、「AIアプリは知っているが、利用シーンがない」「AIアプリは知っているが、使用したくない」「AIアプリは知っているが、使い方を調べるのが面倒」といった理由も合わせると、合計938人に達し、66.7%が「AIアプリは知っているが利用したことがない」と答えました。

AIアプリ利用者の55.3%は週に2日以上使用

Q.AIアプリをどの程度利用していますか?

「AIアプリを利用している」と回答した586人に、利用頻度を尋ねたところ、「週に2~6日程度利用している」という回答が最も多く195人(33.3%)、続いて「毎日利用している」と答えた129人(22%)となりました。

AIアプリ利用者の55.3%が週に2日以上使用しており、日常生活に欠かせない存在であることが分かります。

AIアプリの主な利用用途は「検索機能」と「文章生成」

Q.AIアプリの主な用途は何ですか?

AIアプリの主な利用目的についての質問では、「検索機能」が最も多く120人(20.5%)、次いで「文章生成、編集」が118人(20.1%)、さらに「AIチャット、対話」が97人(16.6%)という結果となりました。

AIアプリ利用者の63.1%が「chatGPT」を使用。「Google Gemini」がそれに続く

Q.使用しているAIアプリは何ですか?(複数回答可能)

AIアプリの中で最も多く利用されているのは「ChatGPT」で370人(63.1%)、続いて「Google Gemini」が239人(40.8%)という結果が示されました。この2つのアプリは他のアプリと比べて特に多く利用されています。

また、「ChatGPT」と「Google Gemini」を利用する理由についても調査しました。

Q.「ChatGPT」を利用する最も大きな理由は何ですか?(自由記述)

「ChatGPT」を最も利用している83人にその理由を尋ねたところ、上位に挙げられた意見は「使いやすい」(18人)、「有名で利用者が多い」(13人)、「最初にインストールしたアプリだから」(7人)というものでした。

さらに「対話目的で、フレンドリーに接してくれるから」や「利用者が多く、関連情報も収集しやすいから」という意見も見受けられました。

Q.「Google Gemini」を利用する一番の理由は何ですか?(自由記述)

「Google Gemini」をよく利用する42人に理由を尋ねたところ、「使いやすい」という声が6人、また「スマートフォンやPCに最初から搭載されていたから」という回答も同様に6人が挙げました。

さらに「Google関連サービスとの互換性が高いから」や「柔軟な回答が得られるから」といった意見もあり、「多くのアプリを吟味したわけではなく、初めて触れたアプリをそのまま使い続けている人が少なくない」実態が明らかになりました。

AIアプリ未利用者の66.7%は「知っているが未利用」、利用者は「週2日以上使用」が半数を超える

今回の調査によると、一度もスマホ用AIアプリを利用したことがない人は全体の65.4%を占め、その中で「AIアプリは知っているが利用したことがない」と答えた人は66.7%に達しました。

一方、AIアプリ利用者の55.3%は週に2日以上使用しており、日常生活においての役割が強まっていることが示されています。

最も利用されているAIアプリは「ChatGPT」(63.1%)で、「Google Gemini」(40.8%)がそれに続きます。また、「最初に触れたAIアプリをそのまま利用している」との回答も多く、利便性だけではなく、初めて触れたアプリが利用継続に大きな影響を与えていることが浮き彫りになりました。

※本アンケートの結果は、数値が四捨五入されているため、合計が100%にならない場合があります。

出典元:ナイル株式会社 プレスリリース

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