株式会社True Data(トゥルーデータ)は、伊藤忠商事株式会社との間で資本業務提携契約を締結したことを発表した。この提携により、両社は新たなサービス「FOODATA ID-POS powered by True Data」を提供し、True Dataが手掛けるID-POS分析・開示システム「Shopping Scan」の販促強化を図る。
伊藤忠商事は、グループ全体で約1万社にわたる食品メーカーや小売業者との取引を通じて、データマーケティングの重要性が増している。これに応える形で、2021年7月からデータ分析システム「FOODATA」の提供を開始し、食品業界でのデータ活用推進に努めている。
一方、True Dataは、全国で約6,000万人の顧客を扱い、年間5兆円規模のID-POSデータを処理するプラットフォームを持つ。このプラットフォームは、ビッグデータの分析から活用までを一貫して行うための技術とノウハウを搭載しており、200社以上の食品メーカーや日用品メーカー、小売業に対しID-POSデータ分析システムを提供している。
今回の提携により、伊藤忠商事の「FOODATA」とTrue DataのID-POSデータおよび分析システムが融合し、新サービス「FOODATA ID-POS」が2025年1月から食品メーカー向けに提供される予定である。このサービスは双方のリソースを駆使し、日本国内の大規模なデータに基づいた高度な分析機能を提供する。専門的な深掘り分析を必要とする企業から、初めてID-POSデータを利用する企業まで、多様なニーズに応じた契約プランやサポート体制を整え、食品メーカーによるデータ活用の促進を目指す。

True Dataが提供する全国の統計化された購買データは、店舗や個人を特定する情報を含まない。
テクノロジーの進化を背景に、大企業から中小企業まで、あらゆる企業がデータ活用に取り組む「DXの民主化」が進行している。データと知恵で未来をつくるという企業理念を掲げるTrue Dataは、全ての企業がデータを効果的に活用し、幸福を生み出せる社会の実現を目指し、ビッグデータとAI、現場でのデータ活用ノウハウを統合した事業領域を拡大していく方針である。
出典元:True Data