
株式会社僕と私とがZ世代、Y世代、X世代を対象に行ったカスタマージャーニー調査の結果が発表されました。この調査では、各世代の消費行動の分析とSNSの影響について詳しく掘り下げています。
カスタマージャーニーとは、消費者が商品について認知し、興味を持ち、実際に購入するまでのプロセスを示しています。この調査では、特にZ世代が商品を認知してから購入に至るまでの流れを詳しく分析し、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の役割に注目しています。
調査結果によれば、購買プロセスは「①興味関心→②情報収集・理解→③比較・検討→④購入」となっており、世代や商品カテゴリーによって異なる傾向が見られました。また、InstagramやTikTokといったSNSの使い分けについても詳細に分析されており、特にマーケティング担当者にとっては参考になる情報が提供されています。
なお、こちらのプレスリリースは調査結果の一部をお届けするものです。詳細な結果については、調査メディア「Zview」にてご確認いただけます。
【調査サマリ】
- Z世代の6割以上がSNSを通じて商品を認知
- 「衣類・ファッション」の比較・検討はSNSで非常に活発
- Z世代が認知する媒体には「テレビ」「Instagram」「TikTok」が含まれる
- 商品の比較・検討には、テレビとSNSが主要な情報源
- Z世代は直接的な体験よりも他者のレビューを重視
- Z世代が購入に至るプロセスではInstagramが大きな影響を持つ
- 香水の購入には「価格」が全世代において重要視される
- Z世代の73.0%が購入後にレビューや感想をシェアする
Z世代の6割以上がSNSを通じて商品を認知

Z世代の消費者が商品やサービスを認知する要因について調査を行った結果、38.3%の回答者が「当てはまるものがない」と回答しました。このことから、他の世代よりもSNSが認知を促進する割合が特に高いことが分かります。「衣類・ファッション」や「化粧品」、さらには「飲食店」などでは、SNSの影響が特に顕著です。
対照的に、X世代ではSNSの影響が50.9%と、世代が上がるにつれてSNSの影響力が低下している傾向が見られました。
「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討が盛ん

さらに、SNSを使用した商品やサービスの比較・検討について尋ねた結果、Z世代の「当てはまるものはない」との回答は42.7%と、全世代で最も低い結果を示しました。これはZ世代がSNSの影響を強く受けていることを示しています。特に「衣類・ファッション」に関しては、SNSから常に情報を収集し、比較・検討が行われています。
この調査結果から、Z世代が商品を検討する際にSNSが重要な役割を果たしており、これが世代間での購買行動の違いを生み出していることが確認されました。

具体的な事例として、「香水」に関するZ世代のSNS利用についても詳しく調査しました。香水は「匂い」といった感覚に基づく選択が重要ですが、それでもSNSが情報源として不可欠であるという結果が得られました。
調査概要
調査名:Z世代/ミレニアル世代/X世代に聞いた!商品カテゴリー別カスタマージャーニーに関する調査
対象条件:全国の15~27歳(Z世代)、28~43歳(ミレニアル世代)、44~59歳(X世代)
調査期間:2024年8月7日から26日
調査方法:インターネットを使用したアンケート調査
調査有効回答数:スクリーニング調査4000人(Z世代1117人、ミレニアル世代1459人、X世代1424人)、本調査1786人(Z世代671人、ミレニアル世代565人、X世代550人)
調査結果を参考にされる際は、出典元が「僕と私と」であることを明記してください。
出典元:株式会社僕と私と プレスリリース