株式会社ショシナビが、株式会社メルカリと業務提携を結んだことが発表されました。ショシナビが提供する古物商許可申請の代行サービス「ショシナビ古物商」は、2020年10月のサービス開始以来、累計で2,000以上の事業者に利用されています。この提携の目的は、「ショシナビ古物商」の顧客に対し、メルカリが提供する「メルカリShops」の活用を支援することです。

「メルカリShops」は事業者向けの商品販売プラットフォームですが、一方で通常の「メルカリ」はC2C(消費者間取引)プラットフォームであり、個人が不要品を販売する場として広く使われています。しかし、現在では一般の方が中古品を転売するビジネスが行われており、これはメルカリが意図する使用方法とは異なると言えます。今回の提携を通じて、ショシナビは法令に則った古物商の体制の構築を支援し、「メルカリShops」を効果的に利用する方法を提供し、事業者の成長を促進していく方針です。

提携の背景には、警察署などの関係機関からの要請があります。警察署では、古物事業者がインターネットを通じて古物を販売する際に必要な手続き(URLの届出)において、C2Cプラットフォーム利用時に書類に不備が生じやすいことが指摘されています。ショシナビはこれまでにも各都道府県の警察本部からの要請に応じて、他の都道府県向けの添付書類の情報提供などを実施し、警察署の審査効率の向上に寄与してきました。今後は民間企業として、メルカリに向けた古物商の審査業務においても提案を行い、全体の手続きの効率化を目指していきます。これにより、関係者全てにとって手続きが簡素化され、円滑な業務運営が行えるようになることが期待されています。

この業務提携を契機に、ショシナビは古物事業者とメルカリ、さらに関連する公的機関とのコラボレーションを強化し、社会的役割を果たす所存です。今後もメルカリとの協力を進め、両社の成長に向けた新たな取り組みを模索していく予定です。

代表者メッセージ

古物商許可申請に特化した事務所運営を通じて、ショシナビでは古物事業者が直面する課題や悩みに関する知見を深めてきました。今後は許可申請手続き支援を超え、事業者のビジネス成長を支援する存在として、自らの成長も目指していきます。

ショシナビは行政と民間の中間的な役割を活かし、業界全体の発展に貢献する意向です。引き続きご支援のほど、お願い申し上げます。

※「ショシナビ古物商」は、株式会社ショシナビがWEBシステム等の提供を行い、ショシナビ行政書士事務所が行政書士業務を担う仕組みで運営されています。古物商許可申請代行は、行政書士法に基づき、行政書士が独占的に行う業務です。

出典元: 株式会社ショシナビ

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ