広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」を提供する株式会社イルグルム(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:岩田 進)は、事業会社・広告代理店のWebマーケター201名を対象に、Webマーケターの関心調査2024を実施しましたので、お知らせいたします。

調査の背景

 近年、オンラインにおけるプライバシー保護への関心の高まりやWeb上のユーザー行動の変化などWebマーケティング業界において、急速な変化が起きています。そこに携わっているWebマーケターの最新動向を把握するため、Webマーケティングに携わる201名を対象にアンケート調査を行いました。

調査結果

1. 約9割が、「2024年以降のChromeのサードパーティーCookie廃止」を認識

「Q1.あなたは、2024年にChromeのサードパーティーCookieが廃止になることを知っていますか。」

(n=201)と質問したところ、「知っている」が85.6%、「知らない」が13.9%という回答となりました。

・知っている:85.6%

・知らない:13.9%

・わからない/答えられない:0.5%

2.2024年度のWebマーケターとしての関心事項、第1位「Cookie規制に伴うChromeのサードパーティーCookieの廃止」

「Q2.2024年度に、Webマーケターとして気にするべきだと思う事項を、上位3つまで教えて下さい。(上位3つまで)」(n=201)と質問したところ、「Cookie規制に伴うChromeのサードパーティーCookieの廃止」が57.7%、「データプライバシー規制の強化」が51.7%、「マルチチャネル戦略」が34.8%という回答となりました。

・Cookie規制に伴うChromeのサードパーティーCookieの廃止:57.7%

・データプライバシー規制の強化:51.7%

・マルチチャネル戦略:34.8%

・インタラクティブなコンテンツ:24.4%

・新しいデジタル広告プラットフォームの出現:23.9%

・生成AI活用:19.9%

・ユーザー体験(UX):18.9%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:3.0%

3. 92.4%が、サードパーティーCookieの廃止による「広告運用への影響」を懸念

Q1で「知っている」と回答した方に、「Q4.あなたは、サードパーティーCookieの廃止について、広告運用への影響をどの程度懸念していますか。」(n=172)と質問したところ、「非常に懸念している」が45.9%、「やや懸念している」が46.5%という回答となりました。

・非常に懸念している:45.9%

・やや懸念している:46.5%

・あまり懸念していない:7.0%

・全く懸念していない:0.6%

・わからない/答えられない:0.0%

4. まとめ

今回は、事業会社・広告代理店のWebマーケター201名を対象に、Webマーケターの関心調査2024を実施しました。

 まず、Webマーケターの約9割が、2024年のChromeのサードパーティーCookie廃止を認識しており、2024年度のWebマーケターとしての関心事項としても、第1位「Cookie規制に伴うChromeのサードパーティーCookieの廃止」(57.7%)という結果になりました。また、Webマーケターの92.4%が、サードパーティーCookieの廃止による「広告運用への影響」を懸念しています。

 今回の調査では、ChromeのサードパーティーCookie廃止がすすむなか、Webマーケティング業界が大きな転換期を迎えていることが明らかになりました。各企業はサードパーティーCookie廃止への対策を迫られていますが、これを機に、データプライバシーに対応した持続可能なマーケティングのあり方へとシフトすることが求められています。広告の効果を正確に測定し、データ活用の新たな方法を模索することが、今後の成功の鍵となるのではないでしょうか。

調査概要

調査概要:Webマーケターの関心調査2024

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2024年2月5日〜同年2月9日

有効回答:事業会社・広告代理店のWebマーケター201名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

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