インスタはビジョンから始まる!ブランドの世界観を表現するインスタ運営とは

普段、ブランド様や企業様のSNSを主軸としたプロモーション支援をしています櫻井と申します。X(旧Twitter)では「インスタ兄弟」という夜中にパッと思いついたいい加減な名前で活動しています。

なので日々、引き出しを増やすためリサーチを欠かさず行いますが、その中でこれをやっておいたらブレないインスタ運用ができるのではと思ったことがあり、コマースピックさんのお力を借りて文字に残したいと思います。

この記事を読んでいただければ、今後の運用に一貫性が生まれ、より継続的なファンづくりが可能になるはずです。

1章 ビジョンとは?

まず、本タイトルで「インスタはビジョンから始まる」と豪語してしまったので、1つずつ噛み砕きます。

「ビジョン」を辞書で調べると、

・ビジョン
将来見据えた目標理想を指す言葉です。

そのため、ここではビジョンを「理想」と定義します。ビジョンを理想と定義したとき、あなたの理想の社会はどんな社会でしょうか?はたまた社会というほど大規模ではなく、もっと小さい規模での理想なのか、などさまざまな理想があると思います。

その理想を追求することこそが、ビジョン形成の第1歩です。各々によって理想となる実現したい社会があると思います。それは自身の負の感情から生まれることが多いです。そして負の感情から生まれるエネルギーは強力なものになります。

ここでは例として、日々の暮らしに満足していない、という負の感情を持っている人が持つ理想の社会を「豊かな暮らしが実現する社会」と設定します。

2章 ビジョンからコンセプトが決まる

さあビジョンが決まりました。次にビジョンを達成するための手段を考えます。
その手段の判断軸となるのが、コンセプトです。

第2章の題目の通り、「ビジョンからコンセプトが決まる」。
では、ビジョンである、「豊かな暮らしが実現する社会」をもう少し解像度高くしてみましょう。

そこで豊かな暮らしとは?と自身に問いかけて、自身の豊かな暮らしを実現するための要素を洗い出します。

まず「豊かな暮らしが実現できる社会」の解像度を上げるために、辞書を使います。

  • 豊かな...ゆとりが見えるほど満ち足りた状態であること。
  • 暮らし...生きて活動していること。
  • 実現...実際に現れること。現実化すること。
  • 社会...集まって生活を営む、その集団。同類のなかま。

こうすることで自身が実現したい社会の解像度がより高くなります。
そうすると、ビジョンを噛み砕いた後に自分自身のなかでビジョンを実現するための暮らしが徐々に浮かんできます。

例えば、

  • 満ち足りた暮らし
  • 自分が満ち足りる、好きなものに溢れている暮らし
  • 子供とワイワイ遊べるくらいゆとりのある暮らし

とします。このとき、他人に聞くことも良いですが、どちらかというと自分自身に唱えることがおすすめです。

ここでは「子供とワイワイ遊べるゆとりのある暮らし」をコンセプトとしましょう。

3章 コンセプトからインスタ運用が決まる

コンセプトができました。次にインスタ運用です。
インスタグラムの特徴を説明すると、インスタグラムは最初、写真アプリとして立ち上がりました。そのため、インスタグラムは自身の世界観や好みを表現する場となるSNSとして確立しています。

また、インスタグラムは自身の思いを表現する場でもあるため、ビジョンやコンセプトが必要になるのです。題目の通り、コンセプトからインスタは作られます。すなわちコンセプトから落とし込んだものがインスタで表現されるべきなのです。

例をもとにやってみましょう。今回設定したコンセプトは「子供とワイワイ遊べるゆとりのある暮らし」です。子供とワイワイということは、メインターゲットはお子さんとともに遊ぶ、20代〜50代のママさんパパさんと想定できます。

そこからさらにコンセプトの暮らしとは一体どのような暮らしかをリサーチし、なんとか自身の正解となる暮らしを見つけ出す必要があります。

その暮らしを見つけ出したら、自分の中で絵を作り出します。どういった絵の暮らしがコンセプトやビジョンの実現化につながるのか、それを作り出すことでどういう商品展開がいいのか、どういう発信内容がいいのか、決まるはずです。

例えば、「子供とワイワイ遊べるゆとりのある暮らし」で想定してみます。子供とワイワイ遊べるゆとりのある暮らしには、子供がおもちゃで遊びながら親がそれを見て微笑んでいる場合、お父さんとゲームをして遊ぶ場合、家族団欒しながらワイワイ話す場合、などたくさんのシチュエーションが考えられます。そのシチュエーションを自分の中で想定し、その想定した絵を画像に落とし込み、それをインスタで実現するべきです。

そしてそのコンセプトにあった世界を作り出すために商品があり、こういう使い方をするとこのブランドが実現したい世界に近づけるよ、ということを伝える場がインスタグラムだと思います。

他の業界でも同じです。ダイエットであれば、なかなか忙しくて、運動する時間がない、疲れてできない、、、という負の感情があったとします。そこから日常の中にダイエットを組み込む、食事習慣を変えるダイエット方法の実現につなげることも想定できます。すなわち自身の考えをもとにした痩せ方を追及する形になります。

美容でも同じで、今の美容の現状から負の感情を感じ、そこから実現したい美容の社会を言語化する。そこから解像度を高め、コンセプトを設計し、インスタに取り込む。この流れはどの業界でも言えるのでぜひ活用ください。

今後やるべきインスタ運用とは

今後やるべきインスタ運用は、むやみやたらにバズを狙いすぎないことです。確かにバズを生めればたくさんのリーチが取れて売上につながるかもしれません。

ただ売上ばかり求めるブランドは淘汰されていく時代だと思っています。なので、自身のビジョンやコンセプトをしっかり設計して、そこから社会像を想定し、インスタでのコミュニケーションを設計していくべきです。

もしビジョン設計やコンセプト設計、そこからどのような表現(発信)をすれば良いかわからない、という場合は、X(旧Twitter)のインスタ兄弟のDMにいただければと思います。 

反響があれば連載の可能性があるのでもっとお役立てできるコンテンツを提供できるかもしれません。ぜひXにてシェアお願いします。笑

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