動画で魅せる、成果を伸ばす!LPの成功につながる動画活用術

EC企業のマーケティング活動において、動画は幅広い場面で活用されています。ここ数年の間だけでも、動画広告の普及や、TikTok・Instagramリールなどの縦長動画の台頭により、動画市場は大きな変革を遂げています。当社が提供する動画制作ツール「LetroStudio」は、これまで多くのEC企業の動画制作を支援してきました。近年では特に、動画をLP(ランディングページ)に組み込む事例が増加し、その効果が実証されています。それでは、LPにおいてどのような動画の活用が効果的なのでしょうか。本記事では、LPで動画を活用する際の効果や、動画制作時の留意点、さらに成功事例について詳しく解説いたします。

LPに動画を導入するメリットとは

最近、これまで静止画だったコンテンツを動画に変えることで獲得成果を向上させる事例が増えています。まず初めに、LPに動画を導入することで得られるメリットについて詳しく解説していきます。

メリット1:視覚的インパクトの向上

動画の魅力は、何と言ってもその視覚的なインパクトです。人間は視覚情報を優先的に処理するため、魅力的な動画コンテンツは、ユーザーの目を引く力があります。LPにおいても、製品の魅力や特長を目に見える形で提示することで、ユーザーの興味を惹きつけることができ、購買意欲の増加につなげることができます。

LPを動画に入れることで視覚的なインパクトが向上

メリット2:複雑な情報の伝達

一般的なテキストや静止画では、複雑な情報を効果的に伝えるのが難しいことがありますが、動画は視覚的な説明を通じて、商品やサービスの詳細をわかりやすく伝えることができます。1分間の動画はWebサイト約3,600ページ分の情報量に相当すると言われるほどです。動画を通じてより鮮明な情報が伝達されることで、ユーザーの商品・サービスへの理解度・信頼感を高めることが可能となります。

メリット3:インタラクティブな要素の組み込み

動画には、ユーザーがコンテンツに対してアクションを起こすインタラクティブな要素を組み込むこともできます。例えば、クリック可能なCTA(Call to Action)を動画内に設置することで、関連する情報に迅速にアクセスできるようにすることが可能となります。

効果的な動画制作のためのポイント

LP上のすべてのコンテンツを動画に変えれば成果が向上するわけではありません。効果的な動画を制作するためには、どのような要点を押さえるべきかを解説していきます。

ポイント1:FV(ファーストビュー)コンテンツを動画化する

広告経由でLPに流入してきたユーザーは、商品に「少し興味がある」段階です。そのためFVのコンテンツを充実させ、ユーザーの興味を惹きつけることが重要です。冒頭で、累計出荷本数や主要な特徴などのインパクトある情報を端的に表現することによって、ユーザーの離脱を防ぐことができます。

LPのファーストビューを動画化

その際に、人間の自然な視線導線を意識して動画を作ることが重要なポイントです。視線誘導を意識することで、ユーザーに見せたい情報の順序を意図的にコントロールすることができます。ユーザーは情報の正しい順序を無意識に導き出すことができるため、ストレスなく画面を見続けることができます。

ポイント2:広告よりも濃い情報提供を意識する

ユーザーは広告を閲覧し、クリックした上でLPに訪れているため、再び「売り込み要素の強い」広告動画をLP上で見せる必要はありません。このタイミングで大切なのは、ユーザーの関心を引き続けるために、広告で提供されていないより深い情報を提供することです。

例えば、その商品にはどのような特徴があるのか、実際にどうやって使うのか、他の顧客の声といった情報提供メインで訴求することをオススメします。

ポイント3:ヒートマップが青色の部分を動画化する

LPにおいて、静止画やテキストによる商品などの説明が長い箇所は、情報量が増えてヒートマップが青色になってしまう現象(離脱率が高くなる)がよく見受けられます。これを解決するためには、動画を活用して、ユーザーがスクロールせずとも情報を得られるような構成に変更することが有効です。

また、動画の終盤で明確なCTAを設置し、次のステップへのアクションを促すことも有効です。動画は情報理解度を高める効果もあるので、購買意欲が高まった顧客を逃さないためにも、CVボタンの近くに動画を設置することでCVRの向上が期待できます。

最適な動画環境を構築するために

動画を組み込んだLPを構築する際、通常のLP制作費に加えて、動画ごとに制作コストが追加されることが一般的です。WebCMのようなクオリティのものだと50〜500万円、商品紹介動画で30〜100万円、SNS広告動画で1〜10万円が動画1本あたりの相場となります。

一方でここまでの予算をねん出することは難しいという企業も少なくないはずです。そういった場合には、動画制作の内製化がオススメです。社内で動画を制作することによって、コストを削減できる可能性が大いにあります。

社内のクリエイティブチームやリソースを活用する方法や、弊社が提供する「LetroStudio」をはじめとした非デザイナー向けの動画制作ツールを導入して制作する方法があります。また、手始めにスマートフォンで撮影した映像を活用して、無料の動画編集アプリを使用して編集する方法も有効です。

ここで最も重要なのは、動画は一度作って終わりではなく、数値データを見ながら動画コンテンツを運用していくことによって成果向上が期待できるということ。そのためにも、継続的に動画を制作し続けることを意識して、制作環境・フローの構築が大切です。

動画制作にもPDCAサイクルが必要

静止画からの転換で躍進した制作事例

最後に、LPに動画を組み込むことで獲得成果が向上した事例をご紹介いたします。

DMJえがお生活

健康食品やサプリメント、化粧品などを販売するDMJえがお生活(株式会社ディーエムジェイ)は、LPのコンテンツを40秒ほどに凝縮した動画を作成し、LPのファーストビューに置いています。

その結果、ファーストビューに静止画を掲載していた従来のLPと比較してCVRを平均1.25倍(最大1.7倍)向上させることに成功。さらに、このファーストビューに動画を置いた新LP経由では、「おてがる定期コース」ではなく期間の長い「3か月ごと基本コース」に申込むユーザー数が、従来のLP経由と比較して16%も増加しました。

ZENB JAPAN

ミツカングループで、黄えんどう豆100%の新主食「ゼンブヌードル」「ゼンブマメロニ」「ゼンブミール」などを販売するZENB JAPAN(株式会社ZENB JAPAN)は、LP上の複数の静止画コンテンツを動画化しています。

1から動画コンテンツを企画・制作するのではなく、既存の静止画コンテンツのテキスト部分にアニメーションを加えたり、料理の写真に湯気のエフェクトを加えたりする動画を制作。動画化することで情報がユーザーにより届きやすくなり、CVRを1.47倍向上させることに成功しました。

まとめ:LPへの動画活用で広告効果の向上を

LPに動画コンテンツを拡充していくことで、CVRの向上やページ滞在時間の増加が期待されますが、動画の内容や配置によってその効果は大きく異なります。LetroStudioでの支援実績からも、動画コンテンツの運用実施・未実施による成果の違いは明白となっており、広告クリエイティブやLPOの要領でA/Bテストを行って検証を重ねることがとても重要です。

LetroStudioでは、これまで培ってきたLPにおける動画制作の知見を活かして、LP各所で使えるテンプレートや素材を拡充させてきました。そのため、企業は企画・構成に割く時間を最小限に抑え、利用目的に合わせた質の高い動画コンテンツを制作することが可能です。LP向けの動画制作をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。

サービス詳細:https://service.aainc.co.jp/product/letrostudio/

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