台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイトとしてNo.1のユニークユーザー数を有する「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する株式会社ジーリーメディアグループ(本社:東京都渋谷区 支社:台湾台北市、代表取締役:吉田皓一)は、本サイトのユーザーである台湾人・香港人を対象に、Web上で「訪日旅行のお買い物に関する調査」を実施し2,634名から回答を得ました。
- 調査背景
観光庁(訪日外国人消費動向調査)によると、2023年1-3月期の台湾人旅行者1人当たりの旅行支出額(観光・レジャー目的のみ)は182,963円と、2019年比で51.7%増加しています。1人当たりの費目別旅行支出(観光・レジャー目的のみ)は宿泊費55,760円、飲食費37,719円、交通費18,890円、娯楽等サービス費7,927円、買物代62,666円と、買い物にかける費用が最も高いです。そこで今回、具体的にどんな日本製品が人気なのかを探るべく本調査を実施しました。

- 調査サマリー
訪日時に購入したいものは、お菓子が81.78%で最も人気が高く、ついで薬(74.68%)、食品(67.96%)、美容・化粧品(65.79%)、アパレル・ファッション(61.54%)、家庭用品・日用品(51.52%)と続きました。
お買い物の予算が15万円以上と回答した588名(全体の22%)では、家電が50%と全体と比較して11.2ポイント上昇し、その他家庭用品・日用品(60.37%、+8.9ポイント)、アパレル・ファッション(69.73%、+8.2%)、文具(38.44%、+7.6ポイント)なども上昇し、高単価・高品質商品の人気も伺えました。

お菓子や薬、日用品、家電、文具などそれぞれのジャンルの中でも人気な具体アイテムについて、詳細調査も実施しましたので以下に公表します。
- 調査概要
サンプル数: 計2,634名
調査主体: ジーリーメディアグループ
調査対象: 台湾人・香港人
調査方法: 「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」内でのインターネットリサーチ
調査期間: 2023年5月29日(月)~ 5月31日(水)

- 詳細調査
■買い物をするお店はドラッグストアがトップ。

■購入したいもの1位のお菓子でも特に人気なお菓子商品はスナック・ポテチ類がトップ。この質問で「お菓子を買わない」と回答したのは、わずか1.03%しかいないことからもお菓子類の人気の高さが明白です。

■人気の薬品は肩こり・腰痛・筋肉痛の商品が最も人気でした。「薬類は買わない」と回答しているのはわずか1.75%で、ほとんどの台湾人・香港人旅行客が医薬品を買っているという結果になりました。

■日用品ではトイレタリーが人気で、化粧品よりも洗顔料、歯磨き、日焼け止めが人気。

■高単価の消費に期待ができる家電では理美容家電が圧倒的でした。

■文具では筆記用具が人気で、家電と同じくお買い物予算の高い層に人気が高まる傾向です。高品質で多機能なこだわりの一品への需要も高まっていることが推察できます。

- インバウンド消費の獲得に向けて
代表取締役の吉田皓一は、
「訪日消費と言えば、欧米豪の富裕層が注目されがちだが、統計的に消費単価が高いのは、実はアジア勢。今回の調査では、台湾訪日客は購入する商品の約8割を、来日前にすでに決めている、ということが明らかになった。 中華圏からのインバウンド需要を獲得するには、来日前がカギ。いかにタビマエで買い物意欲を喚起できるかにかかっている。 円安ならびに海外の物価高は、訪日観光にとってはまたとない追い風。コロナ後は、われわれ日本人にとっては想像もできない、日本のお菓子や日用品をまとめ買いする需要が多く生まれているので、当社メディアも新たな消費を喚起していきたい。」とコメントしています。

吉田皓一(よしだこういち)

株式会社ジーリーメディアグループ代表取締役。1982年生。奈良県出身。防衛大学校を経て慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年に渡ってテレビCMの企画・セールスを担当したのち退職。2013年ジーリーメディアグループ創業。大学在学中に独学で中国語を習得(漢語水平考試最高級所持)し、中国語に堪能なことから、台湾にてテレビ番組やCM出演、雑誌コラムの執筆なども行う。日本国内においても、台湾香港のインバウンド関連のセミナーに多数登壇。現在は東京と台北を往復しながら、日本の魅力の発信中。
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