イー・ガーディアンが「EC商品情報AI監視ソリューション」のベータ版を提供開始、先着5社限定で3カ月間無料

イー・ガーディアン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高谷康久)は、2026年10月29日(木)から、複数の販売事業者やECモールを介して商品を販売するメーカーを対象とした「EC商品情報AI監視ソリューション」のベータ版の提供を開始すると発表しました。先着5社に限り、全機能を3カ月間無料で利用できるとのことです。
同ソリューションは、メーカーが変更を行った商品情報が各ECサイトの販売ページに正しく反映されているかをAIと監視センターで確認し、変更前の情報が残り続ける"反映漏れ"の検知から、販売事業者への是正依頼、反映完了の証跡の保存まで同社が一括して担うものとなっています。
なお、同ソリューションは、2026年9月18日(金)に発表された5つのAI監視ソリューションのうち、メーカー領域の「商品情報反映チェック」に該当し、ベータ版での検証を経て、順次正式提供へと移行する予定とされています。
サービス提供の背景と狙い
EC販売の拡大により一つの商品の販売ページが数十から数百に
経済産業省の調査によれば、2025年の物販系分野におけるBtoC-EC市場規模は15兆8,233億円、EC化率は9.80%に達したとされています。特に生活家電、AV機器、PC・周辺機器等の分野では、EC化率が43.08%に達しており、取引の4割以上をECが占める状況となっているとのことです。
メーカーの商品は、卸先の販売事業者がそれぞれ複数のECモールや自社ECサイトに出店して販売するのが通常です。そのため、一つの商品であっても販売ページが数十から数百にのぼるケースがあるとされています。
変更した商品情報がすべての販売ページに反映されたかを確かめる手段がない
生産拠点の移管や原材料の調達先の見直し、仕様の改良、価格の改定などに伴い、原産国、成分表示、使用上の注意、メーカー希望小売価格といった商品情報の変更は日常的に発生します。メーカーは変更内容を販売事業者に連絡しますが、販売ページの修正は各事業者に委ねられるため、反映の時期や範囲も事業者ごとに異なるとのことです。
仕様の表は更新されていても、説明文や商品画像の中に変更前の記載が残るケースも少なくないとされています。反映されたかどうかは担当者が販売ページを一つずつ開いて確かめる以外に方法がなく、販売ページが約250ある商品の場合、1ページ3分で確認しても1回の変更につき12時間以上を要するとのことです。修正を待って確認を繰り返す場面も多く、確認しきれないページには変更前の情報が残り続けているのが現状とされています。
"反映漏れ"は取引先の違反リスクとメーカー自身の表示管理上のリスクに
変更前の情報が残る"反映漏れ"は、消費者の目に触れる誤った表示となり、メーカーにとって大切な取引先である販売事業者を、景品表示法などの表示規制に違反するリスクにさらすとされています。2019年には百貨店のECサイトで化粧品の原産国が実際と異なって表示されていたとして、消費者庁が百貨店に景品表示法に基づく措置命令を出しました。対象は147商品、約8年間にわたる表示で、掲載後に原産国が変更された際、その情報が更新されないまま残っていたことが原因の一つとされています。
リスクは取引先だけのものではないとのことです。景品表示法では、メーカーや卸売業者など流通過程にある事業者も商品を供給する事業者に含まれ、同法第22条は不当な表示を未然に防ぐための管理上の措置を講じることを求めています。メーカー自らが出店する公式ストアはもちろん、メーカーが作成・提供した商品情報がそのまま販売ページに掲載される場合には、その表示内容の決定に関与した事業者としてメーカー自身が責任を問われる可能性もあるとされています。変更した商品情報が各販売ページに反映されているかを確認する仕組みは、この表示管理体制の一部として位置づけられるとのことです。
誤表示への対応と販売事業者への是正依頼も担当者の負担に
誤った表示をもとに購入した消費者からの問い合わせや返品対応が生じるほか、「表示と実物が違う」という不信は販売店だけでなくブランドそのものにも向けられかねないとされています。また、反映漏れを見つけた後も、販売事業者ごとの是正依頼、回答の確認、再度の依頼といった業務が続くとのことです。相手が取引先であるだけに、品質保証や表示管理の担当者にとっては、工数に加えて心理的な負担も大きい業務とされています。
このような背景を受け、イー・ガーディアンは、25年以上にわたる投稿監視などで培ったWebページの巡回・判定の技術と運用ノウハウにAI技術を組み合わせ、「EC商品情報AI監視ソリューション」を開発したとのことです。
「EC商品情報AI監視ソリューション」について
販売ページを巡回し、原産国、成分表示、価格などの商品情報を、説明文や商品画像の中の文字まで照合します。"反映漏れ"が見つかった場合も、知らせるだけで終わらず、販売事業者への是正依頼から反映完了後の証跡の保存まで同社がワンストップで担うとのことです。担当者が販売ページを一つずつ開いて確かめる必要はなく、反映状況の把握や社内外への対応に注力できるとされています。
4つの特徴
1. 変更内容を登録するだけで監視する販売ページと対応期限を自動で設定
商品情報の変更は、管理画面への入力のほか、CSVファイル、変更連絡メールの転送、商品情報管理システム(PIM)との連携で受け付けるとのことです。変更項目に応じて重要度と対応期限が自動で設定され、監視する販売ページが台帳から割り当てられる仕組みとなっています。販売ページの台帳は同社が整備し、新たな出店先や販売ページが見つかれば随時追加するとされています。メーカーが取引を把握していない出品者による販売ページも、監視の対象に含めることができるとのことです。
2. AIと監視センターが販売ページを巡回・照合し"反映漏れ"を確定
AIが販売ページを巡回し、仕様の表や説明文、商品画像の中の文字までを正しい商品情報と照合して、変更前の記載が残るページを検知します。新旧の表記が併記されている場合や、画像・動画を含むページなど判定に迷うものは、監視センターの専門オペレーターが目視で確認したうえで確定するとのことです。会員制のサイトなど自動で取得できないページは、販売事業者に掲載画面の提供を依頼して確認するとされています。

※画面はイメージです。データはすべて架空です。
3. 販売事業者への是正依頼を同社が代行し完了まで進捗を管理
反映漏れが確定したページは、販売事業者ごとに一つの是正依頼にまとめ、各事業者の連絡様式に合わせて依頼文を作成するとのことです。依頼には該当する販売ページと修正箇所、正しい商品情報を明記するため、販売事業者も修正すべき点をすぐに把握できるとされています。送付から受領の確認、期限を過ぎた場合の再依頼まで同社が行い、依頼ごとの進捗を「下書き・送付済み・対応中・期限超過・完了」の段階で管理するとのことです。是正依頼のうち同社が担う範囲は、メーカーと相談のうえで決定するとされています。複数の出品者が一つの商品ページを共有するECモールでの修正申請の支援や、販売元が分からない出品の調査にも対応可能とのことです。
4. 反映状況を一覧で把握し反映完了を証跡として残す
管理画面では、進行中の変更全体の反映率や、未解消ページの内訳(反映漏れ・判定待ち・確認不能)、変更内容ごとの反映状況を確認できるとのことです。商品から販売事業者、販売ページへと順にたどれば、どこに変更前の情報が残っているかも一目で把握可能とされています。対象のすべての販売ページで反映を確認できた変更は「反映完了」とし、各ページの最終画面と是正の履歴を証跡として保存するとのことです。月次レポートやCSVで出力でき、社内への報告や監査、問い合わせへの説明の根拠として活用できるとされています。

※画面はイメージです。データはすべて架空です。
ベータ版提供概要
| 提供開始日 | 2026年10月29日(木)ベータ版の提供を開始 ※ベータ版での検証を経て、順次正式提供へ移行予定 |
| 対象 | 複数の販売事業者・ECモールを通じて商品を販売するメーカー、プライベートブランド事業者 ※家電・食品・化粧品などの消費財、電子部品・工業製品などBtoB商材のメーカーにも対応可能 |
| 対象となる販売ページ | 楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、販売事業者の自社ECサイトなど ※記載のないサービスもご相談に応じて対応可能 |
| 主な監視項目 | 原産国、成分表示、使用上の注意・警告表示、仕様・スペック、価格表示(メーカー希望小売価格など)、パッケージ・商品画像、商品名・説明文など |
| 主な提供内容 | ・管理画面の利用環境の提供 ・導入時の販売ページ台帳の整備、変更項目ごとの重要度と判定基準の設計、月次レポート ・販売ページの巡回・照合、反映漏れの確定、是正依頼の代行、証跡の保存 |
| 確認体制 | ・AIによる巡回は、変更の登録から反映完了まで原則毎日対応 ・専門オペレーターによる目視確認の時間帯や報告の頻度は、導入時に企業ごとに取り決め |
| 価格 | ベータ版:無料(先着5社、全機能、3カ月間) 正式提供後:個別見積もり(初期費用+月額費用) ※監視する商品数・販売ページ数、監視項目などにより、個別にお見積もりします |
AI戦略統括部 統括責任者コメント
イー・ガーディアン株式会社 AI戦略統括部 統括責任者/シニアディレクター 山田喬氏
「SNSは、所属タレントがファンとつながる大切な場である一方、誹謗中傷にとどまらず、脅迫や住所の特定、待ち伏せの予告など、本人の安全に関わる投稿の起点にもなっています。こうした投稿は日々膨大な数にのぼり、エゴサーチやファンからの通報の確認だけで全体を把握するのは困難です。一件ずつ削除を求める以前に、そもそもどこにどのような投稿があるのかを把握できないため、本来対処すべき投稿が手つかずのまま残されています。その結果、いつ、どのようなリスクがタレントに降りかかるのか、誰が危害を加えようとしているのかも分からないのが現状です。」
「本ソリューションで当社がまず担うのは、投稿を網羅的に収集し、リスクの全体像を把握するお手伝いです。そのうえで、どの投稿に対処するべきかという判断基準の策定まで、事務所の皆さまに伴走します。所属タレントの活動を支えるという本来の業務に事務所の皆さまが力を注げるよう、リスク投稿への対応にかかる負担の軽減に取り組んでまいります。」
イー・ガーディアングループ概要
1998年設立。2016年に東証一部上場。2022年に東証プライム市場へ移行しました。イー・ガーディアンはネットパトロール、カスタマーサポート、デバッグ、脆弱性診断などネットセキュリティに関わるサービスを一気通貫で提供する総合ネットセキュリティ企業です。センターは、提携先を含めてグループで国内8都市海外3都市18拠点の業界最大級の体制を誇ります。昨今はFintech・IoT業界への参入やAI・IT活用によるDX推進、セキュリティ関連サービスの拡充など、時代を捉えるサービス開発に従事し、インターネットの安心・安全を守っています。
イー・ガーディアン株式会社 会社概要
代表者:代表取締役社長 高谷康久
所在地:東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー8F
設立:1998年5月
資本金:1,967百万円(2026年3月末日現在)
業務内容:ブログ・SNS・掲示板企画コンサルティング/リアルタイム投稿監視/ユーザーサポート/オンラインゲームカスタマーサポート/コンプライアンス対策・風評・トレンド調査/コミュニティサイト企画・サイト運営代行・広告審査代行サービス業務/人材派遣業務
出典元:イー・ガーディアン株式会社
