成田空港2024年8月運用実績、国際線旅客数304.8万人で前年比98%、外国人旅客数は歴代2位を記録

成田国際空港株式会社は、2024年8月の運用状況を発表しました。国際線旅客数は304.8万人となり、前年同月の98%となっています。航空貨物についても堅調に推移しており、空港全体としては順調な回復傾向が続いています。
航空機発着回数の状況
国際線旅客便の発着回数については、欧州路線や韓国路線が好調な推移を見せました。一方で、中国路線は1,410回となり前年同月比51%、またアジア路線全体ではフィリピン路線やタイ路線などで減便の影響があり、3,547回で前年同月比93%と減少しています。これらの影響により、全体では14,303回となり、前年同月比96%という結果になりました。
航空旅客数の動向
国際線の旅客数は、304.8万人となり前年同月比98%を記録しました。内訳を見ると、日本人旅客数は103.4万人で前年同月比98%となっており、ほぼ前年と同水準の数字を維持しています。
特筆すべきは外国人旅客数の動きです。182万人で前年同月比97%となりましたが、中国路線やアジア路線での減便の影響があったにもかかわらず、8月としては前年に次ぐ歴代2位の実績となりました。これは訪日需要の高さを示す結果といえます。
航空貨物の動向
国際航空貨物量については、17.5万トンとなり前年同月比103%を達成しました。半導体関連をはじめとする貨物需要が引き続き堅調に推移していることが要因となっており、2024年4月以降、前年同月を上回る傾向が継続しています。物流面での需要の強さが数字に表れている状況です。

詳細データと注記事項
今回発表された統計データには、いくつかの注記事項が付されています。航空機発着回数については、出発と到着でそれぞれ1回ずつカウントされており、回転翼機は除外されています。航空旅客数は、出発旅客と到着旅客の総数で、国際線の場合は通過客も含まれており、それぞれ1人としてカウントされています。
通過客とは、外国から到着して入国せずにそのまま第3国へ出発する旅客のことで、到着と出発でそれぞれ1人とカウントされます。国内線旅客数については、回転翼機によるものは除外されています。
国際航空貨物量のデータは東京税関の資料に基づいています。仮陸揚は、外国から到着して通関せずにそのまま第3国へ輸送される貨物、いわゆるトランジット貨物を指します。給油量については、単位未満を四捨五入して表示されています。

今後の展望
2024年8月の成田空港の運用状況は、中国路線やアジア一部路線での減便という課題はあるものの、欧州や韓国路線の好調さ、そして外国人旅客数の高水準、さらには航空貨物の堅調な推移など、全体としては回復基調が継続していることを示しています。特に外国人旅客数が歴代2位を記録したことは、訪日旅行需要の底堅さを表しており、今後の路線拡充や増便に向けた期待感を高める結果となっています。

航空貨物についても、半導体関連需要の継続的な強さが数字に表れており、旅客便とともに貨物輸送の拠点としての成田空港の重要性が改めて確認される結果となりました。今後も各路線の動向や国際情勢の変化に注目が集まります。
出典元:成田国際空港株式会社
