楽天市場RPP広告の自動運用サービス「ラクアド」がリリース、AIエージェント「ラクリプ」シリーズ第8弾

株式会社ラクダは、AIエージェント「ラクリプ」シリーズの第8弾として、楽天市場の検索連動型広告「RPP広告」を毎日自動で運用するサービス「ラクアド」の提供を開始したことを発表しました。
ラクアドは、カレンダーに「いつ・いくらで広告を出すか」を設定しておくだけで、配信のオン・オフ切り替え、予算管理、入札価格(CPC)の反映、そして売れ行きの良い日における予算の自動追加まで、毎晩自動的に楽天RMSへ反映するサービスとなっています。

これまで店舗担当者が毎日RMSを開いて実施していた「広告の配信開始・停止」「予算の調整」「入札価格の変更」といった作業が不要になります。「広告運用を、カレンダーに予定を入れるくらい簡単に。」をコンセプトに、現役の楽天店舗運営者の声をもとに開発されたとのことです。
ラクリプのベーシックプラン以上を利用している方は、追加料金なしでフル機能を利用できるということです。
開発の背景
楽天市場のRPP広告は、少額からスタート可能で、売上に直結する重要な施策です。しかし、成果を出すためには「お買い物マラソンや5と0のつく日など、購入されやすい日に予算を集中させる」「通常の平日は予算を抑える」「時間帯によって入札価格を変更する」といった、きめ細やかな運用が必要となります。
ところが、楽天RMSのRPP広告には「1日あたりの予算」という設定が存在せず、月予算のみの設定となっています。そのため、日ごとにメリハリをつけた運用をしようとすると、担当者が毎日RMSを開いて、配信の切り替えや予算の書き換えを手作業で実施する必要がありました。
「イベント前日の夜に設定を忘れてしまった」「予算を戻し忘れて広告費を使いすぎた」「よく売れている日の昼に予算が尽きて広告が消えていた」といった"うっかりミス"は、広告費の無駄遣いに直結します。ラクアドは、このRPP広告運用における"毎日の手作業"と"うっかりミス"を解消するために開発されたとしています。
ラクアドの主な特徴
カレンダーで決めるだけ。「1日予算」を毎日自動で管理
ラクアドなら、RMSにはない「1日いくらまで」の予算管理が可能になります。店舗が行うのは、カレンダーの日付ごとに「配信する・しない」と予算・入札価格を決めるだけです。
店舗ごとの運用の型を、そのままカレンダーに落とし込むことができます。よく使う形は予算テンプレートとして保存し、翌月以降のカレンダーにワンクリックで適用可能です。
あとは「自動実行」をオンにしておけば、ラクアドが毎日、カレンダーに登録した予定どおりに楽天へ反映します。急ぎの場合は「RMSに今すぐ反映」で、数分で反映することができます。
売れている日は止めない「自動予算追加」、控える日は「残予算で配信」
「よく売れている日に、昼で予算が尽きて広告が消えていた」を防ぐのが、自動予算追加モードです。「残予算が2,000円を切ったら+5,000円、1日10,000円まで」のように3つの値を決めておけば、配信中に残予算を見張り、上限の範囲内で自動的に予算を追加します。セールの日だけ使う、特定の日は追加しない、といった日ごとの指定も可能です。

反対に、控えめにしたい日は「残予算で配信」を選択します。新しく予算を入れず、楽天に残っている未使用分だけで配信します。2つを組み合わせれば、「普段は控えめ、売れたら自動で追加」という運用も、人の手を介さずに実現できます。
時間帯で予算・入札価格を切り替える「時間枠」
1日を最大3つの時間枠に分け、枠ごとに開始・終了時刻、予算、入札価格(CPC)を設定できます。「昼までは控えめに、よく購入される夜は予算と入札を上げる」といったメリハリのある配信が、操作なしで自動的に切り替わります。「ランク別入札最適化」のオン・オフも、日や時間枠ごとに指定できます。
ムダな広告費と伸ばせる商品を見つける「RPP分析」(β版)
毎日の実績データをもとに、商品・キーワードをROAS(広告の費用対効果)で「エース」「健全」「見直し」の3区分に色分けします。
「広告費だけ発生して売上ゼロ」「クリックは集まるのに採算が合わない」といった停止候補を理由付きで提示し、除外・入札引き下げ・キーワード停止をその場でワンクリック実行できます。

実行後は「効果検証」タブで、操作の前後を比較して本当に改善したかを数字で確認可能です。「見立て → 今日のやること → 効果検証」の流れで、広告運用の改善サイクルを誰でも回せるようにしたとのことです。
さらに、予算と消化の実績を月ごと・日ごとにふり返れる「レポート」、すべての操作履歴と結果を確認できる「実行ログ」、使い方を質問できるお助けチャット「ラクロボ」も備えています。

※RPP分析は現在β版として提供しており、今後大きく改善していく予定です。
カレンダーを塗るだけ。ラクアドでできる運用パターン例(7つの型)
ラクアドのカレンダーは、店舗の商材や予算規模に合わせて自由に組み立てられます。ここでは代表的な7つの運用パターンを紹介します。いずれも一度設定すれば、あとは毎日自動で運用されます。
メリハリ型:イベント日に予算を寄せる
ほぼ毎日配信しつつ、1日や5と0のつく日など購入されやすい日に予算と入札を上げる、もっとも標準的な型です。予算を多めに入れた翌日は「残予算で配信」にして、前日の残りを無駄なく使い切ります。

残予算活用型:節目にまとめて入れて、あとは「残予算で配信」+自動予算追加
月初や5日おきの節目にまとめて予算を入れ、間の日は「残予算で配信」で使い切る型です。全日に自動予算追加を効かせておけば、売れている日に広告が止まる心配もありません。設定の手間を最小にしたい店舗に向いています。

時間枠型:毎日配信し、時間帯で予算と入札を切り替える
日中は控えめに、よく購入される20時以降は予算と入札価格を上げる型です。時間になると自動で次の枠に切り替わります。

スモールスタート型:5と0のつく日から始める
まずは5と0のつく日など、購入されやすい日だけに絞って少額から始める型です。RPP広告が初めての店舗や、予算を抑えて効果を確かめたい店舗におすすめです。

週末集中型:金曜の夜から土日に寄せる
金曜20時から予算を増やし、土日は手厚く配信します。月曜は「残予算で配信」で週末の残りを使い切ります。週末に売れやすい商材に向いています。

セール期間ブースト型:セール期間に全力投下
セール初日は開始時刻の20時から予算と入札を引き上げ、期間中は手厚く配信します。最終日は終了時刻に合わせて時間枠で通常運用へ戻します。期間の前後も手作業は不要です。

ゴールデンタイム型:よく買われる時間だけ配信
毎日20時〜24時だけに絞って配信し、広告費の効率を高める型です。土日は昼の枠を追加するなど、曜日ごとの調整もカレンダー上で完結します。

よく使う型は「予算テンプレート」として保存しておけば、翌月以降はワンクリックでカレンダーに流し込めます。
ラクアドのこれから:次は「商品別」の自動運用へ
現在のラクアドでは、日別・時間別の予算管理、予算切れを防ぐ自動予算追加モード、入札価格(CPC)の調整など、RPP広告のキャンペーン全体の運用をかなりの部分まで自動化できるようになりました。
ただし、株式会社ラクダはラクアドをまだ完成形だとは考えていないとしています。次に取り組むのが、「商品別」の運用の自動化です。
今後は商品ごとに、日別の予算コントロール、広告への登録・除外、各種条件に応じた自動調整といった、さらに細かな自動化に対応していきます。こちらはすでに開発に着手しており、近い将来提供できる予定とのことです。
そして、機能が増えたからといって、追加のオプション料金が発生することはないとしています。ラクリプは、契約いただいた時点の料金体系をそのまま維持する仕組みです。将来プランを変更する場合も、契約時点の料金表の中で自由に変更できるということです。新しい機能が増えるたびに、あとから追加料金が積み上がっていくサービスにはしないとしており、「既存ユーザー様ファースト」の考え方は、これからも変わらないとしています。
サービス料金
ラクアドは、ラクリプの有料プラン(ベーシック・スタンダード・プレミアム・ウルトラ)を契約の方であれば、追加料金なしで、フル機能を利用できます。
スタータープラン:月額4,980円(税込)※ラクアド対象外
ベーシックプラン:月額9,980円(税込)
スタンダードプラン:月額15,980円(税込)
プレミアムプラン:月額32,800円(税込)
ウルトラプラン:月額69,800円(税込)
また、上記の月額料金には、ラクアドのほか「ラクラクAIレビュー返信」「ラクレポ」「ラクリプクーポン」「ラクロゴ」「ラクバナ」「ラクリプウォーク」「ラクアップ」を含む、ラクリプが提供するすべての既存機能が含まれています。
※2026年9月25日時点の価格となります。契約後、解約なく継続頂いているお客様については、原則として契約時の価格からの値上げは行いません。なお、新規契約時の価格は、機能追加や提供内容の拡充等に伴い、今後変更となる場合があります。
初めて導入を検討される事業者向けに、無料体験も提供しています。
今後のラクリプの展望:12名のAI社員から、すべてが連携する「スーパーAIエージェント」へ
ラクリプは、楽天運営の"やらなきゃ"を引き受けるAI社員を、ひとりずつ増やしてきました。
2025年3月のリリースから1年半で導入店舗は360社を超え、今回のラクアドで、接客・レビュー、商品ページ制作、店舗運営、広告・集客の4事業部・12名のAI社員が稼働しています。
さらに現在、11名のAI社員が入社を予定しています。ラクラククーポン発行(毎週・毎月のクーポンを自動発行)、ラクラク画像更新(決まった日に画像を差し替え)、オートリッチメディア(レビューや受賞データから画像を自動生成)、キーワードSEO PRO(狙ったキーワードの順位を毎日追跡)、Rエディター(商品情報をまとめて編集)、SEOチューンアップPro(商品ページを採点して改善を提案)、ラクラクメルマガクリエイター(原稿づくりから配信準備まで)、ラクラク問い合わせ返信クラウド(返信案を先に用意し、確認して送るだけ)、ラクレポ(売上・アクセス・利益を、次の一手がわかるレポートに)、ラクラク商品登録(写真から商品情報を作って登録)、ラクリプエージェント(各ツールをAIが連携させて仕事を進める)などです。
※現時点の開発予定であり、提供をお約束するものではありません。名称・内容・時期は変更になる場合があります。
そして、同社が目指しているのは、機能を増やすことそのものではないとしています。すべてのAI社員が1つにつながり、店舗の状況に合わせて互いに連携しながら仕事を進める「スーパーAIエージェント」です。
たとえば、レポートが「この商品のROASが下がっている」と気づき、ラクアドが入札を調整し、SEOチューンアップが商品ページの改善点を挙げ、ラクアップがセール仕様への更新を予約する。店長が指示を出さなくても、AI社員同士が受け渡ししながら改善のサイクルを回します。
2024年・2025年と連続して楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、現役トップセラーでもある代表取締役の西尾氏自らが、自身の店舗で使いながら開発を進めており、日々寄せられる事業者の課題をもとに「本当に使えるエージェント機能」を実装していくとのことです。
ラクリプは、EC事業者の成長を生涯にわたって支えるパートナーであり続けることを使命とし、その挑戦を価格面からも後押ししていくとしています。
代表コメント

代表取締役(共同代表)西尾勝太氏
RPP広告は、楽天市場で売上をつくるうえで欠かせない施策です。ただ、成果を分けるのは「いくら使うか」よりも、「いつ厚く、いつ薄くするか」だと私は考えています。
購入されやすい日に予算を寄せ、そうでない日は薄くする。理屈はシンプルですが、配信の切り替え、予算の調整、入札価格の見直し、対象商品の管理を、毎日RMSを開いて手作業で続けるのは想像以上に大変です。
私自身、店舗運営の現場で、前日の夜に設定を忘れてイベント当日を逃したり、予算を戻し忘れて広告費を使いすぎたり、よく売れている日の昼に予算が尽きて広告が消えていたりした経験があります。
一つひとつは数分の作業でも、「毎日・忘れずに・正確に」続けることこそ、人ではなくシステムが担うべき領域だと考えました。
ラクアドは、そうした現役運営者としての実感から生まれました。
開発にあたっては、楽天の予算の仕組みや月初の切り替わりなど、実運用で起きる細かな挙動を一つひとつ検証し、「おまかせにしても配信が止まらない・使いすぎない」ことにこだわっています。自動予算追加モードも、その積み重ねから生まれた機能です。
カレンダーに予定を入れる感覚で広告を運用でき、分析画面を見れば「どこを削って、どこを攻めるか」がひと目で分かる。広告の専門担当者がいない店舗でも、メリハリのある運用ができる環境を目指しました。
私たちが目指しているのは、単なる自動化ではありません。店舗運営者が作業から解放され、「次にどんな手を打つか」を考える時間を取り戻すことです。
広告費は、店舗にとって大切な投資です。その1円1円が、きちんと売上につながるように。今後も現場の声をもとに、EC運営の"当たり前"を一つずつアップデートしていきます。
株式会社ラクダについて
社名:株式会社ラクダ
所在地:兵庫県西宮市今在家町2-12
代表者:代表取締役 瀬尾健太・西尾勝太
事業内容:EC業務の効率化を支援するAIサービスの開発・運営
出典元: 株式会社ラクダ
