ランドセルの多様化、保護者の77%が認知―子どもの個性尊重に関する意識調査

株式会社NEXER Groupとララちゃんランドセルが共同で、小学生以上の子どもがいる全国の男女200名を対象に、「ランドセルと子どもの個性・多様性」に関するアンケート調査を実施しました。

ランドセルと「子どもの個性・多様性」に関する調査について

かつてのランドセルといえば、赤と黒が定番の色でした。しかしながら、近年では店頭に並ぶランドセルは驚くほど多彩になっています。淡いパステルカラーから深みのあるメタリックまで選択肢は広がり、刺繍やステッチにこだわった、まるで一点物のようなデザインも珍しくありません。

子どもが自分の「好き」を選べる時代へと変わった今、その変化を保護者はどのように受け止めているのでしょうか。

今回の調査は、2026年6月25日から7月2日までインターネットで実施され、事前調査で「小学生以上の子どもがいる」と回答した全国の男女200名から有効回答を得ました。

77.0%の保護者がランドセルの色・デザインの多様化を認知

まず、近年ランドセルの色やデザインが多様化していることを知っているかという質問に対して、「よく知っている」が28.5%、「なんとなく知っている」が48.5%という結果になりました。合わせると、77.0%の保護者が多様化を認知していることになります。

一方、「あまり知らなかった」は10.5%、「まったく知らなかった」は12.5%でした。

調査結果グラフ

7割を超える保護者が、ランドセルの多様化に気づいていることがわかります。店頭やインターネットで色とりどりのランドセルを目にする機会は、それだけ日常的なものになっているといえます。

54.0%の保護者がランドセルの多様化を「好ましい」と評価

続いて、近年のランドセルの色・デザインの多様化について、どのように感じるかという質問では、「とても好ましい」が16.0%、「どちらかといえば好ましい」が38.0%となりました。合わせて54.0%の保護者が肯定的に受け止めています。

一方で、「どちらかといえば行き過ぎだと思う」が7.5%、「行き過ぎだと思う」が6.5%でした。また、「どちらともいえない」は32.0%となっています。

調査結果グラフ

半数を超える保護者が、多様化を前向きにとらえていることがわかりました。選択肢が増えることは、子ども一人ひとりの好みに寄り添うことにつながると考えている人が多いようです。

68.0%が自分で選んだランドセルは子どもの愛着に「違いがある」

「子どもが自分で選んだランドセル」と「親が選んだランドセル」では、子どもの愛着や大切にする度合いに違いがあると思うかという質問では、「大きく違うと思う」が23.0%、「どちらかといえば違うと思う」が45.0%となりました。合わせると、68.0%の保護者が違いを感じています。

一方で、「あまり変わらないと思う」は27.0%、「まったく変わらないと思う」は5.0%でした。

調査結果グラフ

そう思う理由についても聞いています。

「違うと思う」と回答した方の理由としては、以下のような意見が寄せられました。

  • 子供が自分で決めるのが一番良いと思うから、愛着が湧くから。(30代・男性)
  • 自分が好きで選んだランドセルなら少しは大切にするかと。(40代・女性)
  • 自分が小さい頃は女子は赤、男子は黒以外の選択肢はなく、デザインも豊富でなかったから。今みたいな選択肢だともっとランドセルに愛着が出たと思うから。(50代・女性)
  • 選べるなら、好きなものを選んだ方が子供は大切に使うのかなと。(30代・女性)
  • 自分で選んだもののほうが愛着が湧きやすいと感じるから。(30代・男性)
  • 子供はその時流行っている物を欲しがるが、親は6年後を考えるから。(60代・男性)

「変わらないと思う」と回答した方の理由としては、以下のような意見がありました。

  • 使っている時間に比例し、愛着が強まるから誰が買ったとかは、そこまで重要では無いのかなと思います。(40代・男性)
  • 物を大事にあつかう扱わないはその子の性格によると思うから。(50代・男性)
  • 最初は喜んで使いそうだが数年すればあまりデザインなど気にしなくなると思うから。(40代・女性)
  • 大切に使うことを教えるのは選んだ人とは関係ないからです。(70代・男性)

約7割の保護者が、ランドセルを「自分で選ぶこと」によって子どもの愛着に違いが生まれると考えているようです。「違うと思う」と回答した人からは、「自分で選んだもののほうが愛着が湧きやすい」というように、選ぶという経験そのものを大切にする考え方を重視する意見が目立ちました。

一方で、「変わらないと思う」と回答した人からは、「使ううちに自然と愛着は生まれる」「誰が選んだかは重要ではない」といった声も見られます。愛着の源泉を「選択」に置くか、「時間の積み重ね」に置くかで、保護者の考え方は分かれているようです。

63.5%がランドセル選びを通じて子どもの個性を尊重する大切さを実感

ランドセル選びを通じて「子どもの個性を尊重することの大切さ」を感じたかという質問では、「とても感じた」が15.0%、「どちらかといえば感じた」が48.5%となりました。合わせると、63.5%の保護者が大切さを実感しています。

一方で、「あまり感じなかった」は26.0%、「まったく感じなかった」は10.5%でした。

調査結果グラフ

6割以上の保護者が、ランドセル選びという身近な出来事を通じて、子どもの個性と向き合っていたことがわかります。「どの色にする?」「どんなデザインがいい?」そんなやりとりの一つひとつが、子どもの「好き」を知る時間になっているのかもしれません。

38.6%が「親の価値観を押し付けないよう気をつけるようになった」

ランドセル選びを通じて「子どもの個性を尊重することの大切さ」を感じたと答えた方に、その気持ちが子育て全般にどのような影響を与えたかを聞きました。複数回答可としています。

調査結果グラフ

もっとも多かったのは、「親の価値観を押し付けないよう気をつけるようになった」で38.6%でした。次いで「子どもが自分で決める場面を意識的に増やすようになった」が37.8%、「子どもの好みや感性をより尊重するようになった」が35.4%と続きます。

さらに、「子どもの意見を以前より積極的に聞くようになった」が27.6%、「子育て以外の面では特に影響はなかった」が13.4%、「子育ての方針を改めて考えるきっかけになった」が6.3%、「その他」が0.8%でした。

上位に並んだのは、いずれも子どもの意思を尊重する姿勢に関わるものでした。ランドセルという一つの選択が、「親の考えを押し付けない」という子育ての姿勢にもつながっている様子がうかがえます。こうした小さな選択の経験が、家庭の中での親子の関わり方に、そっと影響を与えているのかもしれません。

62.0%が今後のランドセルは「より個性を表現できる方向に進化してほしい」

最後に、今後のランドセルは、より個性を表現できる方向に進化してほしいと思うかという質問では、「ぜひそうあってほしい」が16.0%、「どちらかといえばそうあってほしい」が46.0%となりました。合わせると、62.0%の保護者が進化を望んでいます。

一方で、「どちらかといえばそうは思わない」は23.5%、「そうは思わない」は14.5%でした。

調査結果グラフ

そう思う理由についても聞いています。

「ぜひそうあってほしい」と回答した方の理由です。

  • 人それぞれの個性があることを意識できるから。(40代・男性)
  • 今の時代に合っているから。(40代・女性)
  • そういった事で、子供の個性を育てる事になると思うから。(50代・女性)

「どちらかといえばそうあってほしい」と回答した方の理由です。

  • 6年もつランドセルなので、やはり色々なランドセルがあれば個性が発揮できると思う。(30代・女性)
  • 自己決定能力を育む機会になるだろうから。(50代・男性)
  • 「みんながこうだから」というのを気にしすぎず、自由に選べたらいい。(50代・女性)

「どちらかといえばそうは思わない」と回答した方の理由です。

  • 行きすぎると違うと思うから今くらいがちょうどいい。(30代・女性)
  • あまりに個性を追及しすぎるのも良くないから。(40代・女性)
  • あまり奇抜なランドセルは好ましくないと感じるから。(50代・男性)

「そうは思わない」と回答した方の理由です。

  • 個性を表現することよりも、使いやすさや安全性を重視してほしいから。(30代・男性)
  • 軽くてたくさん入ればなんでもいいと思う。(50代・女性)

6割を超える保護者が、ランドセルのさらなる進化を望んでいることがわかりました。理由をみると、「人それぞれの個性があることを意識できる」「自己決定能力を育む機会になる」といった、子どもの成長と結びつけて期待する声が寄せられています。

一方で、「使いやすさや安全性を優先してほしい」「あまり奇抜なランドセルは好ましくない」といった慎重な意見も見られました。今後のランドセル選びには、個性を大切にしたい気持ちと、みんなが安心して使える環境への配慮が求められているのかもしれません。

まとめ

今回の調査では、7割以上の保護者がランドセルの色・デザインの多様化を認知し、54.0%がその変化を好ましく受け止めていることがわかりました。さらに、68.0%が「自分で選んだランドセルは子どもの愛着が変わる」と感じ、63.5%がランドセル選びを通じて子どもの個性を尊重する大切さを実感していました。

ランドセルは、6年間を共にする特別な相棒です。だからこそ、色やデザインを子ども自身が選ぶ時間は、自分の「好き」を見つめ、大切にする経験にもなります。

入学準備の一歩として、子どもと一緒にじっくり選んでみてはいかがでしょうか。その選択が、毎日の通学を少しだけ誇らしいものに変えてくれるかもしれません。

出典元:株式会社NEXER Group

できる Amazon Pay ~もはや常識の決済サービス。導入メリットを徹底解説!~きちんと身に付く、使い方広がる入門書(2026 年改訂版)