
株式会社Voicy(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:緒方憲太郎)が、企業による音声配信がもたらすブランディング効果について、定量的に可視化した調査レポートを発表しました。
この記事の目次
調査背景と目的について
昨今、生成AIの普及によって「整った品質のコンテンツ」を誰もが容易に制作できる時代になった一方で、多くの受け手は完璧に作り込まれた情報発信よりも、少々不器用でも本音が感じられる「リアルな人間性」に対して、より強い信頼を持つようになっているとのことです。
このような背景から、企業における情報発信の手法として「音声メディア」が改めて注目を集めるようになってきたということです。
企業による音声配信の目的には、ブランド認知の向上、採用広報活動、顧客との関係構築、社内コミュニケーションの活性化などが挙げられますが、その効果を数値として示した調査研究はこれまでほとんど存在していませんでした。
そこで同社は、VoicyProを活用して社外向けの音声配信を継続している4社の企業チャンネルのリスナーを対象として、継続的な聴取が企業やブランドの「認知度」「好感度」「購買意欲」、そして「ファンとの長期的な関係構築」にどのような影響を与えるかについて調査を実施したとのことです。
本調査は、マーケティング担当者、広報担当者、経営層が「音声配信を中長期的なブランド戦略として採用すべきかどうか」を判断するための客観的なエビデンスを提供することを目的としているということです。
調査概要
今回の調査は、Voicyで音声配信を行っている企業チャンネル4社のリスナーを対象に、2026年4月から6月にかけて実施されました。有効回答数は370件で、Voicyアプリ内のポップアップバナーを通じたオンラインアンケート形式で行われ、各社チャンネルのリスナーを分類して同一の設問で調査されました。
リスナーの分類方法は、累計聴取時間(3,000分以上、1,000分以上〜3,000分未満、1,000分未満)と聴取頻度(週3回以上、週1回以上〜3回未満、週1回未満)を組み合わせた9つのグループに分けられました。
主な調査項目には、認知度、好感度、購買意欲、チャンネルを知ったきっかけ、番組のどのような点に魅力を感じたか、企業が提供するサービスに対して取った行動、配信を聴いたことによって得られた気づきや変化などが含まれています。

リスナー分類のイメージ図
好感度について:累計1,000分が分岐点、継続聴取が長いほど企業への好感度は向上
調査の結果、累計聴取時間が増加するにつれて、企業に対する好感度が段階的に向上することが明らかになりました。特に累計1,000分(約17時間、20分尺の放送であれば約50本分の聴取に相当)を超えたグループにおいては、「良い・非常に良い」と回答した割合の合計が、調査対象となった各社いずれも9割以上に達しているとのことです。

この1,000分という壁は、4社すべてのリスナーへのアンケート結果に共通して確認されました。まずは1,000分聴いてもらうことが、好感度形成における重要なポイントとなることが示されています。
購買意欲について:累計聴取時間と聴取頻度の双方が購買意欲に影響
購買意欲に関しては、累計聴取時間だけでなく、週あたりの聴取頻度が増えるにつれて、企業が提供するサービスや商品を「すでに利用中」または「とても利用したい」と回答する割合が高くなっていくことが観察されました。
累計聴取時間が1,000分を超えると、購買意欲がある人(すでに利用中、またはとても利用したいと回答した人)の割合は約60%となりました。

さらに、聴取頻度が週3回を超えるリスナーでは、購買意欲がある人(すでに利用中、またはとても利用したいと回答した人)の割合は7割にも達しているということです。

ファンとの長期的な関係構築:音声配信は認知・購買を超えた応援の形へ
本調査では、好感度や購買意欲にとどまらず、リスナーによる自発的な「応援」や「推薦」といった感情も確認されました。任意の自由記述欄では、「無条件に応援したい」「放送がなくなったら寂しい」「視点が一変した」などのコメントが多数寄せられています。

調査結果のまとめ
一般的なマス広告やWeb広告とは異なり、音声配信は目に触れた瞬間に情報が届くメディアではないとのことです。リスナーが自らの意思でチャンネルをフォローして再生し、毎週・毎日と継続して聴き続けることで、企業の考え方や人柄が少しずつ蓄積されていくとしています。
この蓄積こそが共感を生み出し、企業に対する好感度を高め、購買意欲を育て、最終的には「ファン」との長期的な関係を築くための唯一無二のメディアであるとされています。今回の調査は、この現象がビジネス教育、人材開発、ライフコーチング、歴史教養という全く異なる4業種を超えて再現されることを実証しているとのことです。
AI時代において、情報が溢れ、コンテンツが均質化する中で、「声で人柄と価値観を届け続ける」という音声配信は、企業にとって中長期的な資産施策として大きく貢献するものと考えられます。
VoicyProについて
VoicyProは、企業の「想い」を声に乗せてステークホルダーへダイレクトに届ける、法人向けの放送支援プランです。テキストだけでは伝わりにくい「企業の体温」を伝える手法として、企業やサービスのブランディング、採用活動、社内コミュニケーションといった各領域のブランディング手段として導入が進んでいます。
立ち上げから放送継続まで、Voicyのカスタマーサクセスチームが徹底的にサポートするため、音声発信のノウハウがない企業でも安心してスタートすることができるとのことです。
音声プラットフォーム「Voicy」について
会員登録者数250万人を誇る「Voicy」は、厳選されたコンテンツを"ながら聴き"できる音声の総合プラットフォームです。2,000を超えるチャンネルは、応募通過率5%前後の審査を経たパーソナリティの声を中心に、ニュースが声で聴ける「メディア放送」、企業の人柄までも伝わる「オウンドメディア」などが集まり、多忙な生活の中でも人や情報に触れられ、日々を豊かにする声と出会える環境になっています。
平均聴取維持率は約80%で、平均約15分の放送を多くの方に最後まで楽しまれる文化が生まれています。収録方法はどんな発信よりもシンプルで、編集しない声だからこそ本人性や想いが届くコンテンツを生み出しています。また、クリエイターエコノミーへの注目が高まる中、6割のチャンネルが収益化を実現しているということです。
出典元:株式会社Voicy プレスリリース












