
DXや訪日誘客支援、キャッシュレス決済などの分野で事業展開するインタセクト・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:譚 玉峰)は、中国Z世代の消費動向の変化を踏まえ、中国で高い人気を誇るSNS『小紅書(RED)』のデータ分析を手がける福州果集科技有限公司(本社:中国福建省福州市、法定代表人:胡东)が実施した『小紅書(RED)』に関する2026年トレンド調査の結果に基づき、最新の傾向について発表しました。
中国在住のZ世代を中心に高い人気を集めるSNS『小紅書(RED)』においては、近年、消費者の価値観や行動パターンの変化により、従来のトレンドと比べて新しいブランド設計が必要となっているとのことです。今回の発表では、『小紅書(RED)』に関する調査から明らかになった最新トレンドと売上を生み出す新しい越境ECの戦略について解説されています。
なお、本調査は、ソーシャルメディア分析プラットフォーム「千瓜データ」のインフルエンサーデータベースから抽出したサンプルに基づいており(サンプルデータは参考用としてのみ使用)、2025年1月1日から11月20日の小紅書(RED)業界・ブランド関連投稿の推計データを対象にトレンド分析を行った結果となっています。
この記事の目次
小紅書(RED)のトレンド調査の背景
近年、中国市場における消費行動は大きな変化を遂げており、特にZ世代を中心に、「モノ消費」から「ライフスタイル・共感消費」へのシフトが顕著になっています。そのため、従来の広告主導型マーケティングでは購買につながりにくい状況が生まれているということです。
こうした状況の中、中国発のSNS『小紅書(RED)』は、ユーザーが日常生活や体験を共有する"ライフスタイルプラットフォーム"として急速に成長しており、情報収集から購買までが一体化した新しい消費導線を形成しています。
実際にREDにおいては、商品単体の機能ではなく「どのような生活シーンで使われるか」「誰がどのように使っているか」といった文脈が購買意思決定に大きく影響しており、日本ブランドにおいても、認知度が高くないブランドであっても適切なアプローチによって売上創出が可能な環境が整っているとのことです。
業界別の最新トレンド
今回の調査では、RED上での主要6業界(アパレル・コスメ・食品・子育て・住居・ペット)におけるトレンドが分析されています。その中から、同社の支援実績および売上構成に基づき、特に重要度の高い以下3領域の最新トレンドが紹介されています。
アパレル・コーディネート領域
REDの服飾領域では、「購買喚起」に関する月間インタラクションが数億規模を維持し、商業広告の投下も増加傾向にあります。さらに、月間の出稿ブランド数は前年比で56%以上増加するなど、市場の拡大が続いています。
カテゴリ別では、アパレルが40%超、ジュエリー・アクセサリーが30%超を占め、バッグ(18.3%)、シューズ(8.6%)と続いています。特に、スポーツバッグまたはカジュアルバッグ(+55%)、ダイヤモンド・翡翠・ゴールド(+47%)、ニット・セーター(+36%)などは市場平均を上回る成長を示しています。
また、トレンド面では「ライトスプリング系」や「ボヘミアン×ヒッピー」などのスタイルが拡散し、"ベーシックなのに高見え"といった表現が人気を集めています。こうした流れの中で、ユーザーは単なる商品ではなく、「快適さ」と「個性」を両立したコーディネートを志向しており、アクセサリーやニットなどスタイルを引き立てるアイテムの需要が拡大しています。
その結果、服飾消費は機能や価格だけでなく、ライフスタイルや世界観を表現する手段へと進化しており、「物語性のあるスタイリング」や「自分らしさを表現できるアイテム」が購買判断を後押しする重要な要素となっています。
コスメ&ヘルスケア領域
コスメ・ヘルスケア領域では、「敏感肌」が年間の主要キーワードとなり、関連インタラクションは数千万規模に達しています。特に「脂性敏感肌」「乾燥敏感肌」「赤み敏感肌」「ニキビ敏感肌」など、細分化された肌質ニーズは前年比123%以上の成長を記録しています。
また、「頭皮ケア」への関心も急速に高まっており、「脂性頭皮」「抜け毛」といった悩みに関するインタラクションは285%以上増加しています。関連ハッシュタグの閲覧数は13億回を超えるなど、肌や頭皮に対するケアニーズの高度化・細分化が進んでいます。
ユーザーは単なる悩み解決ではなく、「健康的で生き生きとした印象」を重視しており、スキンケアやメイクを通じてポジティブな状態を表現する傾向が強まっています。美容コンテンツは、機能訴求から"健康美"や"活力"といった価値訴求へとシフトしており、色彩感や表現力が新しい競争軸となっています。
食品&飲料領域
REDの食品・飲料領域では、「購買喚起」に関する投稿が月間平均3億以上のインタラクションを記録し、商業目的の投稿は前年同期比で80%以上増加するなど、市場の活況が続いています。
カテゴリ別では、スナック菓子(29.7%)を中心に、生鮮果実・野菜(22.3%)、コーヒー、シリアル、インスタント飲料(21.2%)、穀物・食用油・乾物(19.9%)が主要構成となっています。さらに細分化すると、パン・菓子類やインスタント食品が上位を占め、手軽に楽しめる食品への需要が高まっています。
また、REDユーザーは食に関する共有意欲と創造性が高く、自作ドリンクやスイーツなどのUGC(ユーザー生成コンテンツ)が活発に投稿されています。特にベーキングや飲料分野は、トレンドを生み出す中心領域となっています。
こうした動向から、食品領域では「手軽さ」や「健康志向」に加え、ユーザーが再現・共有できる"体験型コンテンツ"が購買を後押しする重要な要素となっており、ブランドには"楽しさ"と"再現性"を両立した商品・コミュニケーション設計が求められています。
小紅書(RED)を活用した支援事例と施策
インタセクト・コミュニケーションズでは、REDにおける公式アカウント開設からEC機能構築、運用、KOL施策、広告運用、CS対応、物流までを一気通貫で支援しています。
実際の同社支援においては、『小紅書(RED)』公式アカウント開設後、6ヶ月でフォロワー1万人を達成したほか、EC開設6ヶ月後に月間流通総額500万円を突破するといった成果を創出しているとのことです。
また主な施策として、日本在住KOLを起用したライブ配信施策、動画・記事コンテンツの定期発信、プラットフォーム広告との連動による認知拡大、中国ユーザーの生活習慣・トレンドを踏まえたコンテンツ制作などを実施し、単なる情報発信にとどまらず、「共感形成→ファン化→購買」までを一体で設計しています。
特に高価格帯商品においては、KOLによる紹介を通じた信頼形成が購買に大きく寄与しており、ブランド認知の有無に関わらず売上創出が可能である点も特徴となっています。
インタセクト・コミュニケーションズ 担当者コメント
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社の海外広告推進グループ担当者は、次のようにコメントしています。
「現在の中国市場においては、商品を"売る"前に"欲しいと思わせる体験設計"が重要です。『小紅書(RED)』では、ユーザーが他者の生活を参考にしながら購買を決定する傾向が強く、特にKOLによる紹介や実体験コンテンツが大きな影響力を持っています。」
「当社では、日本企業の強みである品質の高さを、中国ユーザーの生活文脈に合わせて伝えることで、認知度が高くないブランドであっても購買につなげる支援を行っています。今後も"共感を起点としたマーケティング"がますます重要になると考えています。」
今後の展望
2026年に向けて、中国市場におけるマーケティングは「機能訴求」から「生活提案」へとさらにシフトしていくと予測されています。企業には、商品そのものだけでなく、「どのような体験や価値を提供できるか」が求められる時代に突入しています。
インタセクト・コミュニケーションズは今後も、『小紅書(RED)』を活用した"共感起点マーケティング"を通じて、日本企業の中国市場における成長を支援していくとしています。
会社概要
商号:インタセクト・コミュニケーションズ株式会社
所在地:〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目1番地 B・Mビル
設立:2000年11月
代表者:代表取締役社長 譚 玉峰
事業内容:中国本土・台湾を主軸とした観光DXによる海外プロモーション・インバウンド(訪日誘客)支援、中国向け越境EC、アフィリエイト運用代行、アフィリエイトサイトパトロール、システム開発など
資本金:9,856万円
出典元:インタセクト・コミュニケーションズ株式会社











