
株式会社モノエン(本社:東京都新宿区、代表取締役:中村貴広)が、モノづくり企業や職人、作家に特化したライブコマース事業「BEGINNING LEGACY」を2026年5月12日から開始することを発表しました。
同事業では、メーカーの社長や職人自らがライブ配信に出演し、製品開発の背景にある技術や想いをリアルタイムで視聴者に届けることで、理解・納得・共感を通じた新しい購買体験を提供していくとのことです。
この記事の目次
購買構造そのものを変革する新しいアプローチ
従来のECサイトとライブコマースには決定的な違いが存在します。ECサイトでは検索から比較、購入までのプロセスが分断されているのに対し、ライブコマースでは理解から納得、購入までが同時進行で行われます。
ライブ配信中には視聴者がリアルタイムで質問できるため、サイズ感や使い方、素材選びの理由といった疑問をその場で解消することが可能です。単なるECサイトとは異なり、会話を通じて納得した上で購入できることがライブコマース最大の魅力となっています。
また、ライブ配信ではつくり手やコマーサーが直接語ることで信頼関係が生まれ、製造工程や技術が可視化されることで理解が深まります。さらに実演によって使用後の体験が具体的にイメージできるようになり、「分からない」から「欲しい」までの心理的な距離が一気に縮まります。
TikTokをはじめとする動画プラットフォームの進化により、視聴と購買が一体化し、「人から買う」という価値観が主流になりつつある現在、このタイミングでのライブコマース事業開始は大きな意味を持っているとされています。
急成長するライブコマース市場と日本の巨大成長ポテンシャル

現在、ライブコマース市場は世界規模で爆発的な拡大を続けており、次世代の産業インフラとして定着しつつあります。特に先行する中国では成熟した市場が形成されていますが、日本においてはまさに本格的なハイパーグロース(超成長)を迎える初期段階にあり、最後に残された巨大な未開拓市場として国内外から注目を集めています。
従来のECサイトやウェブ広告では、写真とテキストのみで開発者の想いや他社製品との圧倒的な違いといった定性的な価値を伝えることに限界がありました。また、一般的なインフルエンサーPRではフォロワー数に過信しがちで、一過性のイベントや安売りに終始してしまい、ブランド価値を毀損するという大きな失敗要因が存在していました。

BEGINNING LEGACYでは、5月12日のスタートを皮切りに、日本全国に眠る「まだ見ぬ名品」や「情熱を持った町工場」を発掘し、継続的なライブ配信を通じて届けていくとのことです。
同社の強みは、圧倒的な情熱と丹精を込めた伝達力にあります。ただ製品を紹介するのではなく、配信の数日前から製品の背景にある思想や誕生までの軌跡、開発秘話といった魂の結晶とも言えるストーリーを発信していきます。
品質向上のために挑戦を続ける工場の姿、素材と向き合い続ける職人の手、幾度もの失敗を乗り越えて生み出された技術。その過程、歴史、熱量までも含めて届けることで、モノではなく価値そのものを伝えていく方針です。
さらに、SNSを通じて製品だけでは見えてこないつくり手たちの個性、声、瞬間をリアルに発信し、視聴者との深い共感を育てていくとしています。
創業者・中村貴広氏の想い:日本のモノづくりを世界一かっこいい職業へ

中村氏は「日本のアイデンティティはモノづくりにある」と本気で信じています。しかし今、その価値は本当に正しく伝わっているのか、という問いを投げかけています。
長年積み上げられてきた技術、人生を懸けて磨かれてきた職人技。本来世界に誇るべき日本のクラフトマンシップが、価格や効率、分かりやすさといった表面的な指標の中に埋もれ、誰にも知られないまま終わっていく現実に強い危機感を抱いています。
中村氏は前職で初めて製造業の現場に入り、本物の技術に触れ続けてきました。現場には想像を超える熱があり、納得いくまで手を止めない職人、スペックを満たしていても「まだあかん」と言い続ける姿、数字では測れない誇りと執念がありました。
しかしその一方で、デザイナーを入れ時間もコストもかけて作ったプロダクトが売れない、技術を持ちながらも評価されず現場を去っていく職人がいるという強い違和感も覚えました。「なんで、ここまでやる人たちが報われへんねん」という思いがすべての始まりだったと語っています。
「世界に挑戦したい」と語りながらも、実際には販路や発信手段を持てず埋もれてしまう企業も少なくありません。その裏で、本気で技術と向き合ってきた人たちが静かに消えていく現実が一番悔しかったと言います。
何度もやめようと思いましたが、古い構造の中でそれでも変えようともがくアトツギ、そしてその想いに共感して集まってきた仲間たちとともに続けてこられたと中村氏は振り返ります。
同社がやりたいのは単なる販売代行ではなく、全ての販売手段でモノづくりを本気で売ることです。その一つが今回のライブコマースであり、作り手が語り、技術が見え、想いが届くその瞬間をリアルタイムで生み出すことを目指しています。
BEGINNING LEGACYは製品を並べる場所ではなく、埋もれている価値を再編集し、新たな文化、伝統として世界へ提示する挑戦です。つくることそのものが尊敬される世界、職人が渋い、カッコいいと憧れられる世界、そして日本のモノづくりがもう一度世界から求められる世界を実現するため、モノづくりを世界一かっこいい職業にすることが同社の挑戦とされています。
5月12日配信:日本の技術が光る珠玉の3社のプロダクト
5月12日の初回配信では、同社が自信を持って厳選した3社のプロダクトを紹介します。いずれも語るべき深いストーリーがあり、視覚的な変化が分かりやすい、ライブコマースに最適な逸品です。新生活が落ち着き、暮らしの質を見直したくなる初夏の入り口や、母の日といったギフト需要が高まるこの時期に、日々の生活を豊かにする最高の体験を届けるとのことです。
当日はメーカー社長や新規事業担当者の方々にも参加いただき、会社の紹介はもちろん、開発秘話や苦労話などを1時間お話いただきます。また、ライブ限定の特別セットやノベルティも準備されています。
1社目:創業90年を超える老舗ゴムメーカー・錦城護謨株式会社が開発した「KINJO JAPAN」

ガラス同等の透明度94%を実現した高透明シリコーンゴムでつくられたグラスです。炊飯器パッキンや医療機器などで培った精密なゴム加工技術を応用し、「落としても割れない」という従来の常識を覆す製品を実現しました。
金型を何度も作り直し、細部にまでこだわり抜き、技術力の象徴として生まれた、見た目はガラス、素材はゴムという革新的プロダクトです。今回の配信では、八尾市とのYAOYA PROJECTから生まれた「KINJO JAPAN E1」が紹介されます。
2社目:創業75年大阪八尾市の町工場・藤田金属株式会社が手掛ける「ふらいぱんヴィレッジ」

職人による鉄加工技術を活かした本格鉄フライパンブランドです。独自のハードテンパー加工により、「焦げ付きやすい・錆びやすい」という鉄フライパンの課題を軽減しました。
さらに、高い蓄熱性によって食材の旨味を閉じ込め、家庭でもプロレベルの焼き上がりを再現します。使うほど油がなじみ、育つ道具として長く愛用できる一生モノのプロダクトです。今回の配信では、「有名料理人桝谷周一郎さん監修 職人手作り鉄フライパン」が紹介されます。
3社目:創業100年、ストーブ用灯芯を製造してきたシルバー株式会社が開発した「TORCH+」

炎を安全に楽しむために設計された次世代オイルトーチです。独自のガラス芯技術と転倒時自動消火機構を組み合わせ、癒しの炎と高い安全性を両立しました。
さらに、空気流量を制御することで「1/fゆらぎ」を生み出し、空間そのものを整える体験価値を実現しています。無骨さとミニマルデザインを融合した、工業技術発のライフスタイルプロダクトです。今回の配信では、八尾市とのYAOYA PROJECTから生まれた「TORCH+」が紹介されます。
BEGINNING LEGACYでは、初回3社のような体験として伝わる価値を持つプロダクトのみを扱います。選定基準は明確で、ストーリー性(存在理由が語れる)、体験性(ライブで再現できる)、市場性(価格・供給が成立する)の3つです。さらに、共感、所有欲、希少性、ストーリーを独自設計し、「欲しい」ではなく「持ちたい」に変えていくとしています。
新たな伝統を創発する「BEGINNING LEGACY」

BEGINNING LEGACYとは、新たな伝統を創発するキュレーションブティックです。
BEGINNING LEGACYは表層的ライフスタイルブランドとは異なり、時代を超えた親和性に重点を置き、オーセンティックな逸品の創出及び選定を通じて、新たな価値体験を提案しています。
また、さまざまな歴史的、文化的、生活様式のインスピレーションと最新のデザインコードを調和させた独特の製品ラインナップが構成する完璧なプロポーションによって、洗練されたブランドイメージを形成しています。
真価を見出す不変のアイデンティティとそれを体現する美の哲学でタイムレスな絶対的価値を実現しています。新たな伝統を創発し続ける歴史と革新の共存拠点は、近い将来クラフトマンシップの到達点となるでしょう。
最新の配信スケジュールやメーカーの裏側に密着したストーリーは、公式SNSアカウントにて随時発信されます。定期ライブ配信日は毎週火曜・木曜AM6:00-9:00、毎週日曜PM12:00-15:00となっています。
モノエンについて

株式会社モノエンは「エンタメ×ゴエンの力で、モノづくりを底上げる」というミッションを掲げ、日本の製造業を「文化産業」として世界を熱狂させていくことを目指す会社です。単なる物販ではなく、「なぜこのモノが存在するのか」「誰がどのような想いでつくっているのか」を深く理解した上で手に取るプロセス自体を価値として届けていきます。BEGINNING LEGACYは商品を売る場ではなく、価値を再編集し、文化・伝統として届ける場として展開していくとのことです。
今後は、リアルに製品を販売できる拠点づくり(2026年夏予定)や購入後、モノづくり企業やつくり手、製品などを応援できるコミュニティへの展開(2026年度秋予定)も視野に入れています。この仕組みをさらに発展させ、世界で活躍するクリエイターによる商品リブランディングプロジェクト、モノエン企画として町工場とのオリジナル商品開発や、将来的には「MACHICOBA」を世界の共通言語にするためのグローバル展開も見据えています。ライブコマースをきっかけに日本の製造業にとっての次世代の産業インフラとして確立していくとしています。
モノづくりを世界一かっこいい職業にする。モノエンは本気で挑戦し続けるとのことです。
株式会社モノエン 会社概要
ミッション:エンタメ×ゴエンの力で、モノづくりを底上げる
社名:株式会社モノエン
所在地:
【本社】〒160-0023 東京都新宿区西新宿5丁目5番1号ザ・パークハウス西新宿タワー60 2916号室
【東大阪オフィス】〒577-0035 大阪府東大阪市御厨中1-14-24 三和紙業内TSUNAGI
【沖縄オフィス】〒905-1411 沖縄県国頭郡国頭村字辺土名1429 YANBARU HOSTEL
創業日:2026年3月
代表者:中村貴広
事業内容:ライブコマース事業(モノづくり特化)
出典元:株式会社モノエン プレスリリース











