
グローバルに展開するオンライン・マーケットプレイスのTemu(テム)が、模倣品や海賊版への対策に取り組む国際的な組織である国際模倣対策連合(IACC)への加盟を、米国ボストンにて現地時間14日に発表しました。IACCは40カ国・地域以上において250を超える企業や団体が加わるグローバルネットワークであり、この加盟は同社が2022年にサービスを開始して以来、継続的に強化を進めてきた知的財産(IP)保護に関するプログラムの最新施策となっています。
同社はIACCの一般会員(General Member)という形で加盟することとなり、ブランド企業や業界団体、規制当局といった様々なステークホルダーとの協力関係を一層強固にしていく方針です。業界の枠を超えたワーキング・グループへの積極的な参加や、知識・経験の共有を通じ、知的財産の保護と消費者保護の両面において、より高い水準を目指した活動を推し進めていく計画となっています。
今回のIACC加盟は、Temuと同団体との間で既に構築されているパートナーシップをより深化させる動きと位置付けられています。2025年5月には、TemuはIACCとの間で覚書(MOU)を取り交わしており、オンライン・マーケット・プレイス事業者、決済サービス事業者、グローバルに展開するブランド企業などが集う業界横断型のフォーラム「Marketplace Advisory Council(MAC)」において、創設メンバーとしての役割を担っています。
IACC会長を務めるBob Barchiesi氏は、今回の加盟について次のような見解を示しています。「TemuをIACCのメンバーとしてお迎えできたこと、そして同社が知的財産保護に関して絶え間ない努力を続けていることを非常に喜ばしく感じています。模倣品への対策においては、業界の垣根を越えた協力体制が欠かせません。IACCは、関係各所が力を合わせ、ベスト・プラクティスを共有できるプラットフォームを提供しております。Temuが当ネットワークの中で能動的に活動し、より安全性が高く信頼に足るオンライン・エコシステムの構築に寄与してくれることを期待しております。」
Temuの広報担当者も、この加盟について以下のようにコメントを発表しています。「消費者の皆様とブランド企業の双方から信頼を寄せていただけるマーケット・プレイスを作り上げていく上で、知的財産の保護は欠くことのできない要素です。この度のIACC加盟は、当社が知的財産保護に対して継続的に注力していることを表明するものとなります。今後は業界の関係者やステークホルダーの皆様との建設的な協力関係を一層強化していきたいと考えております。」
知的財産保護における具体的な取り組み
Temuが構築している知的財産保護の仕組みは、出店を希望する事業者の審査段階から、商品を掲載する前のスクリーニング、さらには掲載後における24時間体制・年中無休の監視活動まで、プラットフォーム運営における全段階をカバーする包括的なものとなっています。予防的な監視を目的としたデータベースには、6,700を超えるブランドに関する詳細な情報が蓄積されており、3,800万点を超える画像データと900万以上のキーワード情報を監視活動に役立てています。
また、削除を求める要請に対しては、全体の99.9%以上を3営業日以内に処理しており、平均的な対応時間は1営業日にも満たない迅速さを実現しています。このスピーディーな対応体制により、権利者の保護と消費者の安全性確保を両立させています。
加えて、2024年4月からスタートした「Brand Guardian Initiative」という取り組みを通じ、Temuは1,500以上のブランド企業と直接的な連携関係を構築しています。このイニシアチブでは、権利を行使するためのツールの提供、個別のサポート対応、定期的なデータ分析結果やインサイトの共有などを実施しており、ブランド企業が自社の知的財産を効果的に守れるよう支援を行っています。
Temuのサービス概要
Temuは、世界中の消費者と数百万にのぼる販売事業者、製造業者、ブランド企業を結びつけるオンライン・マーケットプレイスとして機能しています。現在は90を超える市場において事業を展開しており、手頃な価格で品質の高い製品を届けることで、人々の暮らしをより充実したものにすることをミッションとして掲げています。
2022年9月に米国市場でサービスを立ち上げて以来、消費者と販売事業者の双方がそれぞれの目標を達成できるよう、リーズナブルな価格設定でありながら品質を妥協しない商品の提供に力を入れてきました。日本市場には2023年7月に進出しており、効率化されたサプライチェーンを活用することで実現した豊富な商品ラインナップと手の届きやすい価格設定が、消費者から高い評価を獲得していることが調査結果からも明らかになっています。
今回の国際模倣対策連合への加盟により、Temuは知的財産保護における国際的な協力体制の一翼を担うこととなり、グローバル・マーケットプレイスとしての信頼性と安全性をさらに高めていくことが期待されます。業界全体でのベストプラクティスの共有と実践を通じて、消費者とブランド企業の両方にとってより良いオンライン・ショッピング環境の実現を目指していく姿勢を明確にしています。
出典元:Temu













