メルカリ、受取評価前に売上金を受け取れる「販売利益の早期受取機能」を提供開始

株式会社メルカリは、2026年4月8日から、フリマアプリ「メルカリ」において、特定の条件を満たした出品者を対象に、購入者からの「受取評価」を待たずに販売利益を受け取ることができる新機能の提供を開始したと発表しました。

従来のメルカリでは、購入者による受取評価が完了してから、出品者が売上金を受け取る仕組みとなっていました。しかし、今回の新機能の導入によって、出品者はこれまでよりも迅速に売上金を受け取ることが可能となります。

なお、メルカリアプリを利用している顧客は、本日から段階的に本機能を利用できるようになります。ただし、本機能を使用するには、メルカリアプリを最新バージョンにアップデートする必要があります。

導入の背景

同社は「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というミッションを掲げ、すべての人が安心・安全、かつ手軽にモノの売買ができるマーケットプレイスの実現に向けて、様々な取り組みを実施してきました。

2025年5月には、不正利用者の「徹底的な排除」と顧客の「徹底的な救済」を行う新方針を発表し、AI技術を活用した不正監視などの不正対策や、全額補償サポートプログラムによる顧客サポート、匿名返品機能の提供開始、取り組み状況と成果をまとめた透明性レポートの公開など、安心・安全に関する対策を継続的に強化してきました。

その一方で、取引プロセスの利便性においては、出品者の顧客から「受取評価が行われないことへの心理的負担」や「受取評価の完了まで売上金が反映されないことによる機会損失」、さらには「あんしん鑑定を利用時に、売上金の反映がより時間がかかる」といった声が寄せられていたとのことです。

こうした顧客の声を受けて、出品体験のさらなる向上だけでなく、売上金を早期に受け取ることにより、売上金をすぐに次の購入に活用できる「購入体験のさらなる向上」を目指し、本機能の提供開始に至ったとしています。

機能の概要

本機能は、対象となる配送方法を利用し、かつ特定の条件を満たした出品者が、取引完了前、つまり受取評価前に売上金を受け取ることができる機能です。

ただし、本機能を利用して早期に売上金を受け取った場合でも、最終的には購入者と出品者の双方による評価を行い、取引を完了させる必要があります。

早期受取後に取引がキャンセルとなった場合は、購入者に対しては購入時の支払い方法に応じて、システムを通じて自動で返金されます。また、出品者からは、既に受け取り済みの売上金相当額をメルカリへ返還する必要があります。なお、受け取り済みの売上金相当額を返還する際に、手数料は発生しません。

利用条件の詳細

本機能を利用するには、いくつかの条件があります。まず、利用条件としては、「アプリでかんたん本人確認」の完了、および「出品者レベル」がレベル4以上であることが必要です。レベル4以上とは、累計売却数10個以上の出品者の顧客が該当します。ただし、「あんしん鑑定サービス」利用時については、「出品者レベル」は問われません。

受取上限金額については、5万円が設定されています。ただし、「あんしん鑑定サービス」利用時は10万円となります。

対象配送方法は、「らくらくメルカリ便」または「エコメルカリ便」のいずれかとなっています。

売上金を受け取れるタイミングについては、「配達済み」から24時間経過した時点となります。ただし、「あんしん鑑定サービス」利用時は、鑑定センターにて「鑑定基準以上」と判断された時点で受け取りが可能となります。

受取方法は、取引画面に表示される「販売利益を受け取る」ボタンをタップすることで、売上金を受け取ることができます。

今後の展望

同社は、今後も「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というミッションのもと、顧客がより自由に、かつ安心・安全に価値を交換できるマーケットプレイスの実現を目指していくとしています。

今回の新機能は、出品者の利便性向上に大きく寄与するものと期待されており、メルカリの取引プロセスにおける重要なアップデートとなっています。売上金の早期受取により、出品者はより活発な取引活動を行うことができ、メルカリのエコシステム全体の活性化にもつながると考えられます。

出典元:株式会社メルカリ

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