Polaris.AIとスコープが「AI売場診断サービス」を共同開発、リテールテックJAPAN 2026で初公開へ

Polaris.AI株式会社(本社:東京都文京区)は、株式会社スコープ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横山 繁)との共同プロジェクトにより、AIを活用した「AI売場診断サービス」の開発を完了したことを発表しました。

プロジェクトの背景と目的

小売業界においては、売場の品質が担当者個人の経験やセンスに大きく依存しており、判断基準が属人化してしまうという課題が長年存在していました。この問題により、店舗間での品質のばらつきが生じたり、改善施策の再現性が低くなったり、従業員育成にかかるコストが増大したりするといった弊害が発生しやすい状況にあったということです。

今回のプロジェクトでは、スコープが30年以上という長期間にわたって蓄積してきた「売れる売場づくり」に関する豊富なノウハウを、最新の画像AI技術によって、誰もが一定の品質で利用できる診断ツールとしてシステム化することに成功したとのことです。

熟練したコンサルタントが持つ暗黙知を言語化し構造化することで、AIが再現可能な形式に落とし込み、経験の浅い担当者でも一定品質の売場診断を受けられるサービスの実現に至っています。

Polaris.AIが担当した技術領域

本サービスの開発プロセスにおいて、Polaris.AIは以下の技術領域を担当し、プロジェクトの実現に貢献しました。

要件定義と技術選定

スコープが掲げる「売場診断をAIで実現したい」というビジョンに対して、実現可能性の検証段階から参画し、最適な技術スタックの選定を支援しました。最新のモデル群を比較検証することで、推論速度、運用コスト、診断精度のバランスを最適化したシステムアーキテクチャの設計を行っています。

開発ロードマップの策定

ベータ版リリースから正式版に至るまでの詳細な開発計画を策定しました。段階的な機能拡充と品質向上に向けたマイルストーンを明確化することで、プロジェクト全体の円滑な進行管理を実現しています。

専門知識のAI実装

スコープの熟練コンサルタントへの丁寧なヒアリングを重ねることで、30年分にわたる売場づくりのノウハウを構造化しました。視認性、ブランド整合性、マーケティング効果など、多様な評価軸で診断と提案ができるAIシステムの構築を実現しています。

システム実装とUI/UX設計

スマートフォンで売場を撮影するだけで診断が完了するという、シンプルで直感的なユーザー体験を設計しました。単純なスコアリングに留まることなく、現場で即座に実行可能な具体的改善アクションを提案する仕組みの実装を行っています。

サービスの概要

今回開発された「AI売場診断サービス」のベータ版は、以下のような仕様となっています。

主な機能としては、視認性と可読性の診断、デザインとブランド整合性の評価、具体的な改善提案の提示などが含まれています。正式なリリースは2026年秋以降を予定しているとのことです。

今後の展開について

Polaris.AIは、本プロジェクトを通じて培ったノウハウを活用し、小売業界に限定することなく、暗黙知のシステム化が求められるさまざまな領域へのAIソリューション展開を進めていく方針を示しています。

また、スコープとは本サービスの正式リリースに向けた機能拡充を継続的に行い、診断結果からPOP制作、棚割提案までをワンストップで実施できる「店舗販促のトータルソリューション」への進化を目指していくとしています。

株式会社スコープについて

株式会社スコープは、代表取締役社長を横山 繁氏が務め、1989年4月1日に設立された企業です。所在地は東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム28階にあります。

事業内容は総合企画事業であり、店舗販促の企画、制作、運営を手がけています。

Polaris.AI株式会社について

Polaris.AI株式会社は、松尾研スタートアップとして、「AI時代の羅針盤(Polaris)になる」というビジョンを掲げ、企業のAI活用を総合的に支援している企業です。外資系戦略コンサルティングファーム出身者や国内外の大手IT企業出身のエンジニアで構成されており、主に以下のサービスを提供しています。

オーダーメイドAI開発では、企業特有の課題に対応したカスタムAIソリューションの開発を行っています。AI導入・活用コンサルティングでは、AI戦略立案から実装支援まで伴走する形でサポートを提供しています。さらに、AI研究開発支援および共同研究として、最先端のAI技術に関する研究開発パートナーとしての支援も行っています。

同社は、最先端のAI技術とビジネスに関する深い知見をベースに、単にAIソリューションを提供するだけでなく、企業の本質的な課題解決と新たな価値創造の実現を目指しています。

出典元: Polaris.AI株式会社プレスリリース(PR TIMES)

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