
コクヨグループでEコマース事業を展開する株式会社カウネット(本社:東京都港区/代表取締役社長:宮澤典友)は、2025年7月30日から運用を開始した「当日選択式サービス」に関して、サービス開始後の運用成果を発表しました。
「当日選択式サービス」は、当日配送可能なエリアにおいて前日18時から当日11時までの注文に対し、通常のお届け予定日を翌日と設定し、顧客が希望する場合に当日配送を選択できる仕組みとなっています。サービス導入後の実績を分析した結果、従来は一律で当日配送としていた物量のうち約36%が翌日配送に移行したことが明らかになりました。この結果により配送ネットワークの過密状態が緩和され、当日配送と翌日配送の双方において配達完了時刻の「前倒し」が実証されました。特に課題となっていた15時台から18時台の夕方における配送集中は9.4ポイント緩和されており、物流現場における労働環境の改善につながる効果が確認されています。
この記事の目次
「当日選択式サービ」導入による成果
同社は、サービス導入前後における配達完了時刻の実データと、物流現場へのヒアリング結果に基づき、以下の成果を確認しています。
配達完了時刻の「前倒し」を実証
サービス導入以降、当日配送エリアにおける午前9時台から11時台における配達完了率は10.0ポイント向上しました。一方、配達ルートの終盤にあたり終業時間の遅延に直結しやすい15時台から18時台においては、9.4ポイントの減少が確認されました。これらのデータは、従来は夕方以降まで続いていた配送業務を、より早い時間帯へ前倒しできたことを示しています。配達のピーク時間帯を日中の早い時間へシフトさせることで、配送ネットワークの過密状態を解消し、予期しない遅延リスクの軽減や配送終了時刻の安定化に貢献する成果が得られています。
倉庫内作業の平準化と配送ドライバーの労働環境改善
自社倉庫(運営:コクヨサプライロジスティクス株式会社)においては、午後の当日配送便における倉庫切り離し時刻が早期化し、トラック出発直前の荷物管理業務が軽減されました。これにより翌日配送便の出荷作業に早期着手することが可能となり、例えば夜間の制限時間直前に300個集中していた荷渡し作業を、午前中200個、夜間100個へと分散させるなど、倉庫内業務の平準化を達成しています。こうしたオペレーション改善は配送ドライバーにも好影響を及ぼしており、配送完了時刻の早期化に伴い、一部のケースでは配送ドライバーの労働時間が1時間短縮された事例も確認されています。
顧客ニーズへの適合と配送確実性の向上による顧客体験の提供
サービス導入前に実施された調査では、当日配送を必須とする回答は約3%にとどまり、約80%の顧客が翌日配送を許容していることが判明していました。こうした顧客ニーズを背景として実施された本施策により、現在は無理のない範囲での配送分散が進展しています。コールセンターにおける調査では、配送状況に関する問い合わせに改善が見られ、特に当日配送における朝9時台の「未着・遅延」に関する問い合わせが減少しました。これは夕方の過密緩和が翌朝の配送計画精度の向上に寄与し、お届けの確実性が高まった結果と考えられます。翌日配送の品質も維持されており、お届けの質を保ちながら物流インフラの持続可能性を高める、安定した顧客体験の提供につながっています。
「当日選択式サービス」の概要
当日配送エリアにおける前日18時から当日11時までの注文について、注文画面に表示される通常のお届け予定日を翌日と表示し、「お急ぎ便」または「納品希望日」を選択することで当日にお届けするサービスです(追加料金は不要)。
対象サービス:カウネット、ウィズカウネット、べんりねっと、べんりねっとL
※べんりねっと、べんりねっとLはウィズカウネット(一般商品)のみが対象となります
対象配送商品:在庫品
対象エリア:当日配送エリア
注文手法:Web注文
同社は今後も、物流課題に対する効率的な配送体制の構築を進め、顧客ニーズに応じた柔軟なサービス提供を目指していくとしています。
カウネットについて
カウネットでは、テクノロジーとクリエイティビティを活用し、すべての働く人に価値ある体験を生み出す取り組みを推進しており、超大企業から中小事業所まで、規模を問わず利用可能なEコマースプラットフォームを提供しています。クラウドで管理購買システムとして利用できる「べんりねっと」、素早く簡単にネットで購入できる「カウネット」は、長年にわたり多くの顧客から支持を得ています。
出典元:株式会社カウネット プレスリリース













