生活の中でタイパを意識する人は93.6%、家事の効率化に関する意識調査結果を発表

株式会社R&G(埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)が、全国の男女500名を対象に実施した「生活の中でタイパのために取り組んでいることに関する意識調査」の結果を発表しました。調査データはランキング形式でまとめられています。

忙しい日々を過ごす中で、「無駄なく時間を活用したい」と考える方は多いのではないでしょうか。そうした中で注目を集めているのが、「タイパ(タイムパフォーマンス)」という概念です。

タイパは「業務効率を高めるための工夫」に限らず、家事などの日常シーンでも応用可能な習慣となっています。

今回、株式会社R&Gが運営するR&Gの特定技能外国人採用サポートでは、全国の男女500名に対して「生活の中でタイパのために取り組んでいること」に関するアンケート調査を実施しました。その結果がランキング形式で公開されています。

調査結果については、NPO法人tadaima!代表で家事シェア研究家の三木智有氏による考察も掲載されています。

調査概要

調査対象:全国の男女

調査期間:2025年12月8日~9日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:500人(女性359人/男性141人)

回答者の年代:20代 21.8%/30代 36.6%/40代 25.2%/50代 12.8%/60代以上 3.6%

調査結果のポイント

・生活の中でタイパを意識することがある人は93.6%

・生活の中でタイパを意識する場面の1位は「家事をしているとき」

・生活の中でタイパのために取り組んでいることは「ながら作業をする」が最多

生活の中でタイパを意識することがある人は93.6%

全国の男女500名に「生活の中でタイパを意識することがあるか」と質問したところ、「よくある(42.4%)」「たまにある(51.2%)」と回答した人が合計で93.6%となりました。

大多数の人が日常生活においてタイパを意識していることがわかり、タイパの概念が広く浸透していることが確認されました。「よくある」と答えた人も40%を超えていることから、特別な状況に限らず、日々の選択や行動において、自然に時間効率を考慮する人が多いと推測されます。

タイパを意識する理由・背景には「忙しさ」や「情報量の多さ」が考えられ、限られた時間の使い方が大きな関心事になっていることが明らかになりました。

生活の中でタイパを意識するとき1位は「家事をしているとき」

「生活の中でタイパを意識するとき」の圧倒的1位は、半数以上の票を集めた「家事をしているとき(60.6%)」でした。続いて2位「移動しているとき(16.8%)」、3位「朝の支度をしているとき(13.8%)」という結果になっています。

具体的な回答として、以下のような声が寄せられました。

・家事をしているとき。待ち時間のある作業に、別の作業を挟み込むとき(30代 男性)

・生活の中では、主に移動時間や家事をするときにタイパを意識します。通学中に授業内容の復習をしたり、家事は複数の作業を同時に進めて効率化しています。また動画を見るときも倍速を使うことで、必要な情報を短時間で得る工夫をしています(20代 男性)

・予定が詰まっている日の家事を行うとき。朝、子どもの支度から送迎まで(30代 女性)

・仕事が在宅で夕方遅くまでなので、夕飯の支度と洗濯物の片付けあたりで意識します(40代 女性)

・日用品や食料品を購入するとき(50代 女性)

タイパは特別なシーンではなく、家事や朝の支度といった日常生活の中で頻繁に意識されていることがわかりました。

「仕事と家庭の両立」「子育て」など多忙な日常において、限られた時間をやりくりしながら、少しでも余裕を生み出したいという思いが伺えます。

生活の中でタイパのために取り組んでいることは「ながら作業をする」

「生活の中でタイパのために取り組んでいること」について質問したところ、1位は「ながら作業をする(30.4%)」という結果になりました。2位「段取りを考える(11.0%)」、3位「家電を活用する(10.6%)」、4位「簡単な料理しか作らない(10.0%)」と続きます。

大きく分けると「自分の動き方を工夫する」「何かに頼って負担を軽減する」という、2つの方向性があることがわかりました。

例えば、ながら作業や段取りといった方法で、時間の使い方を自分で組み立て、効率を高めようとするアプローチがひとつです。一方で家電やネットサービスを活用して、自分で行う作業を減らして時短につなげている人も見られました。

また「調理しながら洗い物」「電子レンジや自動調理器で調理」「簡単な料理を選ぶ」「洗い物を減らす」「作り置き」など、料理関連の取り組みが多数挙がったのも特徴的です。

「料理を効率化したい人」「料理の負担が大きいと感じている人」が多いことの表れだと考えられます。

1位 ながら作業をする

・ご飯を作りながら洗い物をするなど、できることは同時進行しています(30代 女性)

・通勤中にネットスーパーで買い物したり、ドラマを動画で見たりしています(40代 男性)

ながら作業(マルチタスク)が多くの支持を集めています。

ながら作業は、わずかな待ち時間や移動時間を活用することで、すぐに実践可能です。例えば生活の中では「お湯が沸くのを待っている時間」「洗濯機が止まるまでの時間」などの待ち時間が多く発生します。こうした時間に別の作業を行うことで、効率が良くなります。

「同時にできることは一緒にやる」という意識の切り替えだけで成立するため、取り組みやすい工夫となっています。

2位 段取りを考える

・「スーパーで食料や日用品を買う」「掃除をする」「趣味の時間を作る」などのタイムスケジュールを考えて書き出します。翌日以降のことも考えて、時間があれば晩御飯の下ごしらえもできるところまでやります(20代 女性)

・動線を意識し、効率良く買い物を行えるようにしています(30代 男性)

・朝は限られた時間で出かける準備を終わらせたいので、動作をまとめたり順番を決めておいたりすることで、できるだけ無駄なく進められるように意識しています(40代 男性)

段取りを考えて動くと、無駄な動きや行動中の迷いが減ります。事前に順番や動線を整理しておくことで、作業中に考える負荷が減り、スムーズに行動できるためです。

段取りは頭の中だけで考えることもできますし、紙やスマートフォンのメモに書き出すこともできます。

3位 家電を活用する

・最新の家電を使います(30代 男性)

・洗濯は洗濯乾燥機を使い、食器洗いは食洗機を使い、掃除では細かいところ以外はロボット掃除機を使用しています(30代 女性)

・電気圧力鍋やスチームオーブンを購入しました。食材を用意するだけで、ほったらかし調理ができます(40代 女性)

具体的な家電としては「電子レンジ」「自動調理器」「食洗機」「ロボット掃除機」などが多く挙がっています。家事を代行してくれる家電を導入することで、自分で行う家事が減るため、時間が生まれやすくなります。

導入にあたって初期費用はかかるものの、一度導入すれば日々の手間を大きく減らせる点が魅力です。自由に使える時間が増えるだけでなく、「忙しいけどやらなきゃ」「苦手・嫌いだけどやらなきゃ」というプレッシャーから解放されるメリットもあると考えられます。

4位 簡単な料理しか作らない

・私は料理があまり得意ではないので、仕事の合間などを使って効率良く生活するために、すぐにできるようなうどんやパスタを作って、すぐご飯を終わらせています(20代 男性)

・おかずを作るときは、最初に材料や調味料をすべてフライパンに入れて、放置するだけでできる料理にしています。味見や野菜から炒めるなどは一切しません(30代 女性)

・できるだけ少ない材料で素早く作れるものにしています(40代 女性)

簡単な料理しか作らない場合には、料理の材料や工程が減り、時短かつ楽になります。あらかじめ簡単な料理をいくつかピックアップしておくことで、調理時間だけでなく、献立を考えるためにかかる時間も短縮できると考えられます。

食事準備にかかる時間が短縮されれば、仕事や休息に時間を回せるようになります。料理が苦手な人にとっては、作るストレスが減るメリットもあります。

5位 洗い物を増やさない

・ワンパン料理やどんぶり料理など、洗い物が少なくなるようにしています(30代 男性)

・フライパンやボウルなどの調理道具が少なくなるように工夫します(50代 男性)

・可能な限りおかずはフライパン1つで調理し、そのまま食卓に出して小皿に取って食べ、洗い物を少なくします(60代以上 女性)

キッチン回りの家事で面倒なのは、料理を作ることだけではありません。食べ終わったあとに調理器具や食器を洗うのも、時間がかかって手間になります。そのため片付けの手間も考えて、洗い物を減らす工夫をしている人も多くなりました。

具体的には「フライパンひとつでできるワンパン調理を心がける」「ワンプレートに盛り付ける」などが挙がりました。

6位 料理を作り置きする

・子どもが寝ている時間に平日のご飯を作り置き・冷凍して、食べるときは焼くだけ・温めるだけにしています(20代 女性)

・休日のうち1~2時間集中して、7日分の食料を作り置いたり下処理したりしています。そのため平日は大体1食5~10分程度で作れます(30代 男性)

・まとめて料理をして冷凍保存して、温めて食べるだけにしたり、アレンジして食べたりしています(40代 女性)

作り置きする場合、作り置きするための時間はかかります。ただ時間のある休日に手間を集中させ、忙しい平日を楽にすることは可能です。

作る際にまとまった時間は必要ですが、その後は温めるだけで食事が完成するため、忙しい日に時短効果を感じられます。計画性は求められるものの、慣れれば安定したリズムを作りやすくなります。

外食や出来合いの総菜に比べて、栄養バランスなどを自分で管理しやすいのもメリットです。

7位 ネットで買い物する

・ネットスーパーを利用しています。大抵いつも買うものは決まっており欲しいものが選びやすいし、レジにも並ばなくて済むのでかなり時短です(20代 女性)

・休日は自分の時間を有効活用するため、買い物はもっぱらネットスーパーを利用しています(30代 男性)

・ネットスーパーや通販サイトを使って買い物の手間を減らします(40代 女性)

実店舗で買い物すると「店舗までの移動時間」「店内で歩き回って、欲しい商品を探す時間」「レジでの待ち時間」などが発生します。しかしネットでの買い物であれば、注文してから配達されるまでの待ち時間はあるものの、移動時間や買い回る時間は減ります。

計画的かつ早めに注文しておけば、欲しいタイミングで届けてもらうことも可能です。「忙しくて買い物に行く時間が惜しい」という人には、メリットの大きな工夫と言えます。

8位 倍速再生する

・YouTubeで、真剣に見なくてもいい動画は2倍速で見ます(20代 女性)

・情報収集のためYouTubeをラジオがわりに聴く際、2倍速で聴いています(30代 男性)

・映画やドラマなどを観るときはリアルタイムで見ず、録画してCMをスキップしながら見たり、1.5倍速などで見たりして、余暇をそこだけにかけないようにしています(50代 男性)

「情報収集や娯楽の時間を圧縮したい」という気持ちで、倍速再生を活用している人もいます。すべてをじっくり味わうのではなく、「必要な部分だけ効率良く得たい」という考え方です。

倍速再生することで、同じ時間でも多くの情報に触れられるようになります。スマートフォンなどのデバイス上で、再生速度の設定を変えるだけで実行できるので、簡単に実行できる工夫です。

倍速再生はタイパの代名詞的行動とも言えますが、今回のアンケートでは家事関連のタイパ行動に押されて8位という結果になりました。日常生活においては、家事関連のタイパのほうが、情報収集のタイパよりも切実な問題だと認識されていることが伺えます。

まとめ

多くの人が家事などの日常生活の中でもタイパを意識しており、無理のない形で生活に取り入れていました。新たにコストをかけたりスキルを習得したりするというよりも、待ち時間の活用や段取りなど、ちょっとした工夫として取り組んでいる人が多くなっています。

タイパをいくら向上させても全部自分で動いていたら限界があるので、「便利な家電」「ネットスーパー」など、外部の力を借りるのもひとつの方法です。

今回のアンケートではタイパの取り組みとして複数の工夫を挙げてくれた人も多く、タイパへの取り組みに熱心な人が多いことはもちろん、タイパ向上の方法が幅広いこともわかりました。

状況や性格に応じて、「向いている工夫/向いていない工夫」「できる工夫/できない工夫」がありますので、できそうなものから試してみるのがおすすめです。

三木智有氏の考察

タイパ向上は「いかに効率よく時間を使うか」ですが、仕事だけじゃなく家事や生活の工夫として浸透しているのがとても興味深いです。僕自身、家事をしながら音声コンテンツをよく聴いていますが、こうすることでタイパが良いだけでなく、面倒なことも楽しみな時間、学びの時間へと変えることができます。

また、家電やサービスを導入する際は、既存の家事リズムに無理に組み込むのではなく、新しいツールを前提とした家事のリズムを再構築することが成功の鍵です。

タイパは個人の工夫に留まらず、家族で協力して「やるべき家事を力を合わせて終わらせる」という視点で取り組むことで、より大きな効果が得られます。

監修者紹介

三木 智有

NPO法人tadaima!代表・家事シェア研究家・インテリアコーディネーター

リフォーム会社でインテリアプランニング、施工管理、営業販売などの業務を経て独立しました。フリーのコーディネーターとしてマンションオプションの販売、内装工事、個人宅のコーディネートなどを行いました。

2011年。家は家族にとって何より"自分らしくいられる居場所"であって欲しい。そうした想いから、「10年後も"ただいま!"と帰りたくなる家庭」で溢れた社会の実現を目指し、NPO法人tadaima!を起業しました。

日本唯一の家事シェア研究家として、家事シェアを広める活動を行っています。

NPO法人tadaima!活動内容

・夫婦の関係を育む"家事シェア"を広める活動|講演年間80本以上

・子育てや暮らしに集中できる住環境をつくる"モヨウ替えコンサルティング"|延べ400件

著書

『家族全員自分で動くチーム家事』

『家事でモメない部屋づくり』

共にディスカヴァー・トゥエンティワン刊

株式会社R&Gについて

株式会社R&Gは埼玉県大宮を拠点に製造業、物流業、通訳、機械系エンジニア等に特化した人材派遣サービスを提供しています。一般の派遣会社と違い留学生等の外国人派遣でご案内しています。あわせて外国人の生活を来日から就職・その先まで一貫したサポートも行っています。

会社概要

社名:株式会社 R&G

所在地:〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-51-1 三石ビル4F

代表者:吉田 忠義

創業:2015年9月

資本金:2,000万円

事業内容:人材派遣業・人材紹介事業・コンサルティング業

出典元:株式会社R&G プレスリリース

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