
株式会社ベクトル傘下でTikTokコマースに特化した事業を展開する株式会社ライブコマースが、TikTok Shopコマース分析ツール「FastMoss(ファストモス)」を活用した2025年12月の日本市場における最新動向データを発表しました。
FastMossは、中国の北京有楽今天科技有限公司が提供するTikTok Shop専門の分析ツールです。同社は2025年7月16日に日本で初めての正規販売代理店となるプレミアムパートナーに認定され、このサービスの提供を開始しています。今回のレポートでは、TikTok Shopにおける月次の販売動向や商品トレンドなど、マーケティング活動に活用できる参考データが公開されています。
この記事の目次
2025年12月の日本市場販売サマリー


12月と11月のデータを比較すると、以下のような結果となっています。販売数量は238.3万個に達し、前月の141.8万個から96.5万個増加して、前月比68.1%の成長率を記録しました。販売実績のある商品点数は13.3万個となり、前月の4.8万個から8.5万個増加し、前月比177.1%という大幅な伸びを見せています。
新商品数については206.5万個に達し、前月の9.7万個から196.8万個増加して、前月比2030.0%という驚異的な成長率となりました。平均販売単価は2,528.3円で、前月の2,570.7円から42.4円減少し、前月比1.6%のマイナスとなっています。販売ショートビデオ数は76万本で、前月の37万本から39万本増加し、前月比105.4%の成長率を示しました。ライブコマース数は2万本となり、前月の1万本から1万本増加して、前月比100%の成長率を記録しています。
日本市場の月間GMV推計値について
2025年12月の日本市場における月間GMV推計値は約60.2億円となり、前月の約36.4億円から大きく増加しました。TikTok Shop日本市場の推計GMVは、2025年7月以降、次のような推移を示しています。
7月は約4億円、8月は約12億円で前月比成長率201%、9月は約20.7億円で前月比成長率73%、10月は約22.1億円で前月比成長率6.8%、11月は約36.4億円で前月比成長率68.4%、そして12月は約60.2億円で前月比成長率65.4%となりました。
12月も11月に続いて、前月比成長率が60%を超える高い水準の成長を維持しています。この背景には、11月から継続する新商品数の増加や、12月に実施されたプラットフォーム主導の年末セールなどの販売促進施策が成長を後押ししたことが挙げられます。加えて、12月は販売ショートビデオの投稿本数とライブコマースの実施本数がいずれも前月比100%以上増加しており、これらの取り組みが全体の販売量拡大に大きく貢献したと考えられます。
商品価格帯別の分布状況

12月と11月を販売価格帯別に比較すると、1,000円から1,500円の低単価価格帯における販売比率が再び大きく増加し、12月は20.78%で1位に返り咲きました。2位は2,000円から3,000円で15.98%、3位は1,500円から2,000円で15.11%となっています。前月の11月では、1位が2,000円から3,000円で19.4%、2位が1,000円から1,500円で18.0%、3位が1,500円から2,000円で16.3%でした。
この変化の背景には複数の要因が考えられますが、特にクリスマス需要を背景とした「おもちゃ・ホビー」関連商品の販売拡大が大きく影響しています。具体的には、積み木ブロック、カップケーキトイ、ディズニー系キャラクター商品など、この価格帯に属するおもちゃカテゴリの売上が大きく伸長しました。
販売商品カテゴリー別の販売数量TOP5

12月の販売数量において、1位は前月に引き続き「美容パーソナルケア」が40.6万個で最も高いシェアを維持し、前月の28.3万個から12.3万個増加して前月比43.5%の成長を示しました。2位は、クリスマス需要の影響を受けた「おもちゃ・ホビー」が31.0万個で、前月の16.3万個から14.7万個増加し、前月比90.2%という高い成長率を記録しています。
3位は「食品・ドリンク」で26.8万個、前月の17.7万個から9.1万個増加し、前月比51.4%の成長となりました。4位は「レディースファッション」で24.5万個、前月の15.7万個から8.8万個増加し、前月比56.1%の成長です。5位は「スマホデジタル機器」で21.2万個、前月の12.8万個から8.4万個増加し、前月比65.6%の成長となっています。
3位以下のカテゴリについても、いずれも前月比50%以上の成長を記録しており、ほぼすべての主要カテゴリで販売が大きく拡大しています。なお、圏外6位には「メンズファッション」が位置しており、このカテゴリもTOP5入りが視野に入る水準で成長しています。
販売流入経路の分析

販売流入経路について、12月と11月を比較すると、ライブ配信経由の販売は9.5万個で、前月の13.5万個から減少し、前月比29.6%のマイナスとなりました。一方、ビデオ経由の販売は83.7万個で、前月の49.4万個から大きく増加し、前月比69.4%の成長を見せています。商品カード経由の販売は145万個で、前月の78.8万個から大幅に増加し、前月比84%の成長となりました。
また、クリエーター連携アカウント経由の販売は78.1万個で、前月の48.8万個から増加し、前月比60%の成長です。店舗自営アカウント経由の販売は16.3万個で、前月の15.0万個から微増し、前月比8.7%の成長となっています。
ライブ配信とカゴ付きショートビデオの2つの指標を比較すると、ビデオ経由の販売量は前月比で約70%増加した一方で、ライブ配信経由の販売量は約30%減少しています。全体としては商品カード経由の販売比率が最も拡大しており、自社クリエーターおよび提携クリエーターアカウント経由の販売が大きく伸長している状況が確認されます。
売れ筋商品と店舗のランキングTOP10

12月の売れ筋商品ランキングでは、1位から3位を「港ダイニングしおそう」の商品が占め、カニ、海ぶどう、つぶ貝などの海鮮食品が上位を独占する結果となりました。一方、10月と11月に2か月連続で1位を獲得していた「ふわふわブランケット(店舗:Cashio)」はTOP10圏外となっています。また、10月から11月にかけて急速に販売を伸ばした「お米(新米)」は16位に1商品がランクインしたものの、販売数量全体としては大きく減少しています。
4位には、前月より順位を上げた「ビタミンCサプリ(店舗:ELLISS-エルリス-)」がランクインしました。5位には「インソールシューズ(店舗:COSYLEE)」が新規ランクインしており、単価200円前後の低価格インソールが12月に約1万個販売されています。さらに、8位と9位には12月のクリスマス需要を背景としたおもちゃ・TOY系商品がランクインしており、季節要因の影響が色濃く表れています。
TikTokコマース分析ツールFastMossについて

FastMossは、TikTok Shop内で「何が売れている?誰が売っている?どう売っている?」が瞬時に把握できるツールです。世界14カ国以上でサービス展開しており、累計導入ユーザーは200万人以上に上ります。主に中国企業(越境EC事業者)やアメリカ、東南アジアを中心とした地域で導入されており、売上拡大のための戦略策定に不可欠なTikTok Shop内のあらゆるデータ指標を可視化します。
株式会社ライブコマースについて

株式会社ライブコマースは、東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ17Fに本社を構え、2025年4月に設立されました。代表取締役は森勇気氏で、資本金は50百万円です。TikTok Shop運営事業、ライブコマース事業、キャスティング事業、越境EC事業を手がけています。
なお、FastMossはTikTok Shopの第三者分析ツールであり、TikTok Shopにおける公式データとは一部数値が異なる場合があります。
出典元:株式会社ライブコマース プレスリリース













