
デジタルビジネスの支援を手掛ける海外SaaS商社の株式会社ギャプライズ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:甲斐 亮之)は、パートナーシップを締結しているAB Tasty社およびVWO(Visual Website Optimizer)を提供するWingify社の2社が、統合に向けた合意に至ったことを発表しました。
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統合の概要について
今回実現する統合によって、年間売上規模1億ドル(日本円換算で約140億円以上)、顧客企業数4,000社超、従業員数800名以上という巨大規模のプラットフォームが新たに誕生することになります。
ただし、この統合は単純に「規模の拡大」のみを狙ったものではないと説明されています。両社の創業者たちは、お互いの企業文化やビジョンが驚くほど似通っていることを認識しており、今回の決断について「Twins separated at birth(生き別れの双子)」が再会したかのようだと表現しています。
過去15年にわたり友好的な関係を築いてきた両社が協力することで、「AI主導による実験」および「リアルタイムでのパーソナライゼーション」、さらに「深い顧客インサイト分析」をワンストップで提供可能な、真のグローバルリーダーを目指していく方針です。

統合がもたらす影響の予測
短期的な影響:通常通りのサービス提供
公式の発表において、既存契約や価格設定、サポート体制、SLA(サービス品質保証)については変更がないことが明確に示されています。現在利用中のツールについては、従来通り安心して継続利用することが可能です。また、ギャプライズとしてのサポート体制についても変わらず提供されます。
中長期的な影響:最強のUI/UX基盤への発展
今回の取り組みは、短期的な統合や変更を目的としたものではなく、AIを中心とした実験、パーソナライズ、分析、最適化領域への投資を長期的に強化するためのものであると位置付けられています。
将来的には、両ツールの機能が統合されていくことが想定されており、これは日本国内のマーケターにとって非常に大きな機会となることが期待されます。
具体的には、VWOが保有する「なぜユーザーがそのような行動をとったのか(Why)」を解明する分析力と、AB Tastyが保有する「どのように改善すべきか(How)」を実現するテスト・AI実行力という、それぞれの機能が単一のプラットフォーム上でスムーズに連携することによって、グローバルな視点でのUI/UX最適化がより高度かつ迅速に実現できるようになります。特に、両社の研究開発リソースが統合されることにより、生成AIを活用したテストパターンの作成や自動最適化など、イノベーションの速度が大幅に向上することが見込まれています。
今後の情報提供について
株式会社ギャプライズは、これまでこれら両ツールの日本国内におけるパートナーとして活動を続けてきました。
それぞれのツールが持つアーキテクチャや強みを深く理解し、クライアント企業の課題に応じて最適なソリューションを提案してきた実績を有しています。
そのため、今回の統合を日本市場において最もポジティブに、かつ深く理解できる立場にあるとのことです。
現状、日本国内において両ツールのノウハウを蓄積し、公式にサポートを提供しているのはギャプライズのみであり、この独自性を活かして、統合プロセスの中で生まれるシナジーや最新情報を、どこよりも早く、正確に日本の利用者へ橋渡ししていくことが同社の役割であると述べています。
ツールの統合に関する詳細なロードマップや技術的な仕様変更については、順次発表されていく予定となっています。
株式会社ギャプライズについて
ガートナージャパンの調査によれば、日本のエンタープライズIT総支出(ICT市場支出)は2023年に2022年比で4.7%増の約28.5兆円となり、2025年には30兆円を超える予測が立てられています。その中で、SaaS市場は2022年時点で1.1兆円と全体の4%弱を占めるに過ぎず、著しい成長潜在力を秘めている状況です。
技術が複雑に絡み合い、競争が激化するSaaS市場において、ギャプライズは2012年以降、世界各地から革新的なテクノロジーを見出し、提案し続けることによって差別化を図ってきました。monday.comやriskifiedなどの海外上場企業や、Contentsquare、Yotpoのような数億ドル規模の資金調達を成功させた企業、成長性の高いベンチャー企業との強固なアライアンスを構築する中で、徐々に市場におけるユニークな地位を確立してきたとしています。
さらに2023年のGoogleオプティマイズサービス終了に際しては、公式推奨される3つのABテストツールを国内で唯一取り扱い、2024年2月からはサイトスピード改善ツールを複数取り扱うサービスを開始するなど、特定のテクノロジーの紹介にとらわれないクライアントのニーズに応じた多様な選択肢を提供できるSaaS商社としての取り組みに磨きをかけています。
同社は先進テクノロジーの導入やコンサルティング業務を通じて、市場分析、認知や獲得を目的としたオンライン集客、サイト内ユーザー体験の最適化、コンテンツ管理、プロジェクト管理、AI技術など幅広くクライアントの課題解決をしながら、ビジネス成長を加速するための伴走を続けていくとしています。
出典元:株式会社ギャプライズ プレスリリース













