
株式会社Growthcanvas(本社:福岡市、代表取締役:野邊祥一朗)が、地方の中小企業を対象とした、EC人材の内製化を実現する教育プログラム「ECマーケター創出アカデミー 企業内製化支援プログラム」の提供を2026年2月から開始すると発表しました。
同プログラムは、既存の社員や新規採用者を対象として、EC運営における実務スキルとAI活用能力を体系的に学べるカリキュラムを提供するものとなっています。外部への依存から脱却し、社内でのDX推進をサポートすることを目的としており、人材確保が困難な地方企業に対して、「採用する」という選択肢だけでなく、「育成する」という新しいアプローチを提示するものです。
この記事の目次
地方EC企業が抱える課題
地方に拠点を置く中小規模のEC企業は現在、「採用が難しい」「外部委託のコストが高額」「教育に時間を割けない」という、事業の成長を妨げる三つの大きな問題に直面しています。これらの課題は一過性の経営課題にとどまらず、EC事業を継続し成長させていく上での構造的な障壁となりつつあるということです。
EC担当者の採用困難 ― 市場に人材がいない現状
EC運営の経験を持つ人材は市場において流通しにくく、特に地方に位置する企業にとっては採用のハードルが著しく高い状況が続いています。求人を出したとしても応募者が集まらない、あるいは実務経験が浅く即戦力として機能しないといったケースが多く、「採用したくてもできない」という声が絶えません。
仮に未経験者の採用に成功したとしても、日常の業務に追われる中で教育のための十分な時間を確保することができず、育成体制そのものが整備されていない企業も少なくない状況です。
その結果として、「育成したいが余裕がない」というジレンマに陥り、EC担当者が定着しない、もしくは育成が完了する前に離職してしまうといったケースも見受けられます。
外注費の継続的な負担 ― 抜け出せない依存の構造
人材を確保できない企業においては、EC運営を外部のパートナーに委託せざるを得ない状況が継続しています。しかし外部への依存により、社員一人分を超えるコストが毎月発生し続ける一方で、運営に関するノウハウは社内に蓄積されていきません。
その結果として、「外注費が利益を圧迫している」「代行会社を変更したいが、自社に判断できる人材がいない」「何をどこまで任せているのか把握できていないが、やめることもできない」といった、外注から抜け出せない負のサイクルに陥る企業も多数存在します。短期的には業務負荷を軽減できるものの、長期的にはコストと依存度が上昇し、内製化への第一歩を踏み出せなくなっているのが現状です。
成長機会の喪失 ― 改善が回らず競争力が低下
外部依存の運営体制では、施策の実行や改善にどうしても時間を要し、スピーディーな意思決定や柔軟な戦略の変更が困難になります。市場や顧客の変化に素早く対応できず、DXの推進や新しい販路の開拓に着手できない企業も少なくありません。
その結果、本来であれば取り組めたはずの改善施策や成長戦略が後回しになり、「やりたいことはあるが、人材も体制もなく動けない」という状態に陥ってしまいます。EC市場が拡大を続ける一方で、こうした人材面や体制面の課題を抱える地方企業ほど、成長の機会を逃しやすい状況にあります。
同社が課題を解決できる理由

自社EC事業で培った実践的知見
同社は創業から9期目を迎えるEC事業者として、商品の企画から販売、運営までを一貫して手がけてきました。これまでに販売したオリジナル商品は40商品を超え、机上の理論ではなく、現場で成果を出すための実践的なノウハウを蓄積しているとのことです。
幅広い業種への支援実績
これまでに50を超えるジャンルの企業に対するEC支援を実施してきた経験から、業種や規模、フェーズごとに異なる課題を理解しており、各社の状況に応じた柔軟な支援と育成設計が可能となっています。
未経験者を即戦力へ育成してきた人材育成の実績
同社ではこれまでに70名を超えるEC人材を採用してきましたが、そのうちEC経験者は1割に満たず、大部分が未経験者でした。さらに、採用したスタッフの90%以上が全国各地や海外に居住するオンラインスタッフという環境の中で、実務を通じてEC人材へと育成してきたということです。
このように、「未経験人材を時間や場所の制約を超えて育成し、実務で活躍できる人材へと育て上げてきた経験」こそが本プログラムの基盤となっています。
EC人材を社内で育てる内製化支援プログラム
「ECマーケター創出アカデミー 企業内製化支援プログラム」は、EC事業者の実務に即した内容に特化した教育プログラムです。座学を中心とした研修ではなく、商品登録やページ改善、在庫管理、販促施策、データ分析など、日常業務に直結する内容を段階的に習得できる構成となっています。
また、商品ページの改善や広告運用、データ分析といったEC実務において、AIを活用した業務効率化や改善手法もカリキュラムに組み込まれており、少人数でも成果を出せるDX人材として自走できる状態を目指すものです。
業務内容がそのままカリキュラムのアウトプットに
本プログラムでは、オンライン動画による基礎知識のインプットに加えて、実際の企業業務をアウトプットの場として活用します。
・オンライン動画で基礎知識をインプット
・学んだ内容を企業の実務で即座にアウトプット
・業務を通じてスキルが定着し即戦力へ
学習のための課題ではなく、日々のEC業務そのものが成長の機会となる設計により、「学ぶための学習」ではなく「働きながら成長する」実践型のカリキュラムを実現します。
「育てて終わり」ではない伴走型サポート

本プログラムの特長は、育成後も一定期間、実務への定着を支援する伴走型のサポートを提供する点です。
・実務に関する相談への対応
・施策や改善案に対するフィードバック
・業務の標準化やマニュアル化の支援
これらを通じて、学んだスキルが現場で活用され、社内にノウハウとして定着するまでを支援します。属人化を防ぎ、継続的にEC運営を回せる体制の構築を目指すとのことです。
地方創生への貢献:地方企業が全国や世界と戦う武器
地方企業のEC化は地方創生における重要な柱の一つです。地域に根ざした優れた商品を全国、さらには世界へ届けるECは、地域経済活性化の起爆剤となり得ます。同社が提供する本プログラムにより、地方にいながらEC人材を育成できる環境を整備し、地方企業の競争力強化と雇用創出に貢献していくとしています。
実際に、福岡を拠点とする同社自身が、地方からEC事業で成果を上げてきた実績を有しています。「地方だから不利」ではなく、「地方でもできる」というモデルを示すことで、全国の地方企業を支援していくということです。
代表コメント
「私たちは福岡という地方都市から、全国に商品を届けてきました。EC事業に東京である必要はありません。むしろ、地方には素晴らしい商品が数多く存在しているにもかかわらず、それを全国に届ける手段が不足しているだけだと感じています。
そのボトルネックを解消し、地方企業が自社でEC人材を育成し、自分たちの力で成長できる。そんな未来を実現したいと考えています」
今後の展開:地域全体のEC力向上を目指す
2026年2月のサービス開始後は、九州や西日本の中小企業を中心に展開していく予定です。今後は地方自治体や商工会議所との連携も視野に入れ、地域全体のEC化推進を支援していくとしています。さらに、育成した人材同士がつながるコミュニティ形成も検討しており、地域全体のEC力向上を目指すということです。
まとめ:三重苦からの解放、持続可能な成長へ
「人が採れない」「外注費が高い」「教える時間がない」という課題に対して、一般的な採用費や外注費と比較しても低コストで、社内にECノウハウを蓄積し、持続可能な成長体制の構築を支援します。単なるカリキュラム提供にとどまらず、実務サポートを通じて人材を定着させ、自走できるEC人材へと育成します。
それが「ECマーケター創出アカデミー 企業内製化支援プログラム」です。

会社概要
企業名:株式会社Growth canvas
設立:2018年4月
所在地:〒810-0074 福岡市中央区大手門3-10-9 大木大手門ビル3F
代表取締役:野邊 祥一朗
出典元:株式会社Growth canvas プレスリリース












