
セプテーニ・ホールディングス(東京都新宿区、代表取締役:神埜 雄一、証券コード:4293)の連結子会社であるミロゴス株式会社(東京都新宿区、代表取締役:髙村 圭)は、同社が提供するデータ分析AIエージェント「TARS(ターズ)」において、Googleアナリティクスとの連携機能の提供を開始したことを発表しました。この新機能により、専門的な知識を持たないユーザーでも、自然言語による質問だけでGoogleアナリティクスに蓄積されているデータを瞬時に分析できるようになります。
この記事の目次
Googleアナリティクス活用における課題
Googleアナリティクスは、高度な分析機能と柔軟性の高いレポート作成機能によって、企業のWebマーケティング活動を支える重要なデータ基盤として位置づけられています。
しかしながら、多くの企業がGoogleアナリティクスを導入している一方で、その豊富な機能を最大限に活用し、実際のビジネス成果につなげるためには、指標やディメンションの定義を理解し、データ構造を把握するといった一定レベルの専門知識と、それに伴う学習コストが求められます。そのため、「Googleアナリティクスにデータは蓄積しているものの、十分に活用できていない」「データの確認に留まってしまい、施策立案にまで踏み込めない」といった課題を抱える企業が多いのが実情です。
AIエージェント「TARS」による課題解決
こうした課題を解決するため、ミロゴス株式会社が提供する、誰でも自然言語を使って直感的にデータ探索ができるAIエージェント「TARS」において、Googleアナリティクスとの連携機能の提供が開始されました。この機能により、専門知識や複雑な操作を必要とせずにGoogleアナリティクスのデータを分析し、効果的に活用することが実現します。
ミロゴス株式会社では、今回のGoogleアナリティクスとの連携をスタートとして、「TARS」において様々なマーケティングツールやデータソースとの連携を推進していく予定です。今後も「TARS」を通じて、企業が保有するデータを「眺めるだけの情報」から「次のアクションを導き出す戦略的資産」へと変革し、データに基づくスピーディな意思決定と施策実行をより強力にサポートしていく方針とのことです。
「TARS」の主な機能について
専門知識不要で自然言語での対話によりWebマーケティングデータを即座に分析
「TARS」では、SlackやMicrosoft Teamsといったコミュニケーションアプリケーション上で直感的にデータを探索することができます。専門知識を持っていなくても、「先月のコンバージョン率が低い理由を教えて」といった自然言語で質問するだけで、AIが自動的にGoogleアナリティクスなどのデータソースから必要な情報を抽出して分析を行い、数秒で回答を提供します。

活用例としては以下のようなケースが挙げられます。
- マーケティング担当者:「昨日のキャンペーン効果をGoogleアナリティクスで確認して」
- Web担当者:「スマートフォンからの離脱率が高いページを教えて」
- 経営層:「今月のWebサイト経由のリード獲得状況は?」
複数データソースを統合した高度な分析
Googleアナリティクスのデータをはじめとして、CRM、売上データ、広告データなど、企業が保有している複数のデータソースを横断した統合分析が可能です。これにより、Webマーケティング施策のROI(投資対効果)を正確に把握し、データドリブンな意思決定の実現に貢献します。
活用例としては、「Googleアナリティクスの流入データとCRMの商談データを掛け合わせて、どのチャネルが実際の売上に貢献しているか教えて」といった質問が可能です。
企業固有のビジネスルールや用語を理解した上での分析
「主力商品Aのランディングページの効果は?」「春のキャンペーンページのエンゲージメント率を分析して」など、各企業独自の商品名やキャンペーン名、KPIの定義を理解した上で、適切なデータ分析を実行することができます。
また、「前月と比較してどう変化した?」「特に直帰率が高いページは?」といった会話中の追加質問にも、会話の文脈を理解した上で的確に回答します。段階的な分析の深掘りが自然な会話形式で実現できます。
ミロゴス株式会社について
主な事業内容:デジタルマーケティング支援事業
本社所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー27階
代表者:代表取締役 髙村 圭
出典元:ミロゴス株式会社 プレスリリース












