ECサイト利用調査でAmazonが49%で最多、購入時は92%が情報収集・比較検討を実施

株式会社ファンくるが運営する「ファンくる」において、会員862名を対象にECサイトの利用に関する消費者意識調査が実施されました。この調査では、ECサイトでの購入時の情報収集方法や、各ECサイトでよく購入される商品カテゴリなどについて詳しく分析されています。

調査結果の概要

今回の調査から明らかになった主なポイントは以下の3点です。

まず、直近で最も利用されているECサイトは「Amazon」で49%を占めていることが判明しました。

次に、ECサイトで商品を購入する際に情報収集や比較検討を行うユーザーは92%に上り、その情報源として「ECサイト内のレビュー・口コミ」を参考にしている割合が90%と最も高い結果となりました。

さらに、商品カテゴリ別では、日用品・ヘルスケア商品については「Amazon」や「楽天市場」での購入が多く、食品・飲料については「Yahoo!ショッピング」で購入される傾向が見られました。

調査実施の背景

株式会社ファンくるは、顧客の声を最先端の分析技術でファン増加につなげることを事業としている企業です。本社は東京都千代田区に所在し、代表取締役社長は山口敬人氏が務めています。同社は「ファンくる」会員を対象として、定期的に消費者の意識調査を実施しており、今回はECサイトに関する調査が実施されました。調査対象は男性216名、女性646名の合計862名で、2025年11月26日から12月6日の期間に実施されています。

Amazonが最も利用されているECサイトに

直近で最も利用しているECサイトについて調査したところ、「Amazon」が49%で第1位となりました。年代別に分析すると、特に20代のユーザーにおいてAmazonの利用率が高いことが明らかになっています。

直近で最も利用しているECサイト調査結果

92%のユーザーが情報収集・比較検討を実施

ECサイトで買い物をする際に、情報収集や比較検討を行うユーザーは全体の92%という高い割合を示しました。年代別で見ると、50代以上のユーザーが最も情報収集を行っている傾向にあります。

主な情報源については、「ECサイト内のレビュー・口コミ」が90%と圧倒的に多く、続いて「ECサイト内の商品説明・写真」が65%という結果になりました。これらのデータから、消費者はECサイト内の情報を重視して購入判断を行っていることが分かります。

情報収集や比較検討を行う割合
情報収集で参考にしている情報源

ECサイト別の商品カテゴリ購入傾向

各ECサイトで購入される商品カテゴリについて分析した結果、どのECサイトにおいても食品・飲料と日用品・ヘルスケアの購入割合が高いことが分かりました。ただし、商品カテゴリによってECサイトの使い分けがなされていることも明らかになっています。

具体的には、日用品・ヘルスケア商品については「Amazon」と「楽天市場」での購入が多い傾向があります。一方、食品・飲料については「Yahoo!ショッピング」で購入されるケースが多いという特徴が見られました。

ECサイト別購入商品カテゴリ1
ECサイト別購入商品カテゴリ2
ECサイト別購入商品カテゴリ3

その他の調査項目について

本調査では、今回紹介した内容以外にも、ECサイトで商品を購入する際に重視するポイントや、年末年始にECサイトで購入したい商品カテゴリなど、全30問の設問で回答が収集されています。

調査の詳細情報

今回の調査はインターネット調査として実施され、対象は一般消費者となっています。回答者は「ファンくる」に登録している全国150万人のユーザーから募集され、862名(男性216名、女性646名)から回答が得られました。調査期間は2025年11月26日から12月6日で、ECサイトでの購入についての消費者調査として30の設問が用意されました。

なお、グラフの構成比については小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

ファンくるについて

ファンくるは、顧客や従業員の声を独自の特許技術で分析することにより、店舗運営、商品開発、営業活動、従業員エンゲージメントなどの向上を支援する様々なWebサービスを、あらゆる業界に対して提供しています。また、体験型情報サイト「ファンくる」の運営やインターネットリサーチなどのマーケティング支援も実施されています。

ファンくるサービスイメージ

会社情報

会社名は株式会社ファンくるで、代表取締役社長は山口敬人氏です。資本金は1億円、創業は2004年8月26日となっています。所在地は東京都千代田区岩本町1-10-5 TMMビル4Fです。

事業内容としては、来店客調査「FancrewCR」の運用・開発、消費者モニター調査「Fancrew MR」の運用・開発、販促・店頭調査「Fancrew PR」の運用・開発、契約率向上ツール「Fancrew ICR・CSR」の運用・開発、従業員満足度調査「Fancrew ES」の運用・開発、体験型情報サイト「ファンくる」の運用・開発、インターネットリサーチやマーケティング支援などが行われています。

出典元:株式会社ファンくる

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