ふるさと納税ガイドが発表!2025年のふるさと納税6大トレンドワードを徹底解説

23のポータルサイトに掲載されている返礼品を横断比較できるサービス「ふるさと納税ガイド」が、2025年のふるさと納税市場で注目すべき6つのトレンドキーワードを発表しました。市場動向に注目が集まる中、同サービスが発表した最新の分析結果についてお伝えします。

2025年 6大トレンドワードの選考基準

今回の6大トレンドワードは、2025年1月から11月にかけて計測された以下3つの指標における「絶対数と上昇率」の両面から総合的に判定されたものです。なお、この期間中のふるさと納税ガイド利用者数は450万人以上に達しているとのことです。

  • ふるさと納税ガイド内 特集ページのPV数
  • ふるさと納税ガイドで検索されたキーワードの回数
  • ふるさと納税ガイドを経由した利用者の返礼品申し込み実績

2025年のトレンド① 「9月の駆け込み需要」

2025年は9月末のポイント制度廃止に伴い、多くの寄付者が駆け込みで申し込みを行った結果、月間の寄付申込件数が前年同月比で3.45倍という大幅な増加を記録しました。制度変更による消費者行動の変化が顕著に表れています。

2025年のトレンド② 「高額寄付の増加と純金の返礼品」

100万円以上の寄付件数の前年比(9月月間)
100万円以上の寄付件数の前年比(9月月間)

2025年9月には、100万円以上の高額寄付申込件数が前年同月比で7.75倍に急増したことが明らかになりました。これは「ポイント付与の最終期間中に控除限度額までの寄付を完了させたい」という寄付者心理と、各自治体が高額納税者のニーズに応えるために魅力的な高額返礼品のラインナップを拡充していることが背景にあると考えられています。

「純金」の検索回数は前年比15倍以上に急増

「純金」のサイト内検索回数の前年比(1月~11月)
「純金」のサイト内検索回数の前年比(1月~11月)

ふるさと納税ガイド内で「純金」というキーワードが検索された回数は、2025年1月から11月の期間において2024年の同時期と比較して15倍以上に増加したことがわかりました。この急増の背景には、タレントによるメディアでのふるさと納税に関する発言や、SNS・YouTubeなどで発信される情報の影響があると分析されています。

2025年のトレンド③ 「サイト限定品」

9月末にポイント制度が廃止されたことにより、各ふるさと納税ポータルサイトは差別化戦略として「サイト限定品」の強化に注力するようになってきています。限定品の形態も多様で、返礼品そのものが限定の場合、寄付額や容量がオリジナルの場合、発送時期の優先度など、サイトごとに異なる特色が打ち出されているようです。

2025年のトレンド④ 「決済サービスのキャンペーン」

9月末にポイント制度が廃止された一方で、各決済サービス会社からは従来のポイント還元に匹敵する魅力的なキャンペーンが続々と登場しています。例えば、チャージ金額の5%が即座に増量されるキャンペーンや、抽選で全額(最大10万円)が還元されるキャンペーンなどがふるさと納税の寄付にも適用可能となっており、新たな付加価値として注目を集めています。

2025年のトレンド⑤ 「少額の返礼品」

2025年は9月末のポイント廃止前に多くの寄付者が控除限度額の大部分を使い切っているため、「今年はあと8千円だけ寄付可能枠が残っている」といった方に向けた少額の寄付金額で受け取れる返礼品の人気が年末に向けて高まっているそうです。残りの控除枠を無駄なく活用したいという需要が顕在化しているとのことです。

2025年のトレンド⑥ 「最短翌日配送(または翌日発送)される返礼品の増加」

2024年12月にAmazonふるさと納税サービスが開始され、最短翌日配送の返礼品が注目を集めました。これにより、お米や飲料などの日常品を「すぐに受け取りたい」という利用者ニーズが明確になったことを受け、他のポータルサイトも迅速な対応を進めています。最短翌日配送(あるいは翌日発送)が可能な返礼品のラインナップ拡充や特集コーナーの設置など、各サイトがスピード感を重視したサービス強化に取り組んでいるようです。

以上が、ふるさと納税ガイドが発表した2025年のふるさと納税における6大トレンドワードです。同サービスでは、誰もがふるさと納税をより身近に感じ、より楽しめることを目指すとともに、魅力ある自治体の財源確保に貢献することを目標に、今後もサービスの改善に取り組んでいくとのことです。

出典元: ふるさと納税ガイド(株式会社カリーグズ)プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ