
久世福商店は、毎年恒例の「福袋企画」において、2026年冬の福袋で初めての試みとしてAnyGiftで発行したURLを抽選景品の受け取り手段として活用する取り組みを実施しています。この新しい試みは、福袋のワクワク感をさらに高めるとともに、姉妹サービス「旅する久世福e商店」の認知拡大を目指した施策となっています。
この記事の目次
毎年恒例イベント!久世福商店の福袋企画
全国各地にファンを持つ「久世福商店」。同店の恒例となっている「福袋」は、同ブランドにとって重要な年末商戦施策であると同時に、多くの顧客が心待ちにしている人気コンテンツとなっています。
今回の「2026 冬の福袋」では、新たな取り組みとしてAnyGiftで発行したURLを抽選景品の受け取り手段として利用することになりました。
この企画には大きく2つの目的があるとのことです。まず一つ目は「福袋へのワクワク感をさらに高めること」、そして二つ目は「せっかくの機会に、姉妹サービスである『旅する久世福e商店』を知ってもらうきっかけを作ること」です。
ここでは、このキャンペーンの背景や同社の想い、さらに今後の展開について詳しくご紹介します。
"福袋の期待"にもうひとつの楽しさを重ねる
今回展開される「2026 冬の福袋」は全4種類。2025年12月7日(日)23:59までに公式オンラインショップで購入された方の中から抽選で10名に、豪華冷凍グルメセットをプレゼントする特別企画が実施されています。
この企画の出発点となったのは、「福袋を開けるワクワク感に、もう一段深い"楽しさ"と"ドキドキ"を感じてもらいたい」という同社の想いだそうです。従来の福袋の楽しさにさらなる価値を重ねることで、顧客体験の向上を目指しているとのことです。
もうひとつの目的:"旅する久世福e商店"を知ってもらうきっかけに
今回の抽選景品として選ばれたのは、久世福商店の姉妹サービス「旅する久世福e商店(通称:たびふく)」で取り扱われている本格冷凍グルメセットです。このサービスは全国の生産者の想いやこだわりを乗せて自宅に届ける、久世福e商店ならではの幅広い"お取り寄せ体験"を提供しています。
福袋購入者に対して「せっかく福袋をご購入いただいたお客様に、久世福e商店の価値観をさらに知ってほしい。たびふくを知るきっかけにしたい」という意図が込められた施策となっているそうです。
"どう届けるか"にもこだわったギフト体験設計
抽選景品の発送を行う際に課題となるのが、「個人情報管理や配送手配の手間」と「当選から受け取りまでの体験価値の維持」です。これらの課題に対して、顧客にとっても企業にとっても負担が少なく、ストレスのない仕組みが必要とされていました。
そこで久世福商店が選択したのが、AnyGiftのeギフト(URL受け取り形式)です。この方式を採用することで、個人情報管理の負担軽減と受け取り体験の向上を両立させています。
AnyGiftのURLギフトで、贈り物体験をアップデート
具体的な仕組みとしては、抽選に当選した方にメールでURLを送付。受け取った顧客はそのURLをクリックして住所を入力するだけで、冷凍便が自宅に届く流れとなっています。
この方式の導入によって以下のようなメリットが生まれています:
運用負担の軽減:配送情報の管理工程をオンライン化することで、運営側の負担を大幅に軽減することができます。
受け取り体験のスムーズさ:顧客はURLから簡単な操作で受け取り手配が完了するため、ストレスなく景品を受け取ることが可能になります。
ブランド体験の向上:"URLで届く景品"という意外性と利便性を両立した仕掛けにより、新しいブランド体験を提供することができます。
次なる構想:"福袋にQRカードを仕込む"
今回の取り組みを踏まえ、久世福商店では今後の展望として「将来的には、AnyGiftのURLをQRコード化してカードを福袋に同梱することで、福袋を開けた瞬間に"当選していた!"という驚きを届けることも可能になるのではないか」という構想も描かれているとのことです。
これは"開封のワクワク感"に"発見のサプライズ"を掛け合わせ、体験としてさらに進化させる試みといえるでしょう。福袋を開けたときの喜びに、さらに上乗せされる喜びを提供することで、顧客満足度の向上を目指しているようです。
福袋体験の進化がもたらす新たな可能性
福袋のワクワク感をより深く、印象的な体験へとアップデートする今回の挑戦。従来の福袋体験に新たな層を重ねることで、顧客満足度の向上と姉妹サービスの認知拡大という二つの目的を達成しようとしています。
さらに、このような取り組みは単に福袋販売の促進だけでなく、"贈り物体験の未来"を切り開くヒントが詰まっているとも言えるでしょう。デジタルとリアルを融合させた体験設計は、今後のギフト体験やブランドコミュニケーションの在り方にも大きな示唆を与えています。
福袋購入者にとっての新たな喜び
通常の福袋では、中身を確認する楽しみはあるものの、それで体験は完結してしまいます。しかし今回の取り組みでは、福袋購入後も「当選するかもしれない」という期待感が続き、さらに当選した場合には「冷凍グルメセットを受け取る」という新たな体験が加わります。
これにより、福袋を購入することで得られる顧客体験の期間が延長され、ブランドとの接点も増えることになります。顧客にとっては価値の高い体験となり、ブランドにとっては顧客との関係性を深める機会となるのです。
デジタルを活用した新しい顧客体験の創出
このような取り組みは、デジタル技術を活用して従来のリアル体験を拡張するという意味でも注目に値します。URLやQRコードという簡単なデジタルツールを活用することで、複雑な仕組みを必要とせずに新しい顧客体験を創出することができています。
特に実店舗とEコマースの両方を展開する久世福商店のような企業にとって、このようなオムニチャネル的なアプローチは今後ますます重要になってくるでしょう。デジタルとリアルの融合により、それぞれの良さを活かした顧客体験の設計が可能になるのです。
顧客と企業双方にとってのメリット
今回のAnyGiftを活用した取り組みは、顧客と企業の双方にメリットをもたらしています。顧客にとっては、景品受け取りの手続きが簡略化され、ストレスなく景品を受け取ることができます。また、福袋購入時には知らなかった姉妹サービスを知るきっかけにもなります。
一方、企業側にとっては、景品発送のための個人情報管理や配送手配の手間が軽減されるだけでなく、姉妹サービスの認知拡大という副次的な効果も期待できます。さらに、福袋という従来から人気のある商品の魅力をさらに高めることで、売上の向上も見込めるでしょう。
今後の展望:体験価値を重視した商品開発へ
今回の取り組みからは、久世福商店が単に商品を販売するだけでなく、「顧客がどのような体験を得られるか」という点を重視していることがうかがえます。これは近年の消費トレンドである「モノからコトへ」という流れに合致した戦略と言えるでしょう。
今後も久世福商店では、このような体験価値を重視した商品開発やマーケティング施策が展開されていくことが予想されます。特に季節商品や限定商品などにおいて、購入前から購入後までを含めた顧客体験の設計がさらに進化していくことでしょう。
福袋のワクワク感をより深く、印象的な体験へとアップデートする今回の挑戦は、"贈り物体験の未来"を切り開くヒントが詰まっていると言えます。
出典元:AnyReach株式会社 プレスリリース












