mitorizが実施した食品と日用品に関する買い物調査の結果

株式会社mitoriz(本社:東京都港区、代表取締役社長:原田光幸)は、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の登録会員2,993人を対象に、食品と日用品に関する買い物調査を実施しました。

この調査は、2025年まで続く価格上昇を考慮し、食品や日用品の購買実態における買い物の頻度、情報源、購入時の重視点について分析したものです。調査の第1弾結果を公開し、第2弾の発表は2025年12月中旬を予定しているとのことです。

調査サマリー

・買い物に行く頻度では「週に1〜2回程度」が36.3%で最も多く、時間帯は夕方以降(17〜20時)が30.4%を占めました。

・買い物の訪れる場所では「スーパーマーケット」が全年代で80%を超え、次いでドラッグストアが続いています。

・参考にする情報源は「チラシ(52.9%)」と「店頭POP(40.9%)」がトップで、若年層は口コミも重視しています。

・食品購入時の重視ポイントでは「価格(78.4%)」が最も高く、「特売・値引きの有無(52.9%)」が続きました。

・日用品購入時の重視点においても「価格(70.9%)」が最も多く、次に「ポイントが貯まる(45.6%)」が位置づけられました。

買い物の頻度と時間帯について

「食品・日用品の買い物頻度と時間帯」に関するアンケートの結果によると、頻度では「週に1〜2回程度」(36.3%)が最多で、「週に3〜4回程度」(33.1%)、続いて「ほぼ毎日」(22.6%)といった結果が得られました。時間帯においては「夕方以降(17時〜20時)」(30.4%)が最も多く、仕事帰りに買い物をされる傾向が伺えます。これに続いて「午後(12時〜17時)」(26.5%)及び「午前中(〜12時)」(25.8%)がほぼ同率で並びました。

食品と日用品の購入先

「食品・日用品の購入先」に関する調査では「スーパーマーケット」(89.6%)が圧倒的に多く、「ドラッグストア」(59.1%)、「コンビニエンスストア」(32.4%)、「ディスカウントストア」(23.0%)と続く結果となりました。年代別に見ると、20代以下と30代のコンビニ利用率が特に高く、ドラッグストアの利用は特に30代(67.2%)と40代(65.4%)に目立ち、家事や育児と両立する層に支持されていることが伺えます。

参考にする情報源の傾向

「食品・日用品を購入する際に参考する情報源」に関する調査によりますと、「チラシ(52.9%)」が最も高く評価され、「店頭POP(40.9%)」が続きました。さらに「家族や友人からの口コミ」(16.8%)や「テレビCMと新聞広告」(16.7%)も一定の支持を得ています。若年層の間では「SNS」や「YouTubeなどの動画」、また「WEB記事」が高くなっており、デジタルを通じた情報収集に対する積極性が顕著です。また、「口コミ・レビューサイト」も重視され、若い世代は身近な人の意見やインターネット上の評判を重視している傾向が明らかです。

食品購入時の重視ポイント

「食品購入時に重視するポイント」に関する調査によりますと、「価格の安さ」(78.4%)が最も多く、次いで「特売・値引の有無」(52.9%)と「ポイントが貯まる」(46.5%)が続きました。上位の項目が全て“価格に関するメリット”で占められていることから、多くの消費者は「いかにお得に買うか」を最優先と考えていることが伺えます。一方で、「品質の良さ」(45.1%)や「容量やサイズ感」(41.2%)も支持を受けており、わずかながら「量より質」が重視されています。年代別でみると、「価格の安さ」はどの年代でも高い支持を受けており、特に重要視されていることがわかります。また「品質の良さ」は上の世代ほど重視され、年齢が上がるにつれて、価格だけでなく商品の品質や安心感も考慮される傾向が強いと推察されます。

日用品購入時の重視ポイント

「日用品購入時に重視するポイント」においては、「価格の安さ」(70.9%)が最も期待されており、コスト意識が明確に顕れております。「ポイントが貯まる」は「特売や割引の有無」を上回りましたが、日用品では食品とは異なり“即時的な値引き”よりもポイントへの関心が強いことが理解されます。また、「容量やサイズ感」が「品質の良さ」と拮抗し、日用品では「質より量」の傾向が見られ、使用頻度を意識した買い物行動が確認されました。

年代別に見ると、「品質の良さ」や「使い心地・使いやすさ」は高齢者層での比率が上がり、年齢と共に“商品の質”を重視する傾向が見受けられます。逆に「パッケージやデザイン」においては、若年層での支持が高く、これが購買行動に影響を与えていることが伺えます。

調査の概要

調査期間:2025年10月21日~10月24日

調査対象:mitorizの消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」の登録会員(POB会員)

POB会員(平均年齢50.8歳)

調査方法:インターネット調査による自社調査(有効回答数:2,993件)

消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」

国内で最も大規模な消費者購買データベースを利用し、メーカーや小売業のマーケティング支援を行うサービスです。レシートに記載された購買情報を活用することにより、POSデータやID-POSデータでは明らかにされない小売チェーンのデータや個々のユーザーに関連する顧客行動を把握することが可能です。

出典元: 株式会社mitoriz プレスリリース

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