
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)が、9回目となる『ギフト』に関するインターネット調査を2025年11月1日~7日に実施し、その結果を発表したことがわかりました。
この調査では、ギフトやプチギフトを贈る状況、ギフト選定時の重視点や購入場所などについて、11,317名から回答を集めており、現代のギフト文化の実態が明らかになっています。
調査のポイント
調査結果のハイライトとしては、以下の点が挙げられています。
- 直近1年間にギフトを贈った人は6割強となっています。そのうち、「誕生日」に贈った人が約55%、「お中元・お歳暮」が4割弱、「手土産・ご挨拶」「ちょっとしたお礼・お返し、プチギフト」が3割前後となっています。
- ギフトの購入場所は「インターネットショップ、ネット通販」が5割弱、「デパートの店頭」「専門店・小売店」が各3割弱という結果になっています。
この調査は、マイボイスコムのアンケートモニターを対象に、インターネット調査(ネットリサーチ)方式で2025年11月1日~11月7日に実施され、11,317名から回答を得たとのことです。
ギフトを贈った回数
調査結果によると、直近1年間にギフトを贈った人は全体の6割強に達しているとのことです。特に女性において比率が高く、60~70代女性では8割前後がギフトを贈った経験があると回答しています。また、贈り物をした人のうち、年間4~5回以上贈った人の割合は女性で5割を超えており、女性がギフト文化の中心的役割を担っていることがうかがえます。
ギフトを贈った機会
直近1年間にギフトを贈った経験がある人に、どのような機会に贈ったかを複数回答で尋ねたところ、「誕生日」が54.7%と最も高く、次いで「お中元・お歳暮」が38.9%、「手土産・ご挨拶」「ちょっとしたお礼・お返し、プチギフト」がそれぞれ3割前後という結果になっています。
年齢・性別による特徴としては、「誕生日」は若年層、特に女性10~30代で高く、各年代で8割弱の方が誕生日ギフトを贈っているとのことです。また、女性10・20代では「ちょっとしたお礼・お返し、プチギフト」も高い比率となっています。
一方、「お中元・お歳暮」は男性や高年代層での比率が高く、地域別では東北・四国・九州で特に高くなっており、地域性や年代による贈答文化の違いが表れていることがわかります。

ギフトを贈った相手
直近1年間にギフトを贈った人が選んだ贈り先は、複数回答で「友人・知人」が40.3%と最も多く、次いで「自分の親」「自分の子ども」「その他の親族」がそれぞれ3割前後となっています。
贈り先にも年代や性別による特徴が見られ、「友人・知人」は女性10・20代と女性60~70代で特に高い比率となっているようです。また、「義理の親」は女性30~50代で、「孫」「その他の親族」は60~70代で比率が高くなっています。これは各年代のライフステージや人間関係の広がりを反映した結果といえるでしょう。
ギフト選定時の重視点
ギフトを選ぶ際に重視する点については、「相手の好みにあうか」が64.4%と最も高く、次いで「もらった人が喜ぶか」「贈り物の内容が状況にふさわしいか」がそれぞれ5割弱という結果になりました。贈り手の多くは、受け手の好みや反応、場面の適切さを重視していることがわかります。
年代別の特徴としては、「既に持っているものと重複しないか」という点は女性10~30代で高い比率となっており、若い女性がギフト選びにおいて実用性や重複を避ける配慮をしていることがうかがえます。また、「季節感」は70代で特に高い傾向を示しており、世代による価値観の違いも見られるとのことです。
ギフトの購入場所
ギフトの購入場所について複数回答で尋ねたところ、「インターネットショップ、ネット通販」が48.1%と最も多く、次いで「デパートの店頭」「専門店・小売店」が各3割弱、「スーパーの店頭」「ショッピングセンター・モール」が各2割弱という結果になっています。
注目すべき点として、女性10・20代では「デジタルギフト・eギフトのサービス」の比率が高く、「インターネットショップ、ネット通販」に次いで2位となっているそうです。これは若い世代を中心にデジタルギフトが浸透していることを示しており、ギフト文化のデジタル化が進んでいることがわかります。

回答者のコメント
調査では、直近1年間に贈ったプチギフトの内容・場面についても3,250件のコメントが寄せられたとのことです。以下にその一部をご紹介します。
- 「特に理由はないが季節がきたので自作のバスソルトをプレゼントした。」(男性29歳)
- 「相手が欲しいと言っていたものが売っていたので、喜んでもらうために。」(男性43歳)
- 「いつもの感謝の証として、外出先で見かけた綺麗な生花を購入しプレゼントした。」(男性56歳)
- 「家族が家庭菜園をしており、私が収穫担当になっています。獲れすぎて処理に困る野菜(きゅうり・なす・ゴーヤ・トマト)を、回覧板を回す範囲の隣近所へおすそ分けしました。」(男性61歳)
- 「普段からお菓子を貰ってる職場の人に自分のオススメのお菓子をお返しとして渡す。」(女性34歳)
- 「一緒に観劇に行く際の手土産としてお菓子。」(女性38歳)
- 「父がテレビで見たスイーツを食べたいが、近所のスーパーに売ってないと言っていたので、自宅の近くで探して贈りました。」(女性47歳)
- 「持病で美容院に行けない私の髪を切ってくれた姉にお礼として。」(女性62歳)
これらのコメントからは、感謝の気持ちや相手を喜ばせたいという思いから、様々な場面でプチギフトが贈られていることがわかります。特に身近な人への感謝や、ちょっとした気遣いとしてのギフトが多く見られ、日本の贈答文化の多様性と温かさが伝わってきます。
出典元:マイボイスコム株式会社 プレスリリース












