【調査結果】マスク使用者の5割強が状況に応じて使い分け、期待する機能は「ウイルス・花粉カット率の高さ」が約66%

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外出時、状況に応じてマスクの有無を使い分ける人は5割強。2022年調査と比べて、「人と会話する」「周りの人がマスクをしている」「他の人と食事をする」「大勢で集まる」時にマスクを使う人は減少

直近1年間にマスクを使用した人が期待する機能・効果は「ウイルスや花粉などのカット率が高い」が約66%、「息苦しくない」が4割強、「耳が痛くならない」「フィットする」が各30%台

マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、3回目となる『マスク』に関するインターネット調査を2025年11月1日~7日に実施しました。この調査は外出時や自宅でのマスク使用についてのもので、病院や業務上での使用は除外されています。今回はその調査結果についてご紹介します。

【調査対象】マイボイスコムのアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2025年11月1日~11月7日
【回答者数】11,268名

調査結果

マスクの使用状況

調査結果によると、直近1年間にマスクを使用した人は全体の8割以上に達しています。特に女性の60~70代では、その割合が9割を超えていることが明らかになりました。

マスクの使用状況を複数回答で尋ねたところ、「外出時に使うが、状況に応じて使う・使わないときがある」と回答した人が52.0%と半数を超えました。また、「外出時はほとんどいつも使う」と回答した人も24.9%と、約4分の1を占めています。これらの結果から、マスクの使用が状況に応じて柔軟に行われていることが窺えます。

外出時にいつもマスクを使う理由

外出時にほぼいつもマスクを使用すると回答した人に対して、その理由を複数回答で質問したところ、最も多かったのは「新型コロナウイルスの感染予防・周囲への拡大予防」で83.8%でした。次いで「新型コロナウイルス以外の感染症の予防・周囲への拡大予防」が76.4%、「風邪の予防」が58.0%という結果になりました。

興味深いことに、2022年の調査と比較すると、「新型コロナウイルス以外の感染症の予防・周囲への拡大予防」や「風邪の予防」といった理由を挙げる人が増加している一方、「マスクをするのがマナーだと思う」「周りの目が気になる」といった社会的な理由を挙げる人は減少しています。これは、マスク着用の理由が社会的な圧力から実用的な健康管理へと変化していることを示唆しています。

マスクの使用場面

直近1年間にマスクを使用した人に、どのような場面でマスクを使用するかを複数回答で尋ねました。最も多かった回答は「インフルエンザ、新型コロナウイルスなど感染症が流行している時期」と「人が密集する場所、大勢で集まるとき」で、いずれも50%台でした。また、「周囲に、風邪など人に感染する症状や病気の人がいるとき」「自分が、風邪など人に感染する症状や病気のとき」も各40%台と高い割合を示しています。

2022年の調査結果と比較すると、「人と会話をするとき」「周りの人がマスクをしているとき」「他の人と食事をするとき」「人が密集する場所、大勢で集まるとき」といった状況でマスクを使用する人の割合が減少していることが分かりました。これは、社会全体でマスク着用の必要性に対する認識が変化していることを反映しているのかもしれません。

マスクの使用場面に関するグラフ

※グラフの続きなど、より詳しいデータは調査結果詳細でご覧いただけます。

直近1年間に使用したマスクのタイプ

直近1年間にマスクを使用した人に、どのタイプのマスクを使用したかを複数回答で尋ねたところ、「不織布マスク」が圧倒的に多く88.7%を占めました。続いて「プリーツマスク」「立体型マスク」「色つき・カラーのマスク」がそれぞれ10%台となっており、これらのタイプは特に女性の間で人気が高いことが明らかになりました。

不織布マスクの高い使用率は、その高いウイルスカット性能や入手のしやすさ、価格の手頃さなどが理由として考えられます。一方で、色つきやカラーのマスクが女性で比率が高いのは、ファッション性を意識した選択をする傾向があるためと推測されます。

マスクに期待する機能・効果

直近1年間にマスクを使用した人に、マスクに期待する機能や効果について複数回答で質問しました。最も多かった回答は「細菌やウイルス、花粉、ハウスダストなどのカット率が高い」で65.5%に達しました。次いで「息苦しくない」が43.8%、「耳が痛くならない」「フィットする」がいずれも30%台という結果になりました。

属性別に見ると、「息苦しくない」「耳が痛くならない」といった装着時の快適性に関する項目は女性の50~60代で特に高い割合を示しました。また、「マスクによる肌荒れがしにくい」「メイクが落ちにくい」といった美容関連の項目は女性の若年層で高い傾向が見られました。さらに、「フィットする」「蒸れない、熱がこもらない」「マスクの跡が顔につきにくい」といった項目も女性の間で高い関心を集めていることが分かりました。

マスクに期待する機能・効果に関するグラフ

※グラフの続きなど、より詳しいデータは調査結果詳細でご覧いただけます。


<< 回答者のコメント >>

マスクを使うときの工夫・こだわり(全2,656件)

・いつも玄関の、車のキーを置く場所の横に常備しているので、忘れにくくしている。(男性28歳)
・コンビニやスーパーでのちょっとした買い物の時、髭を剃らなくて良いので便利。(男性37歳)
・こだわりは特にない。とにかくシンプルなマスクを常につけていて人が少ない時はあごにずらしたり外に出たら外すというような感じでつけている。(男性45歳)
・眼鏡の曇り対策として、マスク上部を折り曲げて使用します。(男性51歳)
・カラーのものを選び顔色が明るく見えるようにしています。(女性25歳)
・外出時はつけていることが多いが、最近買い物や外食程度ではつけないことも増えてきた。店員と話す時のみ、バッグから布マスクを取り出して一時的につけることがある。(女性33歳)
・熱中症になって以来、マスクはつけないようにしてます。(女性47歳)
・外出時にマスクを付け忘れた時の為、バックに予備のマスクを必ず入れておく。(女性73歳)

<会社概要>

マイボイスコム株式会社

【代表者】 代表取締役 高井和久

【設 立】 1999年7月

【資本金】 1億6,183万円(資本準備金含む)

【事 業】 インターネット調査、オフライン調査、テキストマイニング、アンケートデータベース、AI分析サービス

【所在地】 東京都千代田区神田錦町3-17-11 榮葉ビル5階

出典元:マイボイスコム株式会社

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