
Recustomer株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:柴田 康弘、辻野 翔大)は、全国20〜60代のECで商品を購入する男性・女性1,006名を対象に、ファッションアイテムのオンライン購入に関する意識調査を実施いたしました。
調査の結果、ECでファッションアイテムを購入する際、約60%の人が「1万円以上」の買い物に対してためらいを感じていることが判明いたしました。また、購入単価が高くなるにつれ「実物を見られないこと」が購入をためらわせる要因として影響を与えていることも明らかになりました。さらに、返品や交換が容易であることや「自宅で試着できる体験」が購買を促進する要素となる可能性も示されました。
この記事の目次
調査サマリー
- 約60%が1万円以上の商品の購入をためらう
- ためらう理由トップは「実物を見ないとサイズやシルエットに不安がある」(64.7%)
- 購買を後押しする要素は「返品・交換のしやすさ」(58.1%)、「自宅で試せる仕組み」(49.9%)
- 約90%が「実物を確認できれば、購入ハードルが下がる」と回答
- 「自宅で試着し、気に入らなければ返品できる」仕組みに、約90%が「安心して購入できる」と回答
調査詳細
購入をためらう単価としては、1万円以上で約60%を占める
ECでファッションアイテムを購入する際に最も多くの人がためらう金額帯は「10,000〜30,000円未満」(31.37%)で、約60%が1万円以上の購入でためらいを感じるとの結果が出ました。

購入をためらう最大の要因は「実物を見られないこと」
購入をためらう理由として最も多く挙げられたのは、「実物を見ないと、サイズ感やシルエットに不安がある」(64.7%)でございます。「素材や色味が写真と違う可能性」(54.2%)や「高価な商品が似合わなかったら後悔しそう」(52.4%)という声も多く、実物確認に対する不安が大きな要因であることが分かりました。

試着ニーズが高く、返品・交換のしやすさも購買を後押し
購入時の障壁を下げるために期待されるサービスや情報には、「返品・交換が無料で簡単にできる仕組み」(58.1%)や「自宅での試着サービス」(49.9%)が挙げられました。

86%が「実物確認ができればECの購入ハードルは下がる」と回答
「実物を見た後に購入することに関連して、ECでの購買ハードルが下がると思いますか?」という問いには、86%の回答者が「はい」と答えております。

「自宅で試着」サービスに対する安心感
「金額を前払いせずに自宅で試着し、気に入らなければ返品できる仕組みがあれば、安心して購入できると思いますか?」という質問には、「とても安心できる」(36%)、「ある程度安心できる」(55%)と、合わせて約90%が肯定的な回答をされました。この結果は、事前決済なしで試着できる体験が、ユーザーの安心感を高めることを示唆しております。

考察
この調査結果から、現状ECにおけるファッションアイテムの購入動向として、比較的低価格帯に集中していることが明らかです。一定の金額を超過すると、「実物を見られない不安」や「返品の手間」といった要因が特に購買において意識されることが示されています。特に「サイズ感が掴めない」「素材や色味が写真と異なるかもしれない」という懸念が多く、ECでの購入意思決定に影響を及ぼしております。また、「返品や交換がスムーズであること」や「試着が可能なサービス」があれば、購入が容易になるという意見も多く見られ、購入後の体験をサポートするサービスが購買意欲を高める要因となる可能性が確認されました。Recustomerでは、このような購入後の体験を支えていくサービス提供を行っており、今回の調査で明らかになったニーズや方向性にマッチした事業に取り組んいます。
調査概要
調査方法:Webアンケート
調査対象:ECでアパレル・ファッション小物を購入する全国20〜60代の男女
調査期間:2025年9月11日〜9月11日
回答者数:n=1,006
出典元:Recustomer株式会社 プレスリリース