
スピンシェル株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:横田 和典)が、2025年8月29日、ライブコマース向け動画DXソリューション「TAGsAPI」を展開する株式会社Moffly(本社:東京都、代表取締役社長:岩永 真)をグループ企業化したことが発表されました。この戦略的なグループ化により、スピンシェルの主力サービス「LiveCall」を中心とした遠隔コミュニケーションプラットフォームのさらなる拡充を図り、より多様で高付加価値なソリューションの提供を推進していくとのことです。
この記事の目次
グループ化の背景と狙い
スピンシェルは2006年の創業以来、ITコンサルティング領域において事業を展開してきており、今年で設立20周年を迎えています。同社が2015年からサービス提供を開始している主力サービス「LiveCall」は、Web接客や商談を可能にする遠隔コミュニケーション基盤として着実な成長を続けているとのことです。
経済産業省の調査によれば、日本国内のEC市場は継続的な拡大傾向にあり、BtoC市場は26.1兆円規模に達し、BtoB市場も514.4兆円、さらにCtoC市場も2.53兆円の規模に成長しています(経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」参照)。このような市場拡大の流れの中で、ECにおけるリアルタイム性や動画技術を活用した新しい顧客体験の重要性が一層高まってきています。
Mofflyの事業概要
株式会社Mofflyは、ライブコマースの運営効率化やユーザー体験の向上を実現する動画DXソリューション「TAGsAPI」を主力事業として展開しており、設立以来、EC・小売業界をはじめとする幅広い分野で高い評価を獲得してきたとのことです。今回のグループ化により、スピンシェルの「LiveCall」と「TAGsAPI」を組み合わせることで、サービス領域を拡張し、より多彩で付加価値の高いソリューションの提供が可能になると発表されています。
今後の展望
スピンシェルは今回の発表で、LiveCallを中核とした遠隔コミュニケーションプラットフォームの進化をさらに加速させる方針を示しています。Mofflyの「TAGsAPI」を新たにグループ内に加えることにより、サービスラインアップを拡充し、企業やエンドユーザーの多様化するニーズに柔軟に対応するとともに、革新的で利便性の高いユーザー体験を提供していく考えだということです。
代表者コメント
スピンシェル株式会社 代表取締役社長 横田 和典
「『LiveCall』にMofflyの『TAGsAPI』が加わることは、スピンシェルにとって大きな一歩です。遠隔コミュニケーションのリーディングカンパニーとして、サービス基盤を一層強化し、より豊かで革新的な体験をお客様にお届けするとともに、ライブコマースをはじめ新たな分野への展開を加速してまいります。今後も先駆的なソリューションを提供し、遠隔コミュニケーションの未来を共に創造していきます。」
株式会社Moffly 代表取締役社長 長谷川 雄大
「『TAGsAPI』を『LiveCall』の柔軟なソリューション体系に組み込むことで、リアルタイムで臨場感のある遠隔コミュニケーションを実現し、その可能性を大きく広げられると考えています。スピンシェルの一員として、サービスラインアップの拡充を推進し、お客様により多彩で付加価値の高い体験を提供してまいります。」
会社概要

スピンシェル株式会社
社名:スピンシェル株式会社
所在地:東京都文京区
設立:2006年
代表者:代表取締役社長 横田 和典
事業内容:ITコンサルティング事業、遠隔コミュニケーションサービス「LiveCall」の提供 等

株式会社Moffly
社名:株式会社Moffly
所在地:東京都文京区
設立:2017年
代表者:代表取締役社長 長谷川 雄大
事業内容:ライブコマース向け動画DXソリューション「TAGsAPI」の提供
まとめ
スピンシェルのグループ化戦略により、LiveCallとTAGsAPIを組み合わせた新たなサービス展開が期待されます。特に拡大を続ける国内EC市場において、リアルタイムコミュニケーションと動画技術を融合させた革新的なソリューションの提供が可能になると考えられます。この戦略的提携によって、両社の技術とノウハウを活かした新たな顧客体験の創出が進むことで、オンラインでのコミュニケーション環境がさらに充実していくでしょう。
今回のグループ化は、デジタルトランスフォーメーションが加速する現在の市場環境において、両社の強みを最大限に活かした事業展開を可能にする重要な一歩と言えます。スピンシェルはITコンサルティングの知見とLiveCallというプラットフォームの強みを持ち、Mofflyはライブコマース向けの動画技術に特化したソリューションを提供しています。この相互補完的な関係により、より包括的で価値の高いサービスの展開が期待できます。
EC市場においては、単なる商品の表示や購入だけでなく、顧客との双方向コミュニケーションや臨場感のある体験提供が重要性を増しています。両社の技術融合により、オンラインショッピングやカスタマーサポートなど様々な場面で、より充実した顧客体験を実現できる環境が整うことになります。
スピンシェルは今後も遠隔コミュニケーションのリーディングカンパニーとしての地位を強化しつつ、ライブコマースなど新たな分野への展開を加速させていくとしており、市場のさらなる変化に対応したソリューション提供が注目されます。
出典元: スピンシェル株式会社 プレスリリース