
SEO対策ツール「ミエルカSEO」を提供する株式会社Faber Company(本社:東京都港区、代表取締役:古澤暢央、証券コード:220A)が、近年注目を集めている「GEO(Generative Engine Optimization)」および「LLMO(Large Language Model Optimization)」に関する意識調査レポート【2025年版】を公開しました。この調査は生成AIの普及に伴い変化するユーザーの検索行動に対する企業の認識や対応状況を明らかにしています。
株式会社Faber Companyは、同社のメールマガジン読者である企業のマーケティング担当者やSEO担当者を中心に調査を実施し、会社員211名から回答を得ています。調査結果からは、企業におけるAIの活用状況やSEOに対する意識変化、そして新たな概念であるGEOへの取り組みの実態などが浮き彫りになっています。
調査実施の背景
ChatGPTやGeminiをはじめとした生成AIの社会への浸透により、ユーザーの情報収集行動が「検索エンジンで調べる」から「生成AIで調べる」へと徐々に変化しつつあります。このような変化に対応するための新たな概念として、「GEO(Generative Engine Optimization)」や「LLMO(Large Language Model Optimization)」といった用語が登場し、マーケティング業界で大きな注目を集めています。
こうした時代の変化を背景に、同社では企業のマーケティング担当者やSEO担当者を中心とした読者層を対象に、GEOやLLMOに関する認知度や具体的な取り組み状況、現在感じている課題、そして今後のSEOのあり方についての包括的な意識調査を実施しました。
主な調査結果(抜粋)

調査から明らかになった主な結果は以下の通りです。
● 生成AIの利用頻度については、「毎日」利用しているという回答が最も多く36.5%を占め、次いで「週2〜3日程度」利用するという回答が24.6%となっています。生成AIがビジネスパーソンの日常業務に広く浸透している実態が明らかになりました。
● 企業への流入チャネルについては、BtoC業態、BtoB業態のいずれにおいても「自然検索」からの流入が最も多い結果となりました。特にBtoC業態では自然検索からの流入が6割を超えており、検索エンジン経由のアクセスが依然として重要であることが示されています。
● GEOへの投資については、53.0%の企業が「投資すべきかの議論はまだしていない」と回答しており、具体的な検討段階に至っていない企業が過半数を占めていることが分かりました。
● 実際にGEOに取り組んでいる企業は全体の19.5%にとどまっており、まだ初期段階にあることが示されています。
● SEOの重要度については、「変わらない」または「より高まる」と回答した担当者が66.4%に達しており、生成AI時代においてもSEOの重要性は依然として高いと認識されていることが明らかになりました。
これらの結果から、多くの企業が生成AIを日常的な業務に取り入れている一方で、GEOに対する具体的な対応はまだ少数派にとどまっていることが分かります。しかしながら、注目すべき点として、生成AIの台頭によってSEOの重要性が薄れるどころか、「さらに高まる」と感じているマーケティング担当者が多数を占めていることが明らかになりました。
調査概要
今回の調査の概要は以下の通りです。
● 調査名:GEO(AIO/LLMO)に関する意識調査【2025年版】
● 実施主体:株式会社Faber Company
● 調査対象:同社メールマガジンを受信している会社員
● 調査期間:2025年6月12日〜6月30日
● 有効回答数:211名
● 調査方法:メールマガジン読者を対象としたWebアンケート調査
ミエルカSEOとは
ミエルカSEOは、株式会社Faber Companyが15年以上にわたる検索エンジンマーケティングの知見をもとに、AIを活用して開発したSEOプラットフォームです。このプラットフォームは、(1)コンテンツの企画・制作・評価・改善に加え、競合サイトを含むSEOパフォーマンス計測ができるツール、(2)セミナーや動画など自律的に学べる学習コンテンツ、(3)個別コンサルティングという三位一体のアプローチで、導入企業内でのSEO・コンテンツ施策を効果的に支援します。2015年3月にリリースされました。
株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)について
株式会社Faber Companyは、「辺境の知から、"マーケティングゼロ"を実現する」をコンセプトに、企業のWebマーケティングを支援している企業です。2005年の創業以来、クライアント企業のSEO施策やコンテンツ制作などの事業を展開してきました。
2013年からはSEOプラットフォーム「ミエルカSEO」の自社開発を開始し、2015年にリリースしています。開発メンバーには、ウェブアナリストで同社CAO(Chief Analytics Officer)を務める小川卓氏に加え、筑波大学ビジネスサイエンス系の吉田光男准教授、明治大学の髙木友博名誉教授など、AIの権威が参画しています。また、同社の技術はソフトウェア特許を取得しています。
会社名 : 株式会社Faber Company
代表取締役: 稲次正樹、古澤暢央
資本金 : 1億円
設立 : 2005年10月24日
事業内容 : ミエルカ事業、コンサルティング事業、メディア事業、ミエルカコネクト(DX人材紹介)事業
出典元:株式会社Faber Company