株式会社三陽商会が「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を制定

株式会社三陽商会(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大江伸治)が、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を新たに制定したことをお知らせいたします。

同社は、社会的信頼の向上とコンプライアンスの徹底を目指し、「企業行動基準」を設け、お客様の安心と満足を追求し、高品質な商品やサービスの提供に尽力しているとのことです。また、これを実現するために従業員の尊厳と安全を守ることが不可欠であると考え、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を整備いたしました。今後は、この方針に基づき、適切な対策を講じることを目指しています。

この方針は、同社のコーポレートサイトからアクセスすることができます。

カスタマーハラスメントに対する基本方針

1. はじめに

三陽商会は、「真・善・美」を企業理念として掲げ、ファッションを通じて美しい生活文化を創造し、社会の発展に寄与することを経営の根幹に据えています。

同社は「サステナビリティ基本方針」を掲げ、事業を通じて持続可能な社会の実現と企業価値の持続的向上を目指すことが、社会に対する責務であると位置付けています。

また、株主や投資家、お客様、取引先、従業員、地域社会など、あらゆるステークホルダーの信頼と満足を得るために、ファッション産業における課題解決に全力で挑むことを誓っています。本方針のもと、マテリアリティを明確化し、それに基づき、環境や人権、人的資本に関する個別方針を実行することで、サステナビリティ経営を推進しています。

「サステナビリティ基本方針」に関連する方針として、「企業行動基準」を定めており、お客様の安心と満足を追求し、高品質な商品とサービスを提供することに努めています。

  • お客様からの苦情や要望には、迅速かつ誠意を持って対応いたします。
  • お客様の信頼を得るために、常に努力を惜しみません。
  • お客様の個人情報やプライバシーについては、法律を遵守し、確実に保護・管理いたします。

ただし、社会常識に反する要求や言動を受けた場合には、従業員の人格や尊厳が損なわれ、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。これが業務に支障をきたすと、他のお客様にも迷惑がかかる恐れがあります。

今後もお客様の期待に応えるため、より良い商品やサービスを提供するためには、こうした行為から従業員を守ることが重要だと考え、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定いたしました。

2. カスタマーハラスメントの定義

厚生労働省が発行している「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」に記載されている内容に基づき、「お客様からの苦情や言動のうち、その要求内容の妥当性に照らし、実現手段・態様が社会常識に照らして不相応なものであり、それによって従業員の就業環境が害されること」をカスタマーハラスメントと定義しています。

3. カスタマーハラスメントの具体的な行為

以下に示す内容は一例であり、これらに限定されるものではありません。

(1) お客様の要求が妥当性を欠く場合

① 当社の提供する商品やサービスに欠陥がない場合

② お客様の要求が、当社の提供する商品やサービスと無関係な場合

(2) お客様の要求を実現するための手段・態様が社会通念上、不適切な行動とされる場合

① 要求内容が妥当かどうかにかかわらず、不適切と見なされる可能性が高いもの

  • 身体的な攻撃(暴力・傷害)
  • 精神的な攻撃(脅迫・中傷・名誉毀損・侮辱・暴言)
  • 威圧的な行動
  • 土下座の強要
  • 執拗な要求
  • 拘束的な行動(不退去・居座り・監禁)
  • 差別的言動
  • 性的な言動
  • 従業員個人への攻撃または要求

② 要求内容の妥当性から不適切と考えられる場合

  • 商品交換の要求
  • 金銭の保証を求める要求
  • 謝罪を求める要求

4. カスタマーハラスメントへの基本的な対応姿勢

お客様からのご意見やご要望には、合理的な解決を目指して冷静な話し合いを行い、より良い関係の構築に努めてまいります。

お客様の要求や言動がカスタマーハラスメントに該当すると判断した場合には、原則としてその後の顧客対応および同社が提供するサービスの利用をお断りさせていただきます。また、必要に応じて警察への通報や法的措置を含む適切な対応をとることもあるとのことです。

5. お客様へのお願い

同社は、今後もお客様のご意見やご要望にしっかりと応え、より良い商品・サービスを通じてお客様との信頼関係を構築していく所存です。

しかしながら、カスタマーハラスメントに該当する行為が確認された場合には、本方針に従って毅然と対応させていただきますので、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。

2025年5月に制定

本社所在地: 東京都新宿区四谷本塩町6-14

設立年月日: 1943年5月11日

代表者: 代表取締役社長 大江 伸治

事業内容: 紳士服・婦人服及び装飾品の製造販売

公式WEBサイト: https://www.sanyo-shokai.co.jp/

出典元:株式会社三陽商会 プレスリリース

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