
国内で最も多くの導入実績を誇る不正検知サービスを提供し、安全なネット通販のインフラ構築に貢献しているかっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩井 裕之、証券コード:4166、以下 Cacco)の不正検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」が、さくらフォレスト株式会社(所在地:福岡県福岡市中央区、代表取締役:髙島 励央)が運営する自社ブランドサイト「さくらの森」に導入されました。このサービスにより、転売目的の注文を効果的に検知・排除することで、継続的な売上につながる長期的な顧客関係の構築、いわゆるLTV(顧客生涯価値)の改善に効果を発揮しています。今回、導入の背景や具体的な効果について事例インタビューが公開されましたので、その内容をご紹介します。
※株式会社東京商工リサーチ「日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービス導入サイト件数調査」2025年3月末日時点
この記事の目次
導入の経緯
「さくらの森」では、以前は後払い業務を自社で管理していましたが、代金未回収(踏み倒し)の増加に直面していたとのことです。その対策として、代金回収のリスクを外部に委託し、代金が補償される債権譲渡型の後払いシステムへと移行されました。この施策により業務効率は向上したものの、新たな問題として「初回限定価格品」を狙った不正注文、特に転売目的の購入が目立つようになったと言います。
このような課題に対応するため、さくらフォレスト社は複数の不正対策ツールを比較・検証した結果、顧客生涯価値(LTV)の改善に高い効果を示した「O-PLUX」の導入を決定されました。
導入の決め手及び効果
1. トライアルで明らかになった高精度な不正検知
「O-PLUX」によって検知された注文のうち、約95%が2回目以降の注文が発生しない、あるいは注文自体がキャンセルされており、転売の可能性が非常に高いことが確認されたそうです。これらの不正と思われる注文を事前にブロックすることで、広告費の無駄な支出を削減しながら、精度の高い転売対策を実現することができたとのことです。
2. 柔軟かつ迅速なシステム連携
「O-PLUX」導入当初は、CSV連携による手動での審査を実施していましたが、その後チャットボット「BOTCHAN」とのAPI連携に移行することで、大規模な開発リソースを必要とせず、スムーズな導入を実現することができたとさくらフォレスト社は述べています。
3. 不正検知業務を9割以上削減
「O-PLUX」とチャットボットツール「BOTCHAN」をAPI連携させることにより、不正注文の検知からキャンセル処理までの一連のプロセスを自動化することに成功したとのことです。導入前は出荷スケジュールに合わせて膨大な注文を目視で確認する必要がありましたが、導入後は業務工数を9割以上も削減することができ、大幅な業務効率化を実現したと報告されています。
さくらフォレスト株式会社 松井 達也様からのコメント
「転売の実態はなかなか把握しづらいと感じていましたが、『O-PLUX』のトライアル結果で、検知された95%が再販目的である可能性が高いと判明したことは、非常に衝撃的でした。初回限定価格は多くのお客様に商品を試していただきたいという思いから設定しているものであり、それが転売されることはLTVの低下に直結してしまいます。今回の導入により、転売の未然防止だけでなく、無駄な広告コストの削減にもつながったと実感しています。
今後も不正対策については専門家であるCaccoさんに任せ、私たちはお客様に価値を提供するサービス向上に注力していきたいと考えています。」
「さくらの森」について
さくらフォレスト株式会社は、「ともに豊かに」を企業理念として掲げ、健康食品・美容品など自社ブランド製品の通信販売事業を展開しています。全国のお客様一人ひとりの人生をより豊かにすることを目指し、今後も様々な挑戦を続けていくとのことです。
不正検知サービス「O-PLUX Payment Protection」(以下、「O-PLUX PP」)について
Caccoが提供する不正検知サービス「O-PLUX PP」は、EC事業者向けの不正注文対策クラウドサービスです。機械学習とルールベースAIを組み合わせた独自のロジックにより、クレジットカード不正利用や悪質転売、後払い未払いなどの不正注文をリアルタイムに検知する機能を備えています。国内導入実績No.1の共有ネガティブデータをはじめ、住所・電話番号・メールアドレスのチェックや、特許取得済みの名寄せ技術などを活用し、高精度な審査と業務の自動化を実現しています。

- 国内導入実績No.1
多数のECサイトに導入され、豊富な実績を持っています。
- 高精度な不正検知
多種多様な共有ネガティブデータ、特許取得済みの名寄せ技術、日本市場に最適化された審査ロジックにより高い検知精度を実現しています。
- 迅速な対応力
専任コンサルタントとAI(機械学習×ルールベース)の組み合わせにより、新たな不正手口にも柔軟に対応することが可能です。
- 簡単導入
様々なECシステムとの標準連携や、システム開発を必要としないCSVアップロードによる運用も可能で、状況に応じて最適な方法を選択できます。
- 月額3万円から利用可能
低コストでの導入が可能で、トライアルによる効果検証や運用チェックを事前に行うことができます。
かっこ株式会社について
Caccoは、「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチに」という経営ビジョンを掲げ、セキュリティ・ペイメント・データサイエンス技術をもとに、アルゴリズムおよびソフトウェアを開発・提供し、企業の課題解決やチャレンジを支援することを目指しています。
オンライン取引における「不正検知サービス」を中核サービスとして位置づけ、不正ログインから不正注文対策まで対応可能な国内導入実績No.1の不正検知サービス「O-PLUX」や、金融機関や会員サイトにおける情報漏洩対策の不正アクセス検知サービス「O-MOTION」、フィッシング対策サービスなどを提供しています。
さらに、データサイエンスサービスでは、製造業やアパレル、建設業など様々な業種において、データ活用・分析を通じて、コスト削減・業務効率化・利益向上などに貢献しています。
会社概要
さくらフォレスト株式会社
住所 | 福岡県福岡市中央区警固2丁目12-23 |
代表者 | 代表取締役社長 髙島 励央 |
設立 | 2014年4月1日 |
事業内容 | ■自社通信販売事業 ・コールセンター ・WEB企画、販売戦略、商品企画 ・WEBサイトデザイン企画、制作 ・ランディングページ企画、制作 ・ロゴブランディング企画、制作 ・パッケージブランディング企画、制作 ・自社システム開発、管理 |
かっこ株式会社
住所 | 東京都港区元赤坂一丁目5番31号 |
代表者 | 代表取締役社長 岩井 裕之 |
設立 | 2011年1月28日 |
事業内容 | SaaS型アルゴリズム提供事業
(不正検知サービス、 決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス) |
出典元: かっこ株式会社 プレスリリース