父の日ギフト調査2025:約7割がギフト選びに悩む傾向、人気は「ビール」「うなぎ」、実父・義父へのプレゼント率も明らかに

Groov株式会社が運営する父の日に特化した情報メディアサイト「父の日.jp」が、全国の10代~70代の男女665名を対象に父の日ギフトに関する複数のアンケート調査を実施し、その結果を公開されました。調査では父の日ギフトを選ぶ際の悩み、ギフトの人気キーワード、贈る実態などが明らかになっています。

父の日ギフト選びの悩みに関する調査結果

調査によると、「とくに悩まない」と回答した人は26.4%と昨年(30.9%)から減少しており、ギフト選びに慎重な人が増加傾向にあることが分かりました。約7割の人が何らかの悩みを抱えながらギフトを選んでいる状況です。

最も多かった悩みは「気に入ってもらえるかわからない」で22.7%。特に義父に贈る場合は30.6%と高水準になっています。また、ギフト選びの際、相手に事前に希望を聞かずに選ぶ人が75%以上にのぼるという結果も明らかになりました。

アンケート回答者の父の年代
アンケート回答者の父の年代

「とくに悩まない」は26.4%と昨年から減少、慎重派が増加

父の日ギフト選びの悩みに関する調査結果
父の日ギフト選びの悩みに関する調査結果

父の日に向けてギフト選びをする際、「とくに悩まない」と回答した人は2025年調査で26.4%となり、前年の30.9%から4.5ポイント減少しました。この結果から、ギフトを選ぶ際に迷いを感じる人が増えている傾向が見受けられます。

この傾向の背景には、選択肢の多様化と情報過多が挙げられます。ネット通販やSNS、ギフト特集記事などで提案される商品のバリエーションは年々増加。加えて、「毎年同じものになってしまう」「相手の好みに合うか不安」など、贈る側の"外したくない"という心理が強まっていることも要因と考えられます。

また、「母の日に比べて、父の日は相手のリアクションが読みにくい」という声も多く、特に男性に対してのプレゼント選びは「慎重にならざるを得ない」と感じている人が少なくないようです。

最も多かった悩みは「気に入ってもらえるかわからない」

父の日ギフト選びの悩み詳細
父の日ギフト選びの悩み詳細

父の日ギフトを選ぶうえで最も多く挙げられた悩みは、「気に入ってもらえるかわからない」という不安でした。2025年の調査では22.7%がこの項目を選択し、全体の中で最も高い割合を占めました。さらに、贈る相手が義父の場合は30.6%と、実父に比べて一段と高い水準に。義父へのギフト選びでは「失礼のないものを選びたい」「本当に喜んでもらえるか自信がない」といった慎重な姿勢が色濃く表れています。

こうした傾向は、義父との関係が"礼儀と距離感"を重んじるものになりやすいという背景にもよると考えられます。義母よりも会話の機会が少なかったり、好みを把握しづらかったりと、相手に合わせた選択が難しいケースも多く、「センスを問われそうでプレッシャーを感じる」という声も寄せられています。

相手に事前に希望を聞かずに選ぶ人が75%以上

ギフト選びの際の希望確認に関する調査結果
ギフト選びの際の希望確認に関する調査結果

父の日に贈るギフトについて、「相手に事前に希望を聞いてから選ぶか」という質問に対し、「聞かずに選ぶ」と回答した人は全体の74.6%にのぼりました。義父に対しても同様に75.2%が「聞かない」と回答しており、実父・義父を問わず、ギフトは"こちらから選ぶもの"という傾向が根強いことが明らかになりました。

背景には、「せっかくなら驚いてもらいたい」「自分の気持ちを込めて選びたい」といったポジティブな意図に加え、「直接聞くのは気が引ける」「好みを尋ねるのが難しい」という遠慮や心理的なハードルもあると考えられます。特に義父に対しては、関係性が一定の距離感を保ちやすいことから、あえて聞かずに無難なものを選ぶという慎重なスタンスも見受けられます。

一方で、「事前に希望を聞く」と回答した人も23.5%おり、相手に確実に喜んでもらいたい、無駄のないギフト選びをしたいという実用的な考え方も広がりつつあります。

父の日検索キーワードランキング2025

「父の日.jp」が公開した「5月版・父の日検索キーワードランキング2025 商品ワード TOP15」では、定番の「ビール」が最も多く検索され、健康を重視する傾向や感謝の伝え方に関心が高まっている兆しも見られました。

父の日検索キーワードランキング2025
父の日検索キーワードランキング2025詳細

父の日検索キーワードランキング2025 TOP15

1位「父の日 ビール」※「ビールギフト」「ビールセット」を含む
季節感・定番感・贈りやすさの三拍子揃った鉄板ギフト。特にクラフト系や飲み比べセットの人気が高く、「ビールギフト」「ビールセット」などの関連語も含めて圧倒的な検索数を記録しました。

2位「父の日 うなぎ」
毎年上位に入るごちそう系ギフトの定番。高級感と季節感を兼ね備え、冷凍便や真空パックで手軽に贈れる商品が充実しており、"失敗しない贈り物"として安定した人気があります。

3位「父の日 おつまみ」※「おつまみセット」を含む
晩酌のお供として実用性の高いギフト。ビールや焼酎などとの相性も良く、酒好きなお父さん向けに組み合わせギフトとしての需要が拡大中です。

4位「父の日 食べ物」
具体的な商品は決まっていないが、「美味しいものを贈りたい」というニーズから検索される汎用キーワード。スイーツ、お肉、魚介、惣菜など幅広く派生するため、選択肢が多く、迷っている人の導入口となるワード。自由度の高さが人気です。

5位「父の日 お酒」
ビール以外にも日本酒、焼酎、ウイスキー、ワインなど、嗜好に応じて選べる"お酒系ギフト"が安定の人気。「いつもの一杯」をちょっと特別にするプレミアム系や、ラベル名入れなどパーソナライズ要素を取り入れたギフトが好まれています。

その他、6位「父の日 花」、7位「父の日 お茶漬け」、8位「父の日 盆栽」、9位「父の日 ギフト券」、10位「父の日 健康グッズ」、11位「父の日 枕」、12位「父の日 洋服」、13位「父の日 海鮮」、14位「父の日 コーヒー」、15位「父の日 パジャマ」と続いています。

2025年の「父の日」ギフトでは、「ビール」や「うなぎ」といった定番の人気は根強く、揺るぎない地位を保っています。しかし、今年の傾向として特に注目されるのは、単にモノを贈るだけでなく、「感謝の気持ちを伝える方法」や「健康を気遣う気持ち」を重視する傾向が強まっている点です。

昨年の父の日の過ごし方とギフト実態調査

「父の日.jp」の調査によると、「昨年の父の日にギフトを贈った」と回答した人は55.2%にのぼり、3年連続で半数を上回る結果となりました。一方、「贈っていない」と回答した人も44.1%と依然として高く、父の日がすべての家庭で習慣化されているわけではない現状が浮かび上がっています。

昨年の父の日ギフト実態調査結果
昨年の父の日ギフト実態調査結果

定点調査の推移をみると、2020年は51.4%、2022年には一時49.6%まで減少したものの、その後は回復傾向にあり、2023年以降は安定して半数を超える水準が続いています。このことから、父の日が「感謝の気持ちを行動で伝える日」として、徐々に定着してきている様子がうかがえます。

義父へのプレゼントも52.1%と実父に近い水準に

義父への父の日ギフト実態調査結果
義父への父の日ギフト実態調査結果

「昨年の父の日に義父へプレゼントを贈った」と回答した人は52.1%にのぼり、実父へのギフト率(55.2%)とほぼ同じ水準であることが明らかになりました。

この結果は、父の日が"家族の感謝を伝える日"として浸透し、血縁に限らず感謝の気持ちを表す対象が広がっていることを示しています。特に近年は、義理の両親との関係を大切にしたいという意識の高まりも影響しており、義父にもプレゼントを贈ることが自然な選択肢として定着しつつあります。

実父と一緒に過ごす人は25.1%、義父とはわずか6%

父の日の過ごし方調査結果
父の日の過ごし方調査結果

「昨年の父の日に実父と一緒に過ごした」と回答した人は25.4%にとどまり、73.8%は「別々に過ごした」と答えました。さらに義父に関しては、「一緒に過ごした」と答えた人はわずか6.0%で、実に92.4%が義父とは"離れて過ごした"という結果になりました。父の日の過ごし方は、物理的にも心理的にも"距離のある関係"が主流であることが明らかになっています。

この傾向は、コロナ禍を経た現在の家族の在り方を象徴しているといえます。帰省を控える習慣が根付いたことや、遠方に住んでいる家族との接触機会の減少が影響しており、父の日も"直接会う日"から"気持ちを贈る日"へと変化してきたと考えられます。

父の日.jpについて

父の日.jpロゴ

2025年の父の日は、6月15日(日)です。父の日についての様々な情報を発信している、父の日に特化した情報メディアサイト「父の日.jp」では、毎年の父の日はいつ?を解決してくれるコンテンツをはじめ、今人気の父の日ギフト・プレゼントがわかる300以上のギフトランキングなど、プレゼント選びでお悩みの方に役立つ情報を発信しています。

また、ギフトの予算、どこで購入しているか、選ぶ時に重視するポイントなど、みなさんの気になる「世間のギフト事情」も定期的に調査していますので、これから贈り物を選ぶ方は、ぜひアンケートを参考にしてみてください。

【父の日.jpアンケート調査概要】
調査エリア:全国
調査主体:父の日.jp
調査方法:インターネット調査
調査対象:10代~70代の男女665名
調査期間:2025年2月26日~3月19日

出典元:Groov株式会社 プレスリリース

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