スマートニュース、広告配信の新機能「セルフサーブ型広告」「地点半径ターゲティング」を提供開始、中小企業向け広告事業を強化

世界中の良質な情報を必要な人に送り届けることをミッションとするスマートニュース株式会社は5月26日、同社の広告事業「SmartNews Ads」において、広告配信の利便性と精度を向上させる新機能「セルフサーブ型広告」および「地点半径ターゲティング」を順次提供開始することを発表しました。併せて、中堅・中小企業(SMB)領域における実績を公開し、幅広い広告主にとって使いやすい広告プラットフォームを目指した取り組みを強化していくとのことです。

広告事業の成長と広告主の多様化

スマートニュース株式会社は2014年12月に広告事業を開始して以来、ニュースアプリ「SmartNews」の広告配信を通じて、多くの広告主とともに成長してきました。現在では、大手企業から中堅・中小企業まで、幅広い業種・規模の広告主に活用されており、広告主の多様化が着実に進んでいるとのことです。特に近年では、地域経済や雇用を支える一方で、受注や販売の拡大に課題意識を持つSMB広告主による利用が拡大しているそうです。こうした背景から、同社はSMB領域における広告出稿の実績(2025年5月26日時点で、同社が規定する大手広告主を除いたSMB広告主の出稿実績)を公開することとなりました。

SMB領域の実績拡大の背景

SMB領域の拡大を支える取り組みとして、スマートニュース株式会社は2024年1月にSMBの課題に特化した専任チームを設置し、導入支援や提案体制の充実を図ってきました。さらに4月には広告配信システムを刷新し、コンバージョン最適化精度を向上させるとともに、同社がAndroid端末向けに提供するニュースアプリ「SmartNews for docomo」への広告配信を開始し、リーチを大幅に拡大したとのことです。5月にはパートナーランク制度を導入し、すべての代理店との連携強化を進めたことで、SMBに強い広告会社との連携も広がっているそうです。7月には広告主や広告会社の声をもとに「広告開発企画チーム」を新設し、プロダクトの改善と運用性の向上にも取り組んでいます。これら一連の取り組みにより、同社のSMB領域における広告出稿実績は着実に拡大しているとのことです。

これらの機能強化と運用体制の整備は、実際のビジネス現場で着実に成果へ結び付いています。SmartNews Ads を活用して具体的な効果を上げた事例の一つが紹介されています。

導入事例:福島の老舗和菓子店「柏屋」が実感した広告効果

福島県の老舗和菓子店「柏屋」は、若年層への認知拡大や季節商品の販促を目的にSmartNews Adsを導入しました。地域配信機能や、ブランドとの親和性の高い掲載面が評価され、初回出稿でCTR5.1%、CPC25%減という成果を実現したとのことです。第三者視点のクリエイティブや地元名を活かした表現も効果を後押しし、柔軟な運用が可能な仕組みは、SMBにとっても導入しやすいと高く評価されているそうです。

あらゆる事業規模の広告主に使いやすい広告プラットフォームへ──SmartNews Adsの新機能や支援コンテンツを順次提供

今後、スマートニュース株式会社はすべての広告主の利便性をさらに高めるため、以下の新機能や支援コンテンツを順次提供していく予定です。

広告主自ら出稿・配信できる「セルフサーブ型広告」(2025年7月提供開始予定)

「セルフサーブ型広告」は、広告主がオンライン上でアカウント開設から配信設定、予算管理、決済までを一貫して行うことが可能な広告出稿機能です。配信の開始・停止やクリエイティブ変更も即時対応可能で、タイミングや目的に応じた柔軟な運用を支援します。少額からの出稿も可能なため、初めてSmartNews Adsを導入する事業者から、大手広告主・広告代理店に至るまで、すべての広告主にとって活用しやすい仕組みとなっています。

位置情報広告「地点半径ターゲティング」(2025年6月提供開始予定)

「地点半径ターゲティング」では、管理画面上の地図から、市区町村単位や任意の地点を中心に半径を指定し、広告配信エリアを柔軟に設定することが可能です。高精度な位置情報をもとに、指定エリアを訪問したことのあるユーザーや、その地域を生活拠点としていると推定されるユーザーをターゲティングし、広告を配信できます。Webサイト上のコンバージョン計測にも対応し、商圏内の認知拡大や来店促進に有効な手段として、特に地域密着型ビジネスを展開するSMB広告主にとって効果的な広告配信を実現するとのことです。

広告主の広告配信・運用を支援するコンテンツを拡充予定

広告配信の未経験者でも安心して運用を始められるよう、同社の広告事業 SmartNews Ads ウェブサイトに広告主向けの支援コンテンツを順次拡充・公開していくとのことです。「SmartNews Ads はじめてガイド」「事例集」「運用マニュアル」など、広告配信に必要な情報を体系的にまとめた資料を通じて、広告主自らが広告を立ち上げ、継続的に活用できる環境づくりを進めていくそうです。

スマートニュース株式会社は今後も、すべての広告主に向けて、マーケティング課題の解決を支援し、より高い成果を実感いただける広告運用の実現に向けて、広告プラットフォームとしての機能強化と支援体制のさらなる進化に取り組んでいくとのことです。

SmartNews Ads について

SmartNews Adsとは、ニュースアプリ「スマートニュース(SmartNews)」に配信できる広告です。スマートニュースは、アプリ上に、インフィード、動画、ディスプレイ等様々な方法で広告配信を行っています。また、1人ひとりの関心にあわせたニュースとともに、有益な情報の1つとして広告を配信できるとのことです。

スマートニュース株式会社について

スマートニュース株式会社は2012年6月15日の設立以来、「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」をミッションに掲げ、日本と米国でニュースアプリ「SmartNews(スマートニュース)」を開発、国内のニュースアプリとしては最大級のユーザー数を誇ります。2023年末からは初めてのサブスクリプションサービス「SmartNews+」を開始、子会社のスローニュースとともに、優れたジャーナリズムによって生まれた良質な報道や多様なコンテンツを一人でも多くの利用者に届けることに力を注いでいます。世界中の膨大な情報を日夜解析し続けるアルゴリズムと国内外の3,000媒体以上ものメディアパートナーとの強力な提携関係のもと、スマートデバイスに最適化された快適なインターフェースを通じて、良質な情報を一人でも多くの利用者に効果的に届けることで、これからも社会に貢献していく考えです。

同社の広告事業「SmartNews Ads」は、今回の新機能の追加により、より多くの企業、特に中堅・中小企業にとって使いやすい広告プラットフォームとなることが期待されます。「セルフサーブ型広告」の導入により、広告主は自らの手で広告運用を行えるようになり、「地点半径ターゲティング」の実装によって、地域に密着したビジネスを展開する企業にとってより効果的な広告配信が可能となります。

SmartNews Adsが提供する広告配信プラットフォームは、大手企業からSMBまで、あらゆる規模の企業が自社のマーケティング活動を効果的に展開できるよう設計されています。また、広告配信の未経験者でも安心して利用できるよう、さまざまな支援コンテンツも提供される予定となっています。

スマートニュース株式会社は、これらの取り組みを通じて、広告主とユーザーの双方にとって価値のある広告体験を提供し、広告事業のさらなる成長を目指していくとのことです。広告主にとっては効果的なマーケティング活動の実現を、ユーザーにとっては関心に合わせた有益な情報の提供を通じて、同社のミッションである「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」の実現に貢献していくことでしょう。

スマートニュース株式会社がSMB領域の拡大に注力している背景には、地域経済や雇用を支える中小企業のマーケティング活動をサポートすることで、より多くの企業の成長に貢献したいという思いがあるようです。今回発表された新機能は、そうした思いを具体化したものと言えるでしょう。

出典元:スマートニュース株式会社 プレスリリース

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