光洋産業、誤認識を100%抑えた低価格「ウォークスルー型RFIDトンネル式ゲート」を発売 - 電波漏れ対策で高精度な一括検品を実現

光洋産業株式会社(本社:東京都千代田区)は、電波漏れによる誤認識を100%抑制した「ウォークスルー型RFIDトンネル式ゲート」を2024年10月に発売しました。従来製品の課題であった誤読問題や高価格、カスタマイズの難しさを解決し、2025年5月には新規導入も実施されています。

このトンネル式ゲートは、出入り口へのシールドカーテン設置により最大パワーの電波でも誤読なく一括検品が可能な性能を実現しています。さらに、キャスター付きで移動できるほか、開口サイズやトンネル内スペース、採光性などのカスタマイズにも対応し、従来よりも手に取りやすい価格設定となっています。

【主なポイント】

・安価かつ誤認識を100%抑えた「ウォークスルー型RFIDトンネル式ゲート」を開発

・トンネル出入り口へのシールドカーテン設置などにより、最大パワーの電波でも誤読なく一括検品が可能

・キャスター付きで移動可能なほか、開口サイズ・トンネル内スペース、採光性などをカスタマイズ対応

・従来より安価な価格設定

「誤認が多い」「価格」などの課題を解決

RFID(Radio Frequency Identification)技術は、電波を用いて非接触で情報を読み書きするシステムです。バーコードやQRコードと異なり、電波が届く範囲内にある複数のタグを一度に読み取れる利点があります。このRFIDシステムの導入によって省人化・効率化が実現できることから、近年では倉庫の在庫管理やピッキング、無人レジなど様々な分野での活用が広がっています。

特に、倉庫などで大量のRFIDを一括で読み取るのに便利なのが「ウォークスルー型RFIDゲート」です。これは、RFIDタグを付けた複数の商品をカートなどに混載し、ゲートに通すことで一括読み取りを行うシステムで、出庫時の検品やリースした商品の返却確認などに活用されています。

しかし、従来のウォークスルー型RFIDゲートには次のような課題がありました。

  • 入口と出口にシールドがないため、電波漏れによる誤読を防げない
  • サイズなどの現場に合わせたカスタマイズが難しい
  • 高価で導入のハードルが高い

製品の特徴とメリット

光洋産業株式会社は、出入り口にオリジナルの「シールドカーテン」を設置することで、開口部からの電波漏れによる誤読を極めて少なく抑えたウォークスルー型RFIDゲートを開発しました。

このトンネルゲート周辺に点在している他のRFIDタグを気にすることなく、最大パワーの電波で誤読なく一括検品できる性能を実現しています。各種カスタマイズにも柔軟に対応し、従来品よりも手に取りやすい価格設定にすることで、導入ハードルを下げた点も大きな特徴です。

写真提供元:株式会社エージーエーコーポレーション様

■ハンガーラック+かご台車+台車もそのまま通せる「ワイドな開口部」

大量のRFIDを混載した台車なども一括で読み取り可能です。

■出入り口からの電波漏れを防ぐ「電磁波シールドカーテン」

同社のオリジナル素材である「電磁波シールドカーテン」を出入り口に設置することで、電波漏れをシャットアウトしています。簡単に開け閉めできる点もメリットです。

写真提供元:株式会社エージーエーコーポレーション様

■天井・側面に「電磁波シールド付き透明パネル」を設置しゲート内部を見える化

天井と側面に内部が見える「電磁波シールド付きパネル」を設置することで採光性を確保したほか、ゲート内部の見える化も実現しています。

■「最大サイズ」は現場に合わせて調整

複数のパネルパーツで組み立てる方式のため、サイズは現場に合わせて調整可能です。幅800mm~、長さ1,500mm~、高さ500mm~から対応可能です(小型サイズについても対応可)。

写真提供元:株式会社エージーエーコーポレーション様

■「電波吸収体」により電波の反射を防止

ゲートの内部には同社オリジナルの電波吸収体を設置しています。反射を防ぎ電波環境を安定させたことで、読み取り精度のさらなる向上が可能となりました。

■「キャスター搭載」で動かせる

脚部に移動式キャスター搭載かつ軽量のため、倉庫内での移動は自由です。床面に固定しないことで、固定資産ではなく備品扱いで購入したいとのニーズにも応えています。

■従来品よりも手に取りやすい価格帯

オリジナル素材を多用することで、価格を大幅に抑えています。

■設置現場での「出張シールド性能測定」も可能

同社研究所内の電波暗室にて各素材の性能チェックを行っているほか、要望に応じて設置後の出張シールド性能測定も可能です。

導入企業の声

「弊社の商品管理をRFID運用へ移行する際に、トンネル型RFIDゲート設置の必要性が出てきました。理想の仕様の製品を探していましたが、市場にある既存品ですと弊社の運用オペレーションには適合しませんでした。また、カスタマイズをすると高額になってしまうため、解決策を模索していました。

そんな中で光洋産業様に出会い、設計の段階から親身に相談に乗って頂き安価かつ、こちらの要望を全てクリアしたオリジナル製品を製作して頂きました。購入後は一度も誤読がなく、RFID運用での効率化に大きく貢献して頂いております。」(株式会社エージーエーコーポレーション様)

担当者コメント

「従来のウォークスルー型RFIDトンネルゲートは非常に高価で導入ハードルが高い」という、ユーザー様の困りごとを発端に開発をスタートさせた製品だと同社は説明しています。同社では元々、電磁波シールド用のオリジナル素材を多数取り揃えていたため、材料の多くを社内調達することでコスト削減を実現できたとのことです。

安さだけでなく、「出入口からの電波漏れをいかに高い精度で防ぐか?」にも心を砕いてきたと担当者は述べています。

光洋産業株式会社はトンネルゲート以外にも、多種多様なシールド材および設置ノウハウを備えています。「せっかくRFIDシステムを導入したのに、電波干渉などでRFIDの利点が活かせていない……」などのお悩みは、同社に相談することができます。(光洋産業株式会社 真部氏)

会社概要

光洋産業株式会社は、自社研究所および電波暗室を擁するため、電磁環境を取り巻くあらゆる対策製品の開発、製造、評価、現場への最適設置方法のアドバイス、最終測定までを一気通貫で提供可能な点が強みです。

オフィス、倉庫、コンサートホール、店舗バックヤード、省庁、研究施設など、様々な分野に採用実績があります。

会社情報
会社名:光洋産業株式会社
所在地:東京都千代田区鍛冶町1-9-9 石川LKビル
設立:1958年4月2日
代表者:代表取締役社長 舟山 聡一
資本金:1億円

出典元:光洋産業株式会社 プレスリリース

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