
株式会社スナックミー(本社:東京都中央区 / 代表取締役:服部慎太郎)が、会社員614人を対象にオフィスでの間食に関する世代間調査を実施し、その結果を発表しました。本調査ではX世代(1965~1980年頃生まれ)、Y世代(1980年~1995年頃生まれ)、Z世代(1995年以降生まれ)の三世代を比較分析し、世代ごとに異なるおやつ選びの傾向を明らかにしています。特にZ世代は、世代の異なる同僚とのコミュニケーションのきっかけを求めていることが判明しました。
様々な世代のニーズに応えながら、職場コミュニケーションのきっかけになるツールとして活用できるよう、同社は「snaq.me office(スナックミーオフィス)」を提案しています。このサービスでは、コンビニやスーパーでは見られない新鮮さとバリエーションを持ちつつ、体にやさしいおやつを提供しています。
この記事の目次
調査サマリー
項目 | X世代 (1965~1980年頃生まれ) 実用性&品質重視 |
Y世代 (1980~1995年頃生まれ) コミュニケーション&実用志向 |
Z世代 (1995年以降生まれ) トレンド&ヘルシー志向 |
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おやつを食べる頻度 | - 三世代で最も低い - 3割以上がオフィスで間食しない |
- 約4割が週3回以上おやつを食べる習慣あり | - 三世代で最も高い - 半数以上が週3回以上オフィスでおやつを食べる |
おやつを食べる理由 | - 小腹満たし&リフレッシュが中心 - 実用的 |
- 小腹満たし&同僚とのコミュニケーション重視 | - 気分転換、ストレス解消を重視 - 美容目的が他世代より突出 |
おやつ選びにおいて重視すること | - 手軽さ、美味しさ、量を重視 - 基本品質が優先 |
- 手軽さが最優先 - 美味しさ、シェアしやすさも重視 |
- 写真映え、インフルエンサーのおすすめ - SNSなどの外部評価と健康志向が強い |
よく食べるおやつ | - チョコレート、クッキー類、米菓、コーヒー - 伝統的で落ち着いた傾向 |
- チョコレート、クッキー類が定番 - 目新しさへの関心もあり |
- エナジードリンク、野菜ジュース、チョコレート - トレンド感のある選択 |
おやつで得られる効果 | - 気分転換が最も強い効果 | - 気分転換、ストレス解消 | - 気分転換、ストレス解消 - 同僚とのコミュニケーションが増える |
オフィスにあったら嬉しいおやつの特徴 | - 手を汚さない、個包装 - 職場環境への配慮が強い |
- 手を汚さない、個包装 - シェアしやすいもの |
- 個包装、手を汚さない - 環境に優しい、SNS映えが特徴的 |
世代間コミュニケーションへの関心度 | - 半数以上が世代間交流にあまり関心がない | - 約半数が世代間交流のきっかけを求めている | - 7割以上が職場で世代間交流のきっかけを求める |
調査概要
■ 【X・Y・Z世代対象】オフィスで食べるおやつについての調査
■ 調査対象:20〜59歳の男女
■ 世代区分:X世代(1965年~1980年頃:45-59歳)、Y世代(1980年~1995年頃:29-44歳)、Z世代(1995年以降:29歳未満)
■ 調査期間:2025年4月7日〜4月14日
■ 調査方法:ネットリサーチ
■ 調査地域:全国
調査結果の詳細
オフィスでの間食頻度はZ世代が最も高い
614人の会社員に対して、オフィスでおやつを食べる頻度を調査したところ、世代間で明確な差異が見られました。
■X世代
「ほとんど食べない」「週1回未満」が約半数を占め、三世代の中で最もおやつの頻度が低い結果となりました。
■Y世代
「週3~4回程度」が多く見られ、X世代よりも頻度が高い傾向が確認されました。
■Z世代
「1日1回以上」「週3~4回程度」が半数を超え、最も頻繁におやつを消費する世代であることが判明しました。

おやつを食べる理由は「実用性」から「健康志向」へ
おやつを食べる理由については、世代ごとに明確な違いが見られました。
■X世代
「小腹を満たすため」(58.6%)が最も多く、「リフレッシュや気分転換のため」(43.3%)が続き、実用性と一時的な休息を目的としている傾向が強いです。
■Y世代
基本的にはX世代と似た傾向を示し、「小腹を満たすため」(47.0%)が最多、「リフレッシュや気分転換のため」(32.2%)が続きますが、「同僚とのコミュニケーションのきっかけとして」(12.2%)という人間関係構築への意識も見られます。
■Z世代
「リフレッシュや気分転換のため」(38.1%)と「小腹を満たすため」(37.3%)がほぼ同率で上位に。特筆すべきは「健康維持や美容のため」(19.5%)がX世代(4.8%)の約4.1倍、「習慣のため」(17.8%)がX世代(7.7%)の約2.3倍という結果で、健康志向やおやつの日常化への意識が顕著です。

おやつ選びの基準に表れるZ世代のトレンド志向
■X世代
「手軽さ」(55.8%)が最も重視され、次いで「美味しさ」(43.2%)、「量の適切さ(多すぎない/少なすぎない)」(37.5%)と続き、実用性と基本的な品質を優先する姿勢が見られます。
■Y世代
X世代同様「手軽さ」(40.9%)を最重視し、「美味しさ」(35.6%)、「量」(24.4%)と続く実用志向が見られます。一方で「見た目やパッケージデザイン」(10.5%)に対する一定の関心もあり、各要素のバランスが取れている傾向です。
■Z世代
「美味しさ」(40.7%)を最重視しますが、特徴的なのは「写真映え」(12.7%)がX世代(2.0%)の約6.5倍、「インフルエンサーのおすすめ」(16.1%)がX世代(2.9%)の約5.5倍という点です。Z世代は味や量だけでなく、SNSでの共有価値や話題性もおやつ選びの重要な基準としています。

実際にオフィスで食べられているおやつについて
■X世代
「チョコレート」や「クッキー・ビスケット類」、「米菓」などの伝統的なおやつが上位を占め、慣れ親しんだ味を好む傾向があります。
■Y世代
基本的にはX世代と似た嗜好を示しますが、新しいものへの関心も持ち合わせ、世代間の橋渡し的な選択傾向が見られます。
■Z世代
「野菜ジュース・スムージー」(22.0%)がX世代の約2.9倍、「エナジードリンク」(19.5%)が約2.5倍、「ドライフルーツ」(14.4%)が約3.0倍と、健康志向とトレンド感を重視した選択が特徴的です。

おやつを食べる効果はストレス解消から健康維持まで
■X世代
「気分転換ができる」(58.7%)が圧倒的多数を占め、「ストレスが解消される」(30.8%)、「集中力があがる」(25.9%)と続き、主に精神面でのリフレッシュ効果を重視しています。
■Y世代
「気分転換ができる」(41.7%)を最上位としつつも、「ストレスが解消される」(36.5%)や「仕事のやる気が出る」(28.7%)といったモチベーション面の効果も重視し、多角的におやつの価値を評価しています。
■Z世代
「気分転換ができる」(37.3%)、「ストレスが解消される」(34.7%)に加え、「健康や美容を維持できる」(21.2%)がX世代(2.9%)の約7.4倍、「同僚とのコミュニケーションが増える」(22.0%)もX世代(11.6%)の約1.9倍と高く、身体的・社会的な価値も重視するウェルビーイング志向が顕著です。

オフィスで食べたい理想的なおやつの特徴
■X世代
「手を汚さずに食べられる」(59.6%)や「個包装で食べやすい」(57.7%)が上位を占め、実用性と利便性を最重視する傾向があります。
■Y世代
X世代と同様の実用性志向を持ちつつ、「みんなでシェアしやすい」(25.2%)といった社会性も重視しています。
■Z世代
「個包装」(36.4%)や「手を汚さずに食べられる」(33.9%)といった基本的な利便性に加え、「環境に優しい商品」(20.4%)はX世代の3.5倍、「SNS映えするおしゃれなもの」(13.6%)も2.8倍と、社会的価値や表現価値も重視する姿勢が特徴的です。

若手ほど「世代間コミュニケーションのきっかけがほしい」
調査によると、Z世代の約7割が「世代の違う同僚とのコミュニケーションにきっかけがほしい」と回答しています。Y世代も6割近くが同様の意識を持っており、若い世代ほど異世代との交流に積極的であることが明らかになりました。
一方でX世代は、「特にきっかけは必要ない」と考える人が多数派となっており、世代間でコミュニケーションに対する意識の差が顕著に表れています。

このような世代間ギャップを埋める自然なきっかけとして注目されているのが「オフィスのおやつ」です。実際にZ世代の4人に1人が「おやつがコミュニケーションのきっかけになる」と回答しており、おやつが職場の人間関係構築においても重要な役割を果たしていることがわかります。
株式会社スナックミー 会社概要
「おやつと世界を面白く。」を理念とする株式会社スナックミーは、おやつの可能性を信じ、探求しています。おやつにもっとテクノロジーとアイデアを取り入れ、社会をよくしていくという考え方のもと、"お菓子"というモノではなく、"おやつ"という体験を提供するブランドを生み出しています。デジタル発の新しいおやつメーカーとして、Webサービスのようにお客様のフィードバックを活用し「永遠のβ版」としてサービス改善を続け、製菓業界の枠組みにとらわれない挑戦を続けています。
所在地:東京都中央区日本橋箱崎町44-1 イマス箱崎ビル8階
代表者:代表取締役社長 服部慎太郎
事業内容:食品の開発・製造・販売
出典元:株式会社スナックミー プレスリリース