オンラインでのブランド構築やビジネス拡大を可能にするクラウド型プラットフォームの Wix.com Ltd.(NASDAQ: WIX、本社:イスラエル・テルアビブ、CEO:アビシャイ・アブラハミ、以下 Wix)は本日、「Wix Headless」の日本語版の提供を開始したことを発表しました。本機能は、開発者が Wix の強力なビジネス機能を実装するために設計されたもので、組み合わせ可能な API(Application Programming Interface)とソフトウェア開発キット(SDK)を使って、さまざまなプラットフォームや端末であらゆる技術スタックを利用できます。開発者は、SDK から Wix のビジネス機能にアクセスして、Wix の包括的なプラットフォームで管理することが可能です。これらの API は、「連絡先」や「チェックアウト」といった Wix の他の機能と同期しており、すぐに使うことができます。

Wix Headless は、React、Vue、Svelte、Qwik といった主要な Web フレームワークと Wix のビジネス機能の使用を可能にし、他の主要なフルスタックソリューションとの連携も実現するものです。Wix と連携する最初のプラットフォームは Netlify(https://www.netlify.com/integrations/wix/#main) で、オンラインサービス予約機能「Wix ブッキング」*、イベント管理機能「Wix イベント」**、ネットショップ機能「Wix ストア」***、コンテンツ管理システム (CMS)、サービスの販売に最適な「販売プラン」の各 API がすぐに利用できる機能を提供します。これらの API を使うことで、クラスやコースの予約、来店・来院・面談の予約、定期プランの販売が可能な予約システムのほか、イベントページ作成から参加者の管理やチケット販売が可能なイベント管理機能、ネットショップ運営のための機能が実装できます。

Wix はこれまで、Wix のプラットフォーム内でより多くの機能が利用できるよう製品開発を行ってきました。これには、開発者がカスタムコードを利用するための「Velo by Wix」****、高度なカスタマイズ性を有し、再利用可能なアプリケーションやウィジェットの作成が可能な「Wix Blocks」、デザイナーが直接 React コードで作業ができる「Codux(コダックス)」といったツールが含まれます。Wix Headless は、Wix が自社のプラットフォーム以外で動作するバックエンドを初めて公開したもので、開発者中心のソリューション群をより強固なものにし、さらなる拡張性とカスタマイズ性、ひいてはプロジェクトの迅速な提供を可能にします。

Wix Headless の特長:

  • カスタムソリューションの作成:Wix プラットフォームのビジネス情報にアクセスして管理するための API を使うことで、開発者は、デリバリーレイヤー、Web サイト、アプリが Wix でない場合でも、Wix のビジネス機能とシームレスに統合するカスタムソリューションを作成することができます。
  • 単一のダッシュボードで複数のビジネス機能を利用:Wix のビジネス機能の API は、Wix の決済機能と統合しているため、ダッシュボード内ですべてを管理することができます。
  • 複数のフロントエンドに対応:複数のクライアントを Wix のバックエンドに接続して、顧客が事業者とやり取りする手段を最大化します。例えば、複数の Web サイト、モバイルアプリ、スマートウォッチ用アプリで、Wix のバックエンドのビジネス機能に代わってサービスを提供することが可能です。
  • Wix の既存プロジェクトに追加のサイトやアプリを接続:Wix サイトを有する開発者は、ゼロから始めることなく Wix Headless の機能が利用できます。既存の Wix サイトを維持しながら、同一のビジネスにアクセスしてサービスを提供する新たなサイトやアプリを追加することで実現可能です。
  • グローバルな決済インフラの活用:世界中の決済手段を受け付けるため、Wix の決済機能で一元化しましょう。Wix の決済代行サービスを使うことで、開発者は複数の決済代行サービスを統合することなく、日本を含むアジア、南米、北米、ヨーロッパといった世界各国の決済手段と接続することができます。

Wix の開発プラットフォーム・ゼネラルマネージャーのシャハール・タルミ(Shahar Talmi)のコメント

「Wix Headless は、開発者が、オンラインプレゼンスの拡大からいくつもの複雑なプロジェクトの管理までを一つの場所で行うという、これまでは不可能だった方法で Wix の利用を可能にする機能です。私たちは、Wix のビジネス機能を常に進化させて参りました。今回、開発者が Wix のビジネス API にアクセスし、他のプラットフォームで構築されたプロジェクトにそれらを組み込めるようにすることで、Web 開発業界における無限の可能性を加速させます。」

Wix Headless に関する詳細はこちらをご覧ください:https://ja.wix.com/developers/headless

* Wix ブッキングについての詳細はこちら:https://ja.wix.com/reserve

** Wix イベントについての詳細はこちら:https://ja.wix.com/event/website

*** Wix ストアについての詳細はこちら:https://ja.wix.com/ecommerce/netshop

**** Velo by Wix についての詳細はこちら:https://ja.wix.com/velo

■添付資料:製品イメージ

開発者は、Wix のビジネス API を使って、ネットショップ、オンライン予約、イベントやコンテンツ管理といった各機能をどこからでも利用可能開発者は、Wix のビジネス API を使って、ネットショップ、オンライン予約、イベントやコンテンツ管理といった各機能をどこからでも利用可能

開発者は、Wix の包括的な管理プラットフォームで複数のビジネスの運営が可能開発者は、Wix の包括的な管理プラットフォームで複数のビジネスの運営が可能

開発者は、Wix のビジネス機能をさまざまなプラットフォームや端末のあらゆる技術スタックに実装可能開発者は、Wix のビジネス機能をさまざまなプラットフォームや端末のあらゆる技術スタックに実装可能

Wix Headless API により、「連絡先」や「チェックアウト」といった Wix の追加機能をすぐに使うことが可能Wix Headless API により、「連絡先」や「チェックアウト」といった Wix の追加機能をすぐに使うことが可能

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