約8割が「自ら稼ぐ力」を求める!SNSコマースとキャリア形成に関する調査結果

行知学園株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:楊 舸)は、日常的にSNSを利用している20~50代の男女を対象として、「次世代のコマース利用とキャリア形成」に関する調査を実施しました。同社は留学生進学予備校、日本語学校、書籍・出版事業を展開しています。

近年、SNSメディアを活用した「ソーシャルコマース」が活性化したことにより、日常のSNS利用がそのままショッピング体験に直結する新しい消費のスタイルが根付いてきています。

かつては特殊な活動とされていたインフルエンサーやライバーも、現在では独自の感性とスキルで価値を創出する「発信者」へと進化し、その活動は一時的な副業の範囲を超えて、マーケティングやプレゼン能力を駆使する「一生モノのスキル(手に職)」として、新たなキャリアの選択肢になりつつあります。

スキルを身につけることで、SNSを通じて個人で稼げるようになった現在、今後の働き方や「自ら稼ぐ力」についてどのように考えているのか、今回は日常的にSNSを利用している男女の意識が調査されました。

本業だけでは限界?約8割が「自ら稼ぐ力」を求めている!将来の不安から「個人の力」を磨きたい理由とは

まず、「現在の本業の収入や、今後の昇給ペースに対して不満・不安はあるか」と質問したところ、約6割が『少し不満・不安がある(日々の生活は回るが、まとまった貯金や投資に回す余裕がない)(31.3%)』『かなり不満・不安がある(物価高やライフイベントを考えると、現状のままでは回らない)(18.9%)』『不満・不安というより、限界を感じる(大幅な収入アップは見込めず、今のままでは先細りだと思う)(10.8%)と回答しました。

日々の生活は維持できていても、将来への備えや理想の暮らしを考えると、心から安心・満足できている方は少ないことが明らかになりました。

このような収入に対する不安を背景として、本業以外の場所で自ら稼ぐ力を身につけたいと考える方はどの程度いるのでしょうか。

「本業の収入とは別に、個人の力で『自ら稼ぐ力』を高めたい(または新たに身につけたい)と思ったことはあるか」と質問したところ、約8割『よくある(27.1%)』『ときどきある(50.1%)』と回答しました。

大多数の方が、本業に依存することなく、個人で収入を得る力を身につけたいと考えた経験があることがわかりました。

本業だけで生計を立てる働き方から、個人のスキルを武器として複数の収入源を確保しようとする自立型のキャリア形成へと、価値観が移行しつつあると考えられます。

続いて、前の質問で『よくある』『ときどきある』と回答した方に、「どのようなときに個人の力で『自ら稼ぐ力』を高めたい(または新たに身につけたい)と思うか」と尋ねたところ、『物価高や収入減少など、経済的な不安を煽るニュースを目にしたとき(42.1%)』と回答した方が最も多く、『現在の仕事や業界の先行きに不安を感じたとき(38.4%)』『場所や時間に縛られず、自由に働きたいと思ったとき(24.0%)』と続きました。

上位3項目を見ると、物価高や業界の先行きに対する「経済的な不安」と、時間や場所に縛られない「自由な働き方への憧れ」の2つが主な動機になっていることがわかります。

ニュースなどで将来への危機感を覚えた際に、自身を守る手段として「稼ぐ力」を意識する方が多い一方で、単に不安を解消するためだけではなく、理想のライフスタイルを実現するための前向きな選択肢としても期待されていることが判明しました。

約7割がSNS上のショップ機能付き投稿を目にすると回答!SNSはビジネスの場にもなりつつある?

自ら稼ぐ力を高める場としてSNSが注目されていますが、普段のSNS利用において、直接買い物ができる投稿をどのくらい目にしているのでしょうか。

調査結果グラフ

「SNS(TikTok、Instagram、YouTube等)を見ているときに、投稿画面から直接商品ページに飛べたり、そのままアプリ内で購入できたりする『ショップ機能付きの投稿』をどれくらいの頻度で目にするか」と質問したところ、約7割『頻繁に目にする(16.4%)』『たまに目にする(50.1%)』と回答しました。

多くの方がショップ機能付きの投稿を目にしており、SNSを通じた商品の販売やプロモーションが広く浸透していることが明らかになりました。

SNSがコミュニケーションや情報収集のツールにとどまらず、「直接商品を買える場所」として身近な存在になっていることがうかがえます。

では、配信を通じて商品を購入する「ライブコマース」の利用実態はどうでしょうか。

「ライブ配信を活用した販売方法『ライブコマース』において、買い物をしたことはあるか」と質問したところ、約3割が『3回以上購入経験がある(10.7%)』『1~2回程度の購入経験がある(21.0%)』と回答しました。

現時点では「利用経験がない」という方が多数を占めましたが、実際に約3割が経験していることから、ライブコマースという買い物体験が着実に広がり始めていることがうかがえます。

徐々に浸透し、通常のECサイトと同じ感覚で利用される日も近いと考えられます。

実際、どのような要素に惹かれて商品の購入に至っているのでしょうか。

前の質問で『3回以上購入経験がある』『1~2回程度の購入経験がある』と回答した方に、「ライブコマースで購入したことのある商品について、それぞれのカテゴリーで最も『購入の決め手』となったもの」を尋ねたところ、以下のような回答結果となりました。

購入の決め手グラフ

すべてのカテゴリーにおいて、「限定価格やクーポン」といった価格的なメリットが購入の最大の動機になっていることがわかりました。

実利的なお得感が利用者の背中を押しているものの、カテゴリーごとに「ライブ配信ならではの臨場感」や「配信者への信頼」といった要素も購入の決め手としてそれぞれ影響していることがうかがえます。

SNSを通じた購買活動が広がる中、自身がSNSで発信や販売を行うビジネスへの関心はどのくらいあるのでしょうか。

「SNSを通じて『販売』や『発信』をする仕事に興味はあるか」と尋ねたところ、以下のような回答結果となりました。

SNSビジネスへの興味グラフ

『興味があり、すでに経験がある(9.6%)』

『興味があり、挑戦する予定がある(20.9%)』

『興味はあるが、挑戦する予定はない(28.2%)』

『興味はなく、挑戦する予定もない(41.3%)』

SNSを通じた販売や発信の仕事に対して、「興味はない」という方が約4割いる一方で、何らかの形で興味を持っている方が約6割に上る結果となりました。

興味がある方の中には、「すでに経験がある」や「挑戦する予定がある」といった、具体的な行動を起こしている、あるいは起こそうとしている方も一定数存在しています。

この結果から、SNSを情報収集や買い物の場としてだけではなく、お金を稼ぐ場として活用することに前向きな方が多いことが判明しました。

「自力で稼げたら本業は辞める?」副業から独立まで、SNS時代の新しい働き方

SNSビジネスへの関心が高いことがわかりましたが、実際にSNSで稼げるようになった場合、本業とのバランスはどう考えているのでしょうか。

「もしSNSで『自力で稼げる』ようになった場合、現在の仕事をどうしたいか」と尋ねたところ、以下のような回答結果となりました。

『現在の仕事をすぐに辞めて、SNSでの活動で独立し専業にしたい(8.2%)』

『現在の仕事は副業として継続し、SNSでの活動を本業として2本柱で両立したい(23.7%)』

『現在の仕事は本業として継続し、SNSでの活動を副業として2本柱で両立したい(24.2%)』

『現在の仕事を本業として継続し、SNSでの活動を副業にするつもりもない(43.9%)』

「現在の仕事と両立したい」または「SNS専業で独立したい」と回答した方が、合わせて半数を超える結果となりました。

「2本柱で両立したい」と考える方が多く見られ、SNSで収入を得られるようになっても完全に独立するのではなく、今の仕事と掛け合わせて複数の収入源を確保したいという、堅実な働き方を望む方が多いことがうかがえます。

今後の働き方グラフ

次に、「もし『短期間でSNS商売の原理原則(仕入れ・マーケティング・配信術)』が学べる講座があれば、受講を検討したいと思うか」と尋ねたところ、約4割が『とてもそう思う(13.3%)』『そう思う(29.1%)』と回答し、受講の検討に前向きな姿勢を示しました。

まとめ:日常化するSNSでの購買体験──収入への不安から高まる「個人の稼ぐ力」への需要

今回の調査から、現代の働く世代が抱える収入への不安と、それに対する自立的なキャリア志向の実態が明らかになりました。

現在の収入や今後の昇給ペースに対して、約半数が明確な懸念を抱いており、「生活に困らなくても理想には届かない」という方を含めると、約9割が現状に何らかの不足感を感じています。

このような物価高などの経済的な不安や、業界の先行きに対する危機感を背景に、約8割が「本業とは別に自ら稼ぐ力を高めたい」と回答しました。

本業に依存するだけではなく、自身で新たな収入源を確保したいという意識が広く浸透していることがわかります。

また、個人の稼ぐ力を発揮する場として注目されるSNSビジネスへの関心も高い傾向が見られました。

SNS上のショップ機能付き投稿は約7割が日常的に目にしており、約3割がライブコマースでの購入を経験しています。

さらに、商品を購入するだけではなく、自身がSNSを通じて「販売」や「発信」を行う仕事に対しても約6割が興味を示し、SNSが単なるコミュニケーションツールから、個人のビジネスを実践するための身近なプラットフォームへと変化している様子がうかがえます。

一方、もしSNSで自力で稼げるようになっても、「すぐに仕事を辞めて独立したい」という方は1割未満にとどまり、多くの方が「現在の仕事と掛け合わせて複数の収入源を確保したい」と望んでいます。

SNS商売のノウハウを体系的に学ぶ講座に対しては約4割が受講に前向きな姿勢を示したことから、今後のキャリア形成においては、完全に独立する形ではなく、自立と安定のバランスを保ちながら複数の収入源を持つ働き方が主流になっていくと考えられます。

それに伴い、「自分で稼ぐ力」を適正な価格で効率よく学べる環境が、ますます求められていくのではないでしょうか。

調査概要:「次世代のコマース利用とキャリア形成」に関する調査

調査期間:2026年7月3日(金)~2026年7月6日(月)

調査方法:PRIZMAによるインターネット調査

調査人数:1,052人

調査対象:調査回答時に日常的にSNSを利用している20~50代の男女と回答したモニター

調査元:行知学園株式会社

モニター提供元:サクリサ

出典元:行知学園株式会社

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