リテールテックスタートアップのNuRetail株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役CEO:飯田健作)は、東南アジアを中心に事業展開するベトナムのリテールテックスタートアップのPalexy社と基本合意後業務提携を去る2023年4月3日に締結し、協業準備を進めてまいりました。この度、下記の三点を中心に業務提携の枠組みの中で協業をスタートさせることになりましたのでお知らせいたします。
1. AIを活用した実店舗の可視化とリテール実務を組み合わせた真に効果のある売上向上策の特定、リコメンデーションエンジンの高度化
2. Palexy製品の日本市場適合性確認、及び日本企業への導入メソドロジー開発
3. NuRetailのオムニチャネル製品のPalexy社との共同開発
NuRetailは、ファウンダーでCEOの飯田健作の「真のオムニチャネルの推進には、実店舗のDXが不可欠」との思いから設立されました。リテールテックスタートアップにはデータが不可欠ですが、NuRetailはスタートアップでありながら、『亜州太陽市場』というリテールのリアルビジネスも有しており、高いレベルのデータガバナンスを実現しています。また創業者の飯田のリテールビジネスへの深い知見を生かし、迅速な仮説の提供、実効性の高いアクションの見極めを行なっていきます。NuRetailはこのユニークなビジネスモデルにより、オムニチャネルプロダクトやSaaSの迅速な開発を行います。

今回の協業では、実店舗DXの第一ステップとしてAIを活用した店舗の可視化をPalexyと共に行います。Palexy社の製品をNuRetailが運営する亜州太陽市場の店舗に導入し、ベトナムからリモート且つリアルタイムに分析、示唆出しを行います。そこにNuRetailのリテール実務をベースとしたアクションの仮説出し、導入を行い、実店舗ベースでのABテストを繰り返すことで、実店舗での実効性が高いアクションを絞り込んでいきます。このアプローチ自体をリコメンデーションエンジンとして開発することも構想しています。これにより、導入したリテール企業の現場が自走しやすくなることを狙います。
また、Palexy製品の日本市場への適合性を検証し、改善点を見出します。協業を通じ適合性を高めるとともに、日本企業への導入メソドロジーを開発します。これにより、Palexy製品のベネフィットを国内導入リテール企業が得やすくなると考えています。また、導入にあたってのはNuRetailがコンサルティングも提供します。
更に、NuRetailはこの業務提携からPalexyと共同で独自のオムニチャネル製品、サービスを生み出すことも想定しています。
尚、今回の業務提携は同時にプロジェクトとして日本貿易振興機構(ジェトロ)が公募した「対日直接投資喚起事業費補助金」に採択されています(上記図中赤枠部分)。
ジェトロのアドバイス、サポートも最大限活用していく予定です。(https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2023/ac313c6ed8000b7d.html)
飯田は、NuRetail自体をオープンなインキュベーション・プラットフォームと見立て、国内外のスタートアップや事業会社にこのユニークな事業環境を開放していく意向を当初から表明していました。今回のベトナムスタートアップ、Palexyとの業務提携はその第一弾となります。
現在、国内外の複数リテールテック、その他スタートアップ、事業会社と協業協議が進展しております。領域は多岐に渡り、AI / 生成AI、IoT, エッジコンピューティング、ブロックチェーン、ロボティクス、サプライチェーン、サステナビリティ、メタバース、教育、食育などが含まれます。「我々リテールテック、リテーラーが想像しない国や企業、事業とのコラボレーションもありうる。どんな方からの協業のお申し出も喜んでお話を伺いたい」と飯田は話します。

NuRetail株式会社
URL:https://www.nuretail.com
Palexy
URL:https://www.palexy.com
合わせて読みたい