株式会社ホワイトプラス(本社 東京都品川区、代表取締役社長 井下孝之、以下「当社」)が提供する、自宅にいたままクリーニング「Lenet(以下、リネット)」は、リネット会員780人を対象に、『SDGsとサステナブルファッションに関する調査』を実施いたしました。


■『SDGsとサステナブルファッションに関する調査』主なトピックス

  • 「SDGs」をすでに知っている人は98%、興味関心がある人は82%
  • 87%が「衣類ロス(※1)」に興味関心あり。
  • 一方でサステナブルファッション(※2)への具体的な取り組みをしてる人は27%
  • リネットユーザーの90%以上の人が服を長く着るために、クリーニングで適切なケアをしたり、長く着られる品質の服を購入している。一番長く着ている服は10年以上と回答した人は73%
  • 上記のような行動が、サステナブルファッションの取り組みのひとつであることを知らなかった人が52%

(割合の記載については、小数点以下、四捨五入しています。)

 本調査を通じて、衣類ロスやサステナブルファッションに興味関心はあり、気づかぬ間に行動もしているが、サステナブルファッションの取り組みであるという認知が少ないことがわかりました。

※1:衣類ロスとは、まだ着られるにもかかわらず大量の衣服が廃棄されている問題のことです。例えば、環境省によると、日本国内で1日あたりに焼却・埋立される衣類の総量は平均1,300トン、この量は大型トラック約130台分に相当します(※3)
※2:サステナブルファッションとは、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みです。具体的には適切なケアやリペアで長く大切に着る、リユース(捨てずに再利用する)やリサイクル(再生利用)などが挙げられます。
※3:環境省 日本で消費される衣服と環境負荷に関する調査(2020年12月〜2021年3月実施)
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

調査名:SDGsとサステナブルファッションに関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象者:リネット会員
調査地域:47都道府県
調査期間:2022年9月30日〜2022年10月3日
有効回答数:780件
宅配クリーニング「リネット」調べ

■調査結果
▼SDGsをすでに知っている人は98%、興味関心がある人は82%
SDGsについて「内容まで理解している」「なんとなく知っている」「言葉は聞いたことがある」と回答した人は98%であり、SDGsという言葉自体がほとんどの人に認識されていることがわかりました。また、「非常に関心がある」「少しは関心がある」と回答した人は82%と、約8割の人が興味関心を示していることが結果となりました。


▼87%が衣類ロスに興味があるが、具体的に行動に起こしているのは27%
「具体的な取り組みを行なって6ヶ月以上」「具体的な取り組みを行なって6ヶ月未満」と回答した人が27%となり、具体的に行動を起こしている人が少ないことがわかりました。ただ、「関心があり、1ヶ月以内にできることは実行する予定」と回答した人は全体の35%で、関心はあるもののどのような行動をすればいいのかわかっていないかもしれないと推察できます。


▼リネットユーザーの90%以上の人が服を長く着続けるために、クリーニングなどで適切な洋服のお手入れをしていたり、長く着られる品質の服を買っている。また一番長く着ている服は10年以上と回答した人は73%
その服が必要かどうかを見極め、買わない選択をした人や、長く着られる品質の服を買っている人や、服を長く着続けるために、クリーニングなどで適切な洋服のお手入れをする人は9割以上もいる結果となりました。また一番長く着ている服に関しては、「20年以上」と回答した人が33%、「15年以上20年未満」と回答した人が14%、「10年以上15年未満」と回答した人が26%と、10年以上も同じ服を長く大切に着ている人は全体で73%という結果となりました。これらの結果から、リネットユーザーは長い目で見て価値のある衣類を選び、1着の服を長く大切に着る傾向にあることがわかりました。​

▼身近にできる行動が、サステナブルファッションの取り組みのひとつであることを知らない人が52%
衣類を大切に着用するためにケアしたり、着なくなった衣類を古着として売ったりなど、衣類に関する身近なアクションが、サステナブルファッションへの取り組みであることを知らない人が過半数に達しています。一方で、具体的な行動はしているものの、サステナブルファッションとしての行動の意識はまだ持てていないことがわかりました。


▼「服を現在よりも1年長く着ることで、日本全体として4万t以上の廃棄量の削減に繋がる」ことを知らない人が86%
環境省が提唱する「服を現在よりも1年長く着ることで、日本全体として4万t以上の廃棄量の削減に繋がる」(※3)ことを知っているかを質問したところ、知らないと回答した人が86%と高い結果でした。SDGsに興味関心はあるものの具体的な知識や情報については、各自治体や各企業がまだ発信・啓蒙する余地があるように見受けられる結果となりました。

▼今回の調査を経て、衣類ロスやサステナブルファッションへの理解や関心が高まった人が83%
SDGsに関する今回の調査を経て、衣類ロスやサステナブルファッションへの理解や関心が「非常に高まった」「高まった」と回答している人が83%とかなり高い結果となりました。SDGsに関する知識を知る機会があったり、情報に触れることで、すでに興味関心がある人も含めて、さらにSDGsへの意識が高まっていくことが予想されます。

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