GMOインターネットグループにおいて、総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証一部:証券コード 3769、代表取締役社長:相浦 一成 以下、GMO-PG)は、金融機関口座からの引き落としでECの支払いができる「口座直結決済」の提供を2022年9月下旬より開始いたします。

「口座直結決済」は、消費者がEC決済時に口座情報の入力と認証を行うだけで、購入代金を消費者の口座から直接かつ即時に引き落とす決済サービスです。EC事業者は本サービスを導入することで、各金融機関と個別に契約・接続することなく、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、横浜銀行など100を超える金融機関(2022年3月29日時点)の口座引き落としによる支払いを提供することが可能となります。
なお、本サービスはGMO-PGが提供する総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」の決済手段として提供するため、EC事業者はクレジットカード決済や後払い決済サービス「GMO後払い」などと併せて、「口座直結決済」を一括してECサイトに導入・管理することが可能です。
今後もGMO-PGは、ECやオンラインサービスを展開する事業者に、多様化する消費者ニーズに合わせた決済手段を提供してまいります。
- 【背景と概要】
日本国内のBtoC EC市場規模は2020年時点で19.2兆円、EC化率は2015年の4.7%から8.0%(※1)まで拡大しています。インターネットの利用者比率が2020年時点で83.4%(※2)と若年層から高齢者層まで利用層が拡がるなか、これまでECを利用していなかった層のEC利用が増え、ECにおける決済手段へのニーズも多様化すると推測されます。一方で、金融機関のうち日本における個人の銀行口座保有率は2021年8月時点で90.6%(※3)と9割を超えており、多くの消費者層が利用できる決済手段の一つとして、金融機関の口座を活用した決済サービスが考えられます。
このような背景のもとGMO-PGは、ECでの決済手段として、消費者が金融機関の口座情報入力と認証を行うことで、口座からの引き落としによる支払いができる「口座直結決済」の提供を2022年9月下旬より開始いたします。
「口座直結決済」は購入代金を消費者の口座残高から直接かつ即時に引き落とす決済方法のため、自身の口座を財布に見立てた現金決済のような感覚でお支払いできます。クレジットカードを持たない・あまり利用をしない、使い過ぎや払い忘れを防ぎたいといった消費者も利便性良くECで利用することが可能です。また、ECだけでなく、オンラインサービス、デジタルコンテンツ、サブスクリプションサービスなどのシーンでも利用できます。
EC事業者がECやオンラインサービスで口座から直接かつ即時引き落としによる支払いを提供するには、今まで各金融機関と個別に契約を結びシステム接続を行う必要がありましたが、本サービスを利用することで各金融機関と個別に契約・システム接続をすることなく、金融機関の口座引き落としによる支払いを提供することが可能となります。
なお、本サービスは総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」の新しい決済手段として提供するため、EC事業者はクレジットカード決済・「GMO後払い」・キャリア決済といったEC決済手段と併せてご利用できます。
(※1)2021年7月発表 経済産業省「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」
市場規模は物販系分野・サービス分野・デジタル分野の合算、EC化率は物販系分野の値。
URL:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf
(※2)2021年6月発表 総務省「令和2年通信利用動向調査報告書(世帯編)」
URL: https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/pdf/HR202000_001.pdf
(※3)2021年12月発表 一般社団法人 全国銀行協会「よりよい銀行づくりのためのアンケート(報告書)」
URL:https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/news/news331230.pdf
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