
マイユウ株式会社は、カプセルトイ専門店向けの店頭参加型抽選アプリを開発し、カプセルトイ専門店を運営する法人を対象に、導入費用・月額利用料ともに無料での提供を開始しました。本アプリは、実際に店舗を訪れた人を対象に抽選を実施し、参加後はその場で待機する必要がなく、当選した人だけが指定時間に戻るという仕組みを採用しています。
約1,960億円規模に成長したカプセルトイ市場の現状
一般社団法人日本カプセルトイ協会が発表した「2025年度カプセルトイ市場動向調査」によれば、国内のカプセルトイ市場は製造元出荷ベースで約1,960億円の規模に達したとのことです。2024年度の約1,410億円から39.0%の増加を記録しています。店舗型カプセルトイ専門店についても、2026年1月31日時点で全国900店舗以上に拡大しているということです。

市場が急速に拡大する一方で、人気商品については従来の先着販売方式だけでは対応が困難な状況が生まれているようです。実際に、一部の人気商品では、イベント用のオンラインチケットサービスを活用した事前抽選に加え、指定時間への来店や本人確認まで導入されるケースが見られるとのことです。
数百円の商品を購入するために、オンラインで応募を行い、当選結果を確認し、指定時間に来店して本人確認を受けるという状況が発生しているということです。
人気商品の販売が「イベント化」する課題
マイユウ株式会社は、この状況を単純な行列問題ではなく、急成長したカプセルトイ市場において、人気商品を販売するための専用インフラが整備されていないことの表れだと分析しています。
一部の人気商品を扱うカプセルトイ売場では、商品を補充して販売するだけでは対応できず、応募受付、抽選、来店時間の分散、本人確認、商品の引き渡しまでを店舗側が運用せざるを得ないケースが生まれているとのことです。
商品完売が必ずしも店舗の成功とは限らない理由
人気商品が完売すれば、その商品の販売だけを見れば成功といえます。しかし、購入希望者で店内や通路が埋まってしまい、通常のお客様が入店を諦めたり、通常の商品を見ることができなかったりした場合、店舗全体としても成功だったといえるでしょうか。同社はこのような問題提起をしています。

入店できても、ゆっくり商品を見ることができない、店を出るにも人の間を抜けなければならないという状況では、「今日は混んでいるから、また今度にしよう」と思われる可能性があるということです。
そう思われた時点で失われるのは、人気商品の売上ではありません。通常商品の販売機会と、普段利用しているお客様の次回来店です。小売店は、一度の商品完売だけで継続していくものではなく、既存のお客様を大切にし、何度も利用してくれる店のファンを増やすことで成り立っているとのことです。
その日の商品が売り切れることと、翌日もその店が選ばれることは別の話です。人気商品を売るために、普段その店を支えているお客様を遠ざけてはいけないと、マイユウは考えているということです。
列整理、整理券、事前抽選それぞれに残る課題
行列への最初の対応は、スタッフによる列整理です。列を整えれば、事故や混乱は減らせます。しかし、人がその場に集まり続けていることは変わりません。店外に並んでもらえば、今度は周辺店舗や通行する人に負担をかけることになるということです。
次に使われるのが、先着順の整理券です。整理券を受け取った後は、その場を離れられます。しかし、数量限定の商品に対して先着順で整理券を配れば、今度は整理券を受け取るための列ができます。「早い時間から並ばないでください」と案内しながら、「早く来た人から購入できます」という販売方法を取るという、根本的な矛盾があるとのことです。
事前抽選にすれば、受付期間内の応募時刻によって当選確率は変わりません。早朝から並ぶ理由を減らすことができます。列整理は人を整然と並べる方法、整理券は列に並ぶ時間を短くする方法、抽選は早くから並ぶ理由そのものをなくす方法といえるということです。
ただし、自宅から応募できるオンライン抽選にも、常設店舗で利用するうえでの課題が残るとのことです。
オンライン抽選における応募機会の不公平性
自宅から応募できるオンライン抽選の場合、人気商品を欲しい人は、近隣の複数店舗へ申し込むことができます。当選した店舗にだけ行けばよいためです。
普段利用する一店舗だけに応募する人の応募機会は1回です。近隣の5店舗へ応募する人には、5回の応募機会があります。一つひとつの抽選は公平でも、複数店舗へ広く応募する人ほど当選する可能性が増え、いつもの店舗だけを選ぶ人ほど不利になりやすい構造だということです。
複数店舗へ応募することは、個人にとって合理的です。しかし、全体では応募数だけが膨らみ、普段利用する一店舗だけを選んだお客様が一方的に不利になる可能性があるとのことです。
何度応募しても当たらず、近隣の別店舗で同じ商品を見つければ、次からは「いつもの店だけを見る必要はない。最初から全部の店を探せばいい」と考えるかもしれません。自店の人気商品をきっかけに、普段自店を利用しているお客様が競合店を探し始めるのは、地域のお客様と長く関係を築く常設店舗が本来目指すべき結果とは反対だということです。

広域イベントや期間限定の催事では、地域を問わず広く応募を受け付ける方法が適しています。一方、地域のお客様に繰り返し利用してもらう常設店舗では、実際にその店舗まで足を運んだ人を対象にする抽選も必要だということです。
カプセルトイに適した販売設計の必要性
人気商品の行列対策に必要なのは、抽選機能を追加することだけではありません。誰を参加対象とするのか、参加後はどこで過ごしてもらうのか、当選者をいつ売場へ戻し、どのように商品を引き渡すのか、常設小売店の営業を妨げない販売方法として全体を設計する必要があるとのことです。
一部の店舗では、イベント用のチケットサービスに時間指定や本人確認などの条件を加えて対応しています。しかし、これは商品購入者をイベント参加者として管理する方法だということです。
マイユウは、実際に店舗を訪れた人を参加対象とし、参加後はその場に残らず、当選した人だけが指定時間に戻るという、カプセルトイ専門店の通常営業に適した販売方法として本アプリを設計したとのことです。
実際に店舗へ来た人の中から抽選する仕組み
本アプリは、誰でも自宅から応募できる方式ではありません。実際に店舗を訪れた人を抽選の対象とするということです。
利用の流れは次のとおりです。
- お客様が店舗を訪れます。
- 店頭に掲示された専用QRコードを読み取ります。
- 店舗のLINE公式アカウントのトーク画面が開きます。
- 位置情報で来店を確認し、抽選に参加します。
- 参加後は売場や通路で待たず、買い物や食事などを続けます。
- 指定時刻にスマートフォンで抽選結果を確認します。
- 当選した人だけが指定時間に売場へ戻り、当選画面を提示して商品を引き換えます。

引き換えが完了したチケットは、店舗側で使用済み処理を行います。本アプリは、行列を長時間管理したり、待っている人を店外へ移動させたりするためのものではないとのことです。最初から長い列を作らず、これまで行列に使われていた時間を、買い物や食事、館内を回る自由な時間に変えるためのアプリだということです。
LINEのトーク画面で参加から引き換えまで完結
お客様は、店頭QRコードから店舗のLINE公式アカウントを開き、トーク画面から抽選に参加できるとのことです。抽選チケットの受け取り、結果の確認、当選後の引き換えまで、同じ画面から進められます。
店舗の運用に応じて、ブラウザやメールによる案内も併用できます。位置情報は、抽選参加者が実際に店舗へ来ていることを確認する目的で利用するとのことです。利用目的や取得する情報などを事前に表示し、利用者の同意を得たうえで取り扱うということです。

イベント作成画面では、開催時間、抽選時間、当選人数、引換時間、位置情報の利用などを設定できるとのことです。

イベントごとの専用QRコードが自動で作成されるということです。

店舗のLINE公式アカウントのトーク画面から抽選に参加し、デジタルチケットを受け取れるとのことです。

抽選結果をLINEのトーク画面で確認できるということです。
カプセルトイ専門店運営法人へ無料提供
本アプリは、カプセルトイ専門店を運営する法人を対象に、導入費用・月額利用料ともに無料で提供されるということです。有料化を前提として開発したサービスではなく、現時点で有料化の予定はないとのことです。
人気商品の行列は、一つの店舗だけの問題ではありません。普段のお客様、周辺店舗、商業施設、通行する人を含め、売場全体に影響する業界共通の課題です。導入費用を理由に対策が進まない状態を避け、必要とする店舗が利用できるよう、無料で提供するということです。
なお、LINE公式アカウントなどの外部サービスを利用する際に発生する費用は、各社の契約内容に準じるとのことです。
代表コメント
マイユウ株式会社の代表取締役 堀田 暁氏は次のようにコメントしています。
「人気商品が完売することと、店が長く選ばれることは、必ずしも同じではありません。行列のために普段のお客様が店へ入れない、周辺店舗や通行する人に負担をかける、先着整理券を配るために別の行列ができる。こうした問題を、列の管理だけで解決することには限界があります。作りたかったのは、人をきれいに並べるためのアプリではありません。最初から長い列を作らなくて済む販売方法です。」
「実際に店舗へ来た人が抽選に参加し、その後は買い物や食事へ戻る。当選した人だけが指定時間に売場へ戻る。人気商品を目当てに来たお客様、普段から店を利用しているお客様、周辺の店舗が、無理なく共存できる売場をつくりたいと考えています。人気商品を売るために、普段その店を支えているお客様を失ってはいけません。」
サービス概要
サービス名称は、カプセルトイ専門店向け店頭参加型抽選アプリです。対象は、カプセルトイ専門店を運営する法人となります。
主な機能は、店頭QRコードによる参加受付、店舗のLINE公式アカウントとの連携、位置情報による来店確認、抽選、LINE・ブラウザ・メールによる結果案内、当選画面、使用済み処理などです。
提供費用は、導入費用・月額利用料ともに無料です。
出典元:PR TIMES



















