
くふう生活者総合研究所(くふう総研)は、全国の生活者7,104名を対象として、AI活用に関する意識調査を実施しました。
生成AIの急速な普及により、AI(人工知能)は専門家向けのツールから、日常を支える身近な存在へと変化しています。生成AIが会話やニュースで取り上げられる機会も増加している中、同調査では、多様な世代の生活者がAIとどのように向き合い、どのような場面で活用し、どのような価値を見出しているのかが深掘りされました。
この記事の目次
調査結果のポイント
今回の調査で明らかになった主なポイントは以下の通りです。
- 約8割が「AIを身近に感じる」と回答
- 約7割がChatGPT、約6割がGeminiの利用経験がある
- 日常生活でAIを使いたい場面は約8割が「調べもの・解説」。「話し相手・愚痴聞き」も約3割
- AIによって6割以上が「時間にゆとりができる」と回答。約3割が「ストレスや孤独感が和らぐ」
調査の概要
調査テーマ:AI活用に関する意識調査
調査エリア:全国
調査対象者:家計簿サービス「くふう Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」ユーザー計7,104名
調査期間:2026年5月29日(金)〜6月1日(月)
調査方法:インターネットによる調査
約8割の生活者がAIを身近に感じると回答

調査の結果、回答者の約8割が日常生活で「AIを身近に感じる」と回答しました。内訳は「とても身近に感じる」が39.1%、「やや身近に感じる」が38.7%となっています。

「身近に感じる」(「とても身近に感じる」「やや身近に感じる」の合計)という回答の割合は若い世代ほど高い傾向にありますが、70代以上の世代においても6割(60.4%)が「身近に感じる」と回答しており、日常生活でのAI活用は全世代に広がっていることが確認されました。
ChatGPTは約7割、Geminiは約6割が利用経験あり

利用したことがあるAIサービスとしては、「対話・文章作成のAI」(67.0%)、「スマホの音声会話型AI」(45.9%)と生成AIが上位に挙がりました。
サービス別の利用率(「日常的に使っている」「使ったことがある」の合計)では、1位が「ChatGPT」(67.8%)、2位が「Gemini」(56.2%)という結果になりました。
日常での活用場面は「調べもの・解説」が約8割、「話し相手・愚痴聞き」も約3割

AIを日常生活でどのようなことに使っているのか、また使ってみたいことについて質問したところ、最も多かったのは「情報検索、わからないことの説明」(81.5%)で、調べものや解説に使いたいと考える人が多いことが分かりました。
その他、「旅行スケジュール作成」「余り物でレシピ提案」「運動メニュー作成」など、特に生成AIに情報収集とプランニングを任せたいと考える人が多い中、注目すべきは「日常のちょっとした話し相手・愚痴聞き」と回答した人が約3割(29.6%)いたことです。これにより、AIがコミュニケーションツールとしても活用されていることが明らかになりました。
生成AIの活用エピソード
アンケートでは、生成AIが非常に身近な存在となっていることが分かる実体験が多数寄せられました。以下、代表的な活用エピソードが紹介されています。
- ママ友のLINEの返信や、学校の提出物、子どもの自由研究などにも使用(50代女性)
- 手相やタロット占いをよくしてもらっている。案外楽しく、良い暇つぶしになる(30代女性)
- ダイエット支援で活用。伴走者として利用しPDCAを高速で回すスタイルに合っていて、一年で15kg痩せた(30代男性)
- 子どもの受験勉強サポートにもはや生成AIは欠かせない。地理・歴史の語句の説明、間違えた問題の類題の作成、模試結果の分析と学習計画立案など(40代女性)
- 高齢の母親にAIの使い方を教えたら、ペットの飼育方法を相談する相手になってくれたみたいで、私への電話が減った。忙しい時にかかってこなくなったので助かった(50代女性)
- 旅行プランを検討する時、いろいろな好みを教えたら、思わぬ提案があり、楽しい旅行になりました(60代男性)
- 他の人には言えないことをなんでも相談できる。知らないことも気軽に教えてくれる(40代女性)
- 自己分析を行い、今までに考えたことがない観点で自分のことが整理された。それを通じてAIへの信頼があがり、健康や金融などハイリスクな相談もどんどん行えるようになった(30代男性)
- わざわざ相手の時間を使ってまで聞きたい、相談したい事なのか、わからなくなる時があり、でも1人で結論も出せないときのよき相談相手である(40代女性)

日常の相談や調べものにおいてAIが作成する回答については、「ある程度は信頼できる」という選択肢を選んだ人が7割近く(66.0%)で、最終的には自分で判断するものの、基本的には回答を受け入れている人が多数であることが分かりました。参考程度にする、二重チェックが必要と考える「あまり信頼できない」という意見は約3割(27.2%)でした。
6割以上が「時間にゆとりができる」、約3割が「ストレスや孤独感が和らぐ」と回答

AIを暮らしに取り入れることで生活や気持ちにどのような変化があったかを尋ねたところ、「家事や調べもの・作業の時間が短縮され、時間にゆとりができる」(64.1%)と回答した人が最も多くなりました。
特に生成AIが迷ったときに意見を聞く存在として使われていることもあり、「自分の選択や判断に自信が持てるようになる」(40.4%)という回答や、メンタルケアに役立てている人からは「日々のちょっとしたストレスや孤独感が和らぐ」(27.4%)という変化も上位に挙がりました。

今後については、「情報の正確性が高まること」を期待する人が約6割(59.8%)で最も多く、「詐欺・セキュリティ対策」(22.0%)が続きました。
日々の検索から意思決定に至るまで、AIが生活者の「頼れるパートナー」として着実に浸透している実態が明らかになった調査結果となりました。
くふう生活者総合研究所について

くふうカンパニーグループが提供する生活者向けサービスの運営を通じて蓄積される生活者の行動データやリアルな声を分析・理解することで、個人の生活満足度および社会全体の生活満足度の向上に資する情報発信を目指しています。
チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」について

2013年にスタートした、食品スーパーマーケットをはじめ様々な業態の小売店のチラシ・買い物情報を掲載しているWebサービス・アプリです。パソコン・スマートフォンから無料で情報の閲覧が可能です。掲載店舗は約27万店舗、30〜50代の女性を中心に月間1,700万人以上に利用されています(2026年1月時点)。
※「トクバイ」は2025年10月に「くふう トクバイ」にサービス名称を変更しました。
家計簿サービス「くふう Zaim」について

1,200万ダウンロードを超える家計簿サービス「くふう Zaim」は、スマートフォンなどから簡単に家計簿を記録できるサービスです。紙のレシートを撮影して自動で読み取る機能に加え、銀行やクレジットカードとの連携機能によって支出や収入を自動的に記録できるため、手軽に家計を管理できます(2026年1月時点)。
※「Zaim」は2025年10月に「くふう Zaim」にサービス名称を変更しました。
出典元:くふう生活者総合研究所













