
ウリドキ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:木暮康雄)は、同社が運営するC2B買取プラットフォーム「ウリドキ」において、リユース商品に特化した画像分類AIモデル「Uridoki Item Image Classifier」の導入を発表しました。
この新しいAIモデルは、ユーザーが査定依頼の際に商品画像をアップロードすると、画像の特徴をAIが自動的に分析し、各カテゴリに属する可能性を確率分布として算出するものです。特定のカテゴリの値が他のすべてのカテゴリと比較して極端に大きい場合は、そのカテゴリを商品カテゴリとして自動判定します。一方、偏差が小さいケースでは、ユーザーに候補を提示して適切なカテゴリの選択をガイドする仕組みとなっています。
本AIモデルは、ブランドバッグの底面や内側を撮影した画像、高級時計をバンド部分も含めて斜め下から撮影した画像など、リユース業界において頻繁に見られる出品画像を高精度で分類できるように最適化されています。
開発にあたっては、ウリドキがこれまでに蓄積してきた120万件超(※1)のリアルなリユース商品画像(※2)を活用しており、導入時点では42カテゴリ(※1)の商品分類に対応しています。検証データにおける主要カテゴリの全体精度は87%を達成しています。さらに、査定依頼時に売り手ユーザーが登録する商品の正面画像や全体像を撮影した画像に限定した場合では、分類精度が95%を超えており、実際の運用において高い分類性能が確認されているとのことです。
この記事の目次
開発の背景について:査定依頼時の「カテゴリ選択」における迷いや負担の軽減

ウリドキでは、ユーザーがより簡単に査定依頼を行えるサービス体験の実現を目指して、AI技術を活用した査定依頼導線の改善に取り組んでいます。
従来の仕組みでは、ユーザーは査定依頼時に商品のカテゴリを手動で選択する必要がありましたが、この作業にかかる手間を軽減できないかという検討が進められてきました。その結果、商品画像からカテゴリを自動分類する画像認識AIモデルの開発・導入に至り、査定依頼時の入力負荷軽減と利便性の向上を図っているとしています。
本AIモデルの特徴と優位性について:リユース領域に特化した独自学習
実際の買取プラットフォームにおいては、商品の全体像だけではなく、一部分のみを撮影した画像や、使用感・傷がある状態の商品画像が投稿されるケースが数多く見られます。
本モデルは、既存の画像認識モデルを基盤としながらも、ウリドキが保有するリアルな取引画像データを活用して、独自に最適化(ファインチューニング)が行われています。これにより、一般的な画像認識モデルでは判別が困難なアングルや状態の商品画像についても、カテゴリ分類を実施することが可能となっています。
システムの処理フローと主な特徴について
本モデルは、以下のような処理フローで稼働します。

- 商品画像のアップロード
ユーザーが査定依頼を希望する商品の画像を、スマートフォンまたはPCからアップロードします。
- 画像の自動解析と高速処理
アップロードされた画像データをもとに、AIが瞬時に分類処理を実行します。
- 確率分布に基づく最適なカテゴリ割り当て
画像を単一のカテゴリへ一律に限定するのではなく、各カテゴリに属する可能性を確率分布として算出し、その中で最も確度の高いカテゴリを提示する仕組みとなっています。
- 判定が難しい画像への適切な例外処理
商品画像によっては複数のカテゴリに確率が分散するケースがあり、必ずしも最適なカテゴリを特定できない場合があります。その際には、出品者に候補リストから選んでもらう、または直接カテゴリを選択してもらうなどの対応に速やかにフォールバック(代替処理への切り替え)する仕組みが採用されています。
今後のシステム展開について
ウリドキでは、AI技術を活用したサービス改善を継続的に推進しており、これまでにも異常査定価格の自動検出(第1弾)、査定依頼画像解析(第2弾)、レビュー判定(第3弾)などのAIシステムを開発・導入してきました。
今回の「Uridoki Item Image Classifier」は、これらのAI活用施策に続く第4弾として開発・導入されたものです。
今後については、サービス運用を通じて蓄積されるデータを活用しながら、継続的な学習と改善を実施し、カテゴリ推定精度の向上に取り組んでいく方針です。
- 継続的な再学習によるカテゴリ自動判別精度の向上
日々のサービス運用を通じて蓄積される最新の画像データや判定結果を、継続的にAIモデルへフィードバックする仕組み(再学習パイプライン)を構築・運用します。これにより、新商品の登場や出品トレンドの変化、リユース業界特有の多様な撮影環境にも柔軟に適応し、カテゴリ自動判別の精度向上に取り組んでいくとしています。
同社は、プラットフォームの運営を通じて日々蓄積されるデータを活用し、リユース領域におけるAI技術の実用化と機能の高度化を推進していく方針です。
これからも実際のサービス運用を通じて得られる知見を迅速に機能へと還元し、ユーザーが「より簡単、より安心」にモノを売ることができる、利便性の高い買取プラットフォームの提供を目指していくとしています。
※1 学習データ数および分類カテゴリ数、分類精度は導入時点(2026年6月現在)の数値であり、継続的な学習およびサービス拡張に伴い変動する場合があります。
※2 本モデルは、同社サービスの運営を通じて蓄積された商品画像データを、個人情報の保護に配慮し、適切に管理した上で活用して開発されたものです。
C2B買取プラットフォーム『ウリドキ』について
『ウリドキ』は、モノを売りたい人と買取店を繋ぐマッチングプラットフォームです。マッチングサービス『ウリドキ!』とリユース記事特化WEBメディア『ウリドキプラス』の2つのサービスを軸にプラットフォーム事業を展開しています。
『ウリドキ!』は、商品の写真や状態を入力して査定依頼をすると、複数の査定士から見積もりが受け取れるサービスです。複数店舗に問い合わせることなく、一度の申し込みで買取価格の比較が可能となっています。メッセージ機能で査定士と直接やりとりし、「高く売りたい」「早く売りたい」「口コミ評価の高い買取店に売りたい」など、目的に合った買取店へ売ることができます。
ウリドキ株式会社の会社概要
会社名:ウリドキ株式会社
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-6-3 新宿御苑フロント9F
代表者:代表取締役 木暮康雄
設立:2014年12月1日
事業内容:C2B買取プラットフォーム『ウリドキ』の運営
出典元:ウリドキ株式会社












