
映像制作を手がける株式会社OrangeJacket(本社:東京都北区、代表取締役:山田 将貴)は、2026年5月27日よりアパレルブランドに向けた伴走型AIクリエイティブサービス「Looqr(ルッカー)」の提供を開始したことを発表しました。
「Looqr」は、ブランド専用のAIモデルを構築し、洋服の精密な合成技術(バーチャル試着)と月次でのSNS運用支援を組み合わせた統合型のサービスとなっています。アパレル業界が直面している担当者への依存、撮影にかかるコスト、更新頻度の課題に対して、人員を増やすことなくブランド発信を継続できる体制を実現するとのことです。
この記事の目次
「Looqr」の主な特長

「Looqr」は、アパレル業界向けに次の4つの機能を統合した月次伴走型のサービスとして展開されています。
ブランド専属AIモデル

ブランドが持つ世界観やターゲット層に応じて専属のモデルを構築します。同一のAIモデルを使用することで、シーズンをまたいでも世界観の一貫性を保つことが可能となっています。
洋服の精密な合成技術

実際の商品画像をそのままAIモデルに着用させる形で合成します。柄やロゴ、シルエットを再生成することなく維持するため、ECサイトへの掲載にも耐えうる正確性を実現しているとのことです。
月次でのSNS運用支援
画像の制作から投稿企画、運用代行、分析と改善まで、月次で継続的に支援を行います。
専用の運用基盤
ブランドの世界観、専属モデル、生成履歴を案件単位で蓄積していく独自のプラットフォームを運用しています。長期的な運用における品質の安定とスケールを可能にしているとのことです。
近年、アパレル業界においては生成AIを用いた商品撮影代替サービスが多数登場しています。そのほとんどは画像生成や撮影代替を中心としていますが、「Looqr」は画像制作後のSNS運用まで一貫して伴走する点で差別化を図っているとしています。
サービス開始の背景となるアパレルSNS運用の構造的課題
アパレルブランドにとって、SNSは認知の獲得、ファン形成、販売導線を担う重要なチャネルとなっています。しかし現場では、運用を継続的に回すこと自体が困難になっているのが実情です。同社がアパレルブランドの広報やマーケティング担当者と対話する中で明らかになったのは、次の3つの構造的課題です。
クリエイティブの属人化
撮影のディレクションやモデルの手配、編集、投稿企画の多くが、特定の担当者の経験と感覚に依存しています。担当者の異動や退職により運用が停止し、ブランドの発信が滞るリスクを多くのブランドが抱えている状況です。
撮影コストとSNS更新頻度のジレンマ
アパレルブランドのモデル撮影は、1回あたり70万円から100万円のコストがかかり、企画から納品まで数週間のリードタイムを必要とします。一方、SNSでは週に数回の更新が前提となっており、撮影の頻度では更新頻度に対応できない構造的なミスマッチが生じています。
ブランド世界観のスケール困難
シーズンや商品ごとにモデルやロケーション、撮影トーンが変わることで、アカウント全体の世界観の一貫性を維持することが難しくなっています。フィード全体を見た時のブランドらしさを保ち続けるには、運用設計とクリエイティブの両面での継続的な対応が必要となります。
「Looqr」が提供する3つの価値

「Looqr」は、これらの構造的課題に対して「AIモデル × バーチャル試着 × 月次運用伴走」の3つの層で解決を図るとしています。
ブランド専属のAIモデル構築
ブランドの世界観やターゲット、トーンに合わせて専属のAIモデルを設計・構築します。同じAIモデルでシーンやポーズ、環境を自由に展開できるため、シーズンをまたいでも世界観の一貫性を保ち続けることができるとのことです。
バーチャル試着による洋服の精密な合成
クライアントの実際の商品画像を、構築したAIモデルに合成します。洋服の柄やロゴ、シルエットを再生成せずに保持するため、ECサイトに掲載しても返品リスクにつながりにくい正確性を維持しているとのことです。
映像制作会社による世界観の継続発信
「Looqr」は単なるAI画像生成サービスではなく、月次での伴走運用を前提に設計されています。同社がTVCMなどのハイエンド映像制作やSNS運用、YouTube運用で培ってきたノウハウを活かし、AIモデル構築から投稿企画、運用、分析改善まで継続的に支援するとしています。
ブランド資産を蓄積する独自プラットフォーム

「Looqr」のサービス基盤として、同社は独自のプラットフォームを開発・運用しています。このプラットフォームは、案件ごとに以下の要素を一元管理する運用基盤です。
- ブランドの専属AIモデルとその参照画像セット
- ブランド世界観を反映したプロンプト設計
- 過去の生成画像と運用履歴
- 案件単位での生成数、コスト、運用状況の可視化
月次伴走を続けることで、ブランドごとの世界観の蓄積がプラットフォーム上に積み重なっていく構造となっています。これにより、担当者が交代した場合でも世界観の連続性が失われず、運用を続けるほどブランド資産が積み上がる仕組みとなっているとのことです。
「Looqr」は単発の画像生成サービスではなく、ブランド世界観を継続的に編集・運用するパートナーシップを独自基盤を通じて提供するものとなっています。
アパレル業界におけるAI活用の潮流と「Looqr」の位置づけ
2025年以降、アパレル業界では生成AIを活用したサービスが急速に登場しています。商品撮影の代替やサイズ感の再現、トレンド分析など、各社が異なる切り口で業界の課題に向き合っています。
この流れの背景には、SNSやECがブランドの主要な販売導線となる一方で、撮影リソースやSNS運用人員の確保が経営課題化している現実があります。AIで画像を作成できること自体は今後、業界の標準的な選択肢になっていくと考えられます。
その中で「Looqr」は、画像生成の単発提供ではなく、月次の継続伴走によってブランドの発信そのものを支える運用パートナーとしての立ち位置を取るとしています。映像制作で培ってきたブランドコミュニケーションを継続的に編集するノウハウを、AI時代に再定義するサービスとして展開していくとのことです。
サービス内容
- 初期構築:ブランド世界観のヒアリング、AIモデル構築、投稿設計
- 月次運用:AIモデル画像制作、洋服合成、投稿企画、投稿代行、分析レポート
- 提供形態:月次伴走(最短2週間で運用開始)
主な対象
「Looqr」は、特に以下のようなアパレル企業に適したサービスとして設計されています。
- D2Cアパレルブランドやセレクトショップ
- ブランドの世界観を重視しながら、SNS発信を継続したい企業
- SNS担当者が少なく、属人化リスクを抱える運営体制の企業
- 撮影コストや頻度の構造課題を抱えるEC運営企業
今後の展開
同社は「Looqr」の提供開始を起点に、アパレル業界のSNS運用課題を継続的に考察するオウンドメディアの立ち上げや、AIモデルを活用したブランドコラボレーション事例の公開を予定しているとのことです。
「Looqr」は、映像制作で培ってきたノウハウと最新のAI技術を組み合わせることで、アパレル業界の発信を止めない運用パートナーを目指すとしています。
会社概要
会社名:株式会社OrangeJacket
代表取締役:山田 将貴
本社所在地:東京都北区浮間2丁目22番地9
事業内容:映像制作、ブランドコミュニケーション支援(SNS・YouTube等)、AIクリエイティブ事業
出典元:株式会社OrangeJacket プレスリリース












