メルペイ、残高・ポイント・クレジット組み合わせ支払い機能を提供開始 約6割が「レジ前で残高不足に慌てた」経験

株式会社メルペイは、2026年5月12日から、メルペイ残高(「メルカリ」での売上金や銀行口座からチャージした金額)・ポイント・クレジットを組み合わせた支払いが可能となる新機能の提供を開始することを発表しました。本機能により、残高やポイントに不足が生じた際には、足りない分を自動的にクレジットで補うことができるため、レジ前で残高が足りないことに気づいて焦ったり、再度チャージする必要がなくなり、買い物時のストレスが軽減され、利便性の向上とよりシームレスな金融体験の実現が期待されます。

なお、「メルペイスマート払い / メルペイのあと払い」は「メルペイのクレジット」へと名称が変更されています。本機能は本日よりメルカリアプリを利用している顧客を対象として段階的に適用される予定で、機能を利用するには「メルカリアプリ」を最新バージョンへアップデートする必要があるとのことです。

サービス提供の背景

メルペイは、「信用を創造して、なめらかな社会を創る」というミッションを掲げており、2019年2月からスマートフォン決済サービス「メルペイ」の提供を開始しました。コード決済、iD決済、ネット決済などを通じて、売上金(メルペイ残高)を多様な場所で使える環境の構築に取り組んできました。

さらに、「メルカリ」での利用実績などをベースにした独自の与信システムを活用した後払い決済サービス「メルペイスマート払い(現在のメルペイのクレジット)」や「メルカード」を提供することで、先に商品を購入してから後で売上金(メルペイ残高)で決済するという体験を実現してきました。従来の属性情報をベースとした与信ではサービスを受けにくかった層も含め、顧客がメルペイの与信サービスを活用できるようにすることで、新しい購買機会の創出につながっています。

今後は、単純な決済や与信サービスにとどまることなく、よりシームレスな金融体験を提供する「ウォレット」への進化を目指しているということです。その取り組みの一つとして、2025年末には「メルカリ」の売上金を即座に・無料で出金可能となる新サービスが開始されており、今回、従来の決済と与信を組み合わせて提供することで、支払いをよりスムーズにし、さらなる利便性の向上を実現しています。

キャッシュレス決済の課題 約6割が「残高不足でレジ前で慌てた」経験

メルペイが全国のキャッシュレス決済利用者を対象として実施した調査によると、約6割の人が「残高不足でレジ前で慌てた」という経験があると回答しました。後ろに並んでいる他の顧客への申し訳なさや焦りといった、心理的なストレスを感じている実態が明らかとなりました。

さらに、残高不足で慌てた経験があると答えた人のうち約7割が、「現金での支払いに切り替えた」「購入そのものを諦めた」「購入する点数を減らした」と回答しており、残高不足が購買行動自体に影響を及ぼしていることがわかりました。

今回のリニューアルは、こうしたキャッシュレス決済時の課題を軽減し、シームレスな支払い体験を顧客に提供することを目的としています。メルペイ残高やポイントに不足がある場合でも、不足している分だけをクレジットで自動的に充当できる仕組みにすることで、レジ前の支払い直前に残高不足によって止まることがなくなり、スムーズな支払いが可能となります。

調査概要は、インターネット調査(調査対象地域:全国、調査対象者:10代から50代のキャッシュレス決済利用者370人、調査期間:2025年4月14日から16日)となっています。

リニューアルの詳細内容

スムーズな支払い体験の実現

保有している売上金(メルペイ残高)やポイントを優先的に使用しながら、不足している分だけを自動的にクレジットで補うことにより、よりスムーズで無駄の少ない決済体験を提供することを目的としています。

安心・安全な利用設計

現在、売上金(メルペイ残高)を使用している顧客に対しては、メルカリアプリ内でアナウンスや設定変更のガイダンスが表示されます。さらに、クレジットの上限金額を顧客自身で簡単に設定できるため、いつでもメルカリアプリ内でクレジットの「利用できる金額」を確認することができ、使いすぎ防止や無理のない範囲での利用が可能な機能となっています。

初めてメルペイのクレジット利用が発生した際には通知が行われ、意図しない利用を防ぐ仕組みも導入されています。また、メルペイのクレジット利用分については、翌月の引き落としだけでなく即日での支払いも可能となっており、請求を全て後回しにせず顧客に合わせた管理が行えるようになっています。

メルカードで売上金(メルペイ残高)の利用が可能に

従来、「メルカード」では売上金(メルペイ残高)の利用は請求額の支払いに限定されていましたが、今後は店舗での支払いにも売上金(メルペイ残高)やポイントで利用できるようになります。「メルカード」での決済は、メルペイのクレジット利用分として請求され、設定に応じてメルペイ残高やポイントが優先的かつ自動的に充当される仕組みとなっています。

スマホ決済サービス「メルペイ」について

「メルペイ」は、フリマアプリ「メルカリ」で利用可能なスマートフォン決済サービスです。「メルカリ」の売上金のほか、銀行口座やATMから「メルペイ」に残高をチャージして使用したり、チャージレスのあと払い決済サービス「メルペイのクレジット」を活用して、スマートフォンを使って店舗やECサイトでの買い物が可能です。非接触決済サービス「iD」とコード決済の両方に対応しており、「メルカリ」「メルペイ」利用で還元率がアップしやすくなるクレジットカード「メルカード」を発行すれば、全国のJCB加盟店でも「メルペイ」を利用することができます。

なお、「iD」は株式会社NTTドコモの登録商標で、「メルカード」は株式会社メルペイが提供するクレジットカードサービスです。

出典元:株式会社メルペイ

Amazon Payを取り巻くEC決済の動向と実態